
当社の城郭カードのバージョンの基準についてお話しようと思います。
初期バージョンは「Ver.1.0」です。
「Ver」に続く数字は表面の写真の種類になります。初期バージョンと違う写真を使用する場合に1ずつ増えていきます。2種目は「Ver.2.0」、3種目は「Ver.3.0」となります。
写真に続く数字は表面、裏面の文字の修正回数です。初期バージョンが「0」、1回修正すると「1」になります。2桁目は増刷回数です。初期バージョンでは表示していません。今回、初期バージョンの残り枚数が少なくなっていた七尾城のVer.1.1、Ver.2.0、鳥越城のVer.1.0、Ver.3.0を増刷しました。
サンプル画像の七尾城カードのバージョンは「Ver.1.11」なので、写真の1種目、文字修正1回、増刷1回となります。
去る7月12日夕方からの線状降水帯による豪雨により、石川県かほく市と津幡町で多数の被害が出ました。8月の津幡町の広報誌にその被害状況が掲載され、その中に龍ヶ峰城の法面が崩れた写真もあったため現状確認のため本日訪城してきました。
龍ヶ峰城をまわったところ10ヵ所以上の法面崩落を確認しました。道路に流出した土砂は片付けられていて麓の駐車場まで通行できる状態になっていますが、山森からの道路は一部崩落して狭い箇所もありました。

城山東面

城内北側通路

城内北側堀切手前

北から主郭への通路は両側が崩落

本丸から西側斜面の崩落を見る

本丸下曲輪南側

南側駐車場からの通路入口
もう1ヵ所笠野鳥越城の脇を通ると、登城口付近に大量の土砂が流れているのを確認しました。

トンネル東から。トンネル上が主郭。道路分岐に鳥越城の標柱が建っていたが、左側法面が崩れた土砂で倒れてしまった。

主郭から左の南に続く尾根の斜面が崩れているのが見える。
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大量の土砂が埋め尽くすのを見ると崩落箇所は1ヵ所ではないと想像できる。登城口に到達することもできない。
津幡町は山手の農地や生活道路の被害が多く、城跡の復旧はまだ先のことになると思われる。また別に小熊周辺でも被害があったようなので殿山城でも崩落している可能性があります。
最後に
今年の新作をお待たせしていまして申し訳ありません。数日内にラインナップを一新したチラシを掲載する予定です。今月中旬に2ヵ所で、来月下旬に5ヵ所で新作の販売を開始する予定です。
立春を迎え春は近し。とはいかないのが北陸の冬です。

堀が氷で覆われた福井城址
今年は最低気温が零下になる日も多く、降った雪がなかなか融けてくれないですが、あと一カ月もすれば北陸も絶好の山城めぐりの季節がやってきます。今冬は積雪が十分あったので下草も枯れて地表面がよく見えそうだと期待している反面、能登は大雪で枝折れ被害が多かったのが気掛かりです。

北陸の名城を歩く 石川編
昨年末に「北陸の名城を歩く 石川編」(吉川弘文館、2,750円)が出版されました。能登の城20+加賀の城36の56城が掲載され、今年は本書を片手に訪城する方も増えるのかなと思っています。
そこで訪城の記念にしてもらえるように、年内に本書に掲載されたすべての城郭カードを作成する予定です。
現在、発行済みの城郭カードは以下の場所で販売しています。
道の駅すずなり・・・正院川尻城、飯田城、黒峰城
道の駅のと里山空港・・・松波城、棚木城、左近田堡(左近田砦)、穴水城、甲山城
七尾城史資料館・・・七尾城
あおカフェ・・・七尾城、石動山城、末森城、御舘館、坪山砦
倶利伽羅塾・・・笠野鳥越城、富田和田山城、鳥越弘願寺、龍ヶ峰城、松根城、朝日山城、切山城、柚木城、梨木城、堅田城
喜船商店・・・金沢城、鷹巣城、高峠城、加賀荒山城(荒山城)
白山市観光連盟・・・舟岡山城、槻橋城
白山市立鳥越一向一揆歴史館・・・若松本泉寺、高尾城、虚空蔵山城、和田山城、鳥越城、塔尾超勝寺
花山亭・・・波佐谷城、岩倉城、岩淵城、松山城、大聖寺城、赤岩城、日谷城
まだカード化していない城郭は以下14城ありますが
馬場城、背継城、米山城、幾保比城、勝山城、舘開城、木尾嶽城、多田城、莇谷城、北方城、砂子坂道場、冨樫館(富樫館)、覆山砦、柴田の付城
柴田の付城は訪城済み、先月馬場城と莇谷城に行って来ました。
夏には揃うように集中攻略中です。お楽しみに!
金沢市埋蔵文化財センターで開催されている「山城めぐりキーワードラリー」を紹介します。
6月25日から始まっていたのですが、チラシなどで広報されていないため最近知りました。ようやく涼しくなり城めぐりに最適な季節が近づいてきました。今年の秋はキーワードラリーはいかがでしょう。
山城めぐりキーワードラリー(金沢市埋蔵文化財センター)

