「都道府県別」カテゴリーアーカイブ

高岡 瑞龍寺

瑞龍寺

高岡市にある曹洞宗の瑞龍寺。加賀藩三代前田利常が二代利長の菩提を弔うため建立した。
山門、仏殿、法堂が国宝に、総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が重要文化財に指定されている。

瑞龍寺

総門から山門への通路。本来は道の左右に砂紋が引かれているそうだが、現在工事道具が置かれていて立入禁止になっている。

瑞龍寺

山門には仁王像。昼過ぎに行ったが逆光だったので撮影は午前中が良さそうだ。

瑞龍寺

山門前の石の上に建つと、山門越しに仏殿、法堂がすっぽり収まる。

瑞龍寺

左手の空き地には東司があった。

瑞龍寺

今は本尊の釈迦如来の他に、東司の守り神烏枢沙摩明王の御朱印をいただける。

瑞龍寺

回廊側には烏枢沙摩明王像。元々東司に祀られていた像は現在法堂に祀られている。

瑞龍寺

右手の空き地には浴室があった。
先の東司と浴室の復元を目指していて、揃えば禅宗の典型的な七堂伽藍になる。
禅宗の左右対称の建物配置は美しい。

瑞龍寺

浴室の守護神は跋陀婆羅菩薩。

瑞龍寺

山門から仏殿への通路沿いには燈籠が並ぶ。
左手には禅堂

瑞龍寺

重要文化財に指定されている禅堂は、京都東福寺、宇治万福寺と3つのみである。

瑞龍寺

右手には大庫裏。
前の向拝は神仏分離で砺波の千光寺に売却されたが、復元にあたり返却されたもの。

瑞龍寺

庫裏に祀られているのは韋駄尊天。

瑞龍寺

仏殿

瑞龍寺

中央に御本尊の釈迦如来、左右に文殊菩薩、普賢菩薩を祀る。

瑞龍寺

一番奥に法堂

瑞龍寺

中央内陣に前田利長の御位牌が安置されている。

瑞龍寺

内陣の天井には四季の百花草が描かれているようだが、かなり退色して分かりづらