
永平寺町にある天龍寺。曹洞宗永平寺の末寺。

松岡藩初代松平昌勝公が建立し、松岡藩館にも近い場所にある。

山門

山門の脇に芭蕉塚が建てられている。松尾芭蕉は奥の細道の道中、旧知の仲であった天龍寺の大夢和尚と会うために、金沢からついて来た立花北枝と一緒に寺に一泊したという。俳句が広まるきっかけになった芭蕉を慕う松岡の人々により芭蕉150回忌に建てられた。

山門裏の境内が駐車場になっており、向きを変えて本堂が建っている。

本堂に参る。無人だったが、御朱印コピー(ちょっと薄い)が置かれていたのでいただいた。

境内に芭蕉が北枝と別れて永平寺に向かうときの様子を石像とし、横にそのとき詠んだ句
「物書きて 扇引きさく 余波哉」
の句碑が建っている。

松岡三十三観世音菩薩が並んでいる。

御像堂には藩祖松平昌勝公の御像が奉納されている。

その御像がどういうものか境内の由緒を読んでもよくわからなかったが。後で行った四季の森文化館の貼り紙に写真と御像祭りの由来が書かれていた。やはり写真があるとわかりやすい。
清涼山天龍寺
福井県吉田郡永平寺町松岡春日1-64