まずは金沢市埋蔵文化財センターに行って窓口で山城ガイドブックをもらおう。

A5サイズの冊子

中には山城知識や対象6城の特徴が解説されている。

センターには石川県内史跡のパンフレットが置いてあるのでもらってこよう。

今は堅田城の山麓で見つかった堅田館の企画展を開催している。
開催期間:令和4年9月17日~12月11日

さて、山城ガイドブックの裏表紙見開きに各山城で見つけたキーワードを書くページがある。ここにキーワードを書いてもう一度金沢市埋蔵文化財センターに行く、または所定の手続きで応募する。
対象の6城は以下のとおり

堅田城(金沢市)

切山城(金沢市)

松根城(金沢市)

一乗寺城(富山県小矢部市)

井波城(富山県南砺市)

七尾城(七尾市)
金沢市内3城と市外3城あるので1日でまわろうと思えばギリギリですが、2日以上に分けてゆっくりまわることをお薦めします。今の時期だとまだ堅田城と切山城は草深かった。まわる順序は上に紹介した順がいいでしょう。

最後に、キーワードを集めて金沢市埋蔵文化財センターでもらった景品は3城で特製ボールペン、6城制覇で表紙の魅力的なキャラクターのオリジナルステッカーと測量野帳(小型ノート)。
エンジョイ!山城めぐり

新年明けましておめでとうざいます。
旧年は皆様の応援のおかげで、販売場所を石川県内9箇所に広げて城郭カード・御城印を販売することができました。
本年も石川県の城郭の魅力を伝えるべく、城郭カード・御城印のラインナップの追加、販売の継続に努力していきます。引き続き応援いただけるようお願い申し上げますとともに、期待してお待ちください。

今日から白山市の5城(鳥越城・二曲城・舟岡山城・槻橋城・松任城)を巡るデジタルスタンプラリーが始まりました(主催・白山市観光連盟)。設置場所にあるQRコードを読み込むとオリジナル御城印缶バッジがもらえ、その他施設毎の特典があります。特典はデジタルスタンプラリー画面に表示されます。期間は再来年(2023年)3月末です。巡って楽しんで下さいね!
QRコード設置場所
鳥越城 ・・・ 道の駅一向一揆の里
二曲城 ・・・ 鳥越一向一揆歴史館
舟岡山城 ・・・ 善与門
槻橋城 ・・・ 加賀商会 色絵遊
松任城 ・・・ 千代女の里俳句館

御城印缶バッジ(32mm)の制作に当社も協力させて頂きました。出来映えはいい感じです。ぜひ入手してみてくださいね。

鳥越一向一揆歴史館 企画展「朝倉始末記」
2021年7月24日(土)~9月20日(月・祝)
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
鳥越一向一揆歴史館で夏の企画展が開催されます。今年は企画展に合わせた新しい御朱印はありませんが、朝倉始末記にも記される九頭竜川古戦場の古戦場記念符・古戦場カードを春から配布しておりますので、企画展にお越しいただきお買い求めください。
ふるさとを学ぶ歴史旅を提供する ふるさと探訪・再発見