| 所在地 | 石川県七尾市馬出町 | 別称 | 所口城 |
| 立地 | 丘陵頂部、標高26m |
| 遺構 | 曲輪、土塁、櫓台 |
| 規模 | 330m X 230m |
| 城主 | 前田利家、前田利政 |
| 時期 | 戦国、江戸初期 |
| 駐車場 | 花嫁のれん駐車場20台以上 |
| 訪城(登城口)のアクセス | |
| 城内の散策路 | |
| 遺構・縄張の残り具合 | |
| 遺構の地表状態 | |
| 城館からの眺望 | |
| 城館の見学時間(登城口から) | |
| 見学の服装 |
小丸山城案内(PDF)
[案内訂正履歴]
r1 城主:前田安勝 → r2 前田利家に変更
配布カード
小丸山城 Ver.2.0
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小丸山城 Ver.9.0
小丸山城 Ver.10.0
小丸山城 Ver.11.0
攻城月:2020年4月
踏査時間:30分

小丸山城址公園入口に建つ石碑。小丸山公園と呼ばれていた名称がいつの間にか変わっていました。

駐車場前には前田利家と妻まつの銅像が建っている。平成13年に翌年のNHK大河ドラマ「利家とまつ 加賀百万石物語」の放映決定を記念して建てられました。

小丸山城本丸を背に立つ銅像

城址公園碑からゆるやかに舗装された上り坂が延びている。
城跡が公園化されたときに改変されていると思われますが、もともとの本丸への登城道も同じようなルートだったのではないかと思います。

3分ほどで第一公園となっている本丸に到着。ここには「史蹟 前田利家小丸山城址」と書かれています。
かつては利家が能登一国の国持大名になって間もなく、七尾城を捨て小丸山城を築城して入ったと考えられていました。現在は史料調査が進み、小丸山城の築城は利家が金沢城へ移った後で、築城の指示は利家が行っているものの在城した可能性は薄くなっています。

近くには案内板が建っている。

先程の碑の後ろに小高い櫓台が残っている。

櫓台はかなり広く、歌碑が建っている。

もう一つ日像上人像が建つ櫓台が残っています。

こちらからは眼下に大念寺山と呼ばれた曲輪が見える。
間の道路建設や住宅地開発でかなり削られているようで、元の姿が想像できない。

日像上人像の櫓台から本丸を臨む。

本丸の北側に展望台があり、

城下の町並みと七尾湾が見える。

本丸と二の丸の間にかかる橋を渡る。

橋からは本丸と二の丸の間の通路を見下ろせる。ここは大規模な堀切だったと考えられている。

第2公園と呼ばれる二の丸、通称天性丸

二の丸から大念寺山方向の眺望

二の丸から下りてきて堀切を見る。

ここには近代に氷室が作られました。

最後に通称愛宕山とも宮丸とも言われた曲輪に行きました。相撲場があります。

愛宕山の北側に城下へ下りる坂がありました。
愛宕山にあった気多本宮の参拝道として愛宕小路と呼ばれました。

この案内板に江戸中期の小丸山城跡の絵図が載っています。
これを見ると、大念寺山は半分くらいになっていますね。

愛宕山の高所には遊具が設置されていて

その遊具の上から見ると、二の丸との間に大きな谷間があることがよく分かる。

今年はコロナ禍でさくら祭り中も人はまばらだった。小丸山城には多種の桜が植えられていて長い期間楽しめるが、4月上旬のソメイヨシノの時期が一番賑わう。