| 所在地 | 石川県能美市和気町・下舘町 | 
| 別称 | 白米城、和気山城、舘城 | 
| 立地 | 丘陵頂部、標高138m | 
| 遺構 | 曲輪、土塁、堀、石垣、虎口、櫓台 | 
| 規模 | 360m X 240m | 
| 城主 | 冨樫幸千代、荒川市介(金剛寺三郎右衛門)・長山九郎兵衛 | 
| 時期 | 室町、戦国 | 
| 指定文化財 | 市指定史跡 | 
| 駐車場 | あり | 
| 訪城(登城口)のアクセス |     | 
| 城内の散策路 |     | 
| 遺構・縄張の残り具合 |    | 
| 遺構の地表状態 |     | 
| 城館からの眺望 |   | 
| 城館の見学時間(登城口から) |    | 
| 見学の服装 |     | 
虚空蔵山城案内(PDF)
[案内訂正履歴]
r2 「富樫」を「冨樫」に変更。
配布カード
 虚空蔵山城 Ver.1.1 虚空蔵山城 Ver.1.1
攻城月:2020年6月
踏査時間:約60分

麓から見た虚空蔵山

麓の和気小学校の横に公園があり、そこに数台駐車できる。

もともと小学校横から裏に行く通路があって、そこから大手道が始まっていたのだが、法面工事をしていて通行止めになっていた。

どこから上れるのか探していると公園の斜面に下草を刈ったところがあり、

急斜面だがなんとか上っていった。

それから半年後、もう一度訪れると法面工事はまだ続いており前回上った場所に階段ができていた。

大手道に入ると最初は石段になっている。

しばらくすると山道のようになり

大手門石垣という案内板が出てくる。

大手道の両側に石垣が残っているのだが、案内板の裏は藪でほぼ見えず、反対の崖側を見ると数個の石が見えた。

その崖側の石垣は見晴らし所になっていて

通ってきた麓の平野部を望むことができる。

ふと下に目をやると、崖側はやはり外しにくいのか石垣の石が数段残っている。残存率は正面より側面のこちらの方が良い。下りて横から見られる場所があればいいのにな

上って行くと、本丸と二の丸の分岐に至る。

まず本丸に向かう。

途中一度窪む場所の両側には堀切がある。

本丸虎口

本丸に入る。本丸に城跡の案内板と東屋が建っている。

「本丸虎口の道」と書かれたほうの道へ下りてみる。

堀切を何本か見ることができる。

しばらく行くと「常基寺の道登口」と「薬師坂の道登口」との分岐に至る。薬師坂のほうは大手口に合流するので通行止めだった。
これより先には城郭施設はないので本丸に戻る。

本丸に入る直前の道、遊歩道はまっすぐ行っているが、左の藪が元々の道だという。
入ってみるが藪が深すぎて本丸に到達しなかった。

元の虎口は東屋の近くの木が積まれたあたりにあるらしい。

本丸から夕日に染まる平野を見渡す。木が大きくなりすぎて、伐採してくれるといいのだが

本丸に虚空蔵山の三角点がある。

その三角点近くから北に搦手への道がある。

途中、黒岩の道への分岐がある。

黒岩の案内看板までは下りられるが、それ以上は階段が崩れているとかで通行止めだった。
実際に黒岩まで到達できない。

分岐まで戻り、搦手に向かう。

道が急激に下りるところに土塁がある。

道は下りUターンするように作られている。

搦手の道の右、土塁のある丘陵がある。かなりの落差がある。

戻って土塁の上から道を見下ろす。

最後に二の丸を通過して丘陵の先端まで行ってみた。ここから麓に下りる道はない。
二の丸から先は遊歩道以外は藪で二の丸にも土塁や石垣があるみたいなのだが、見に行けなかった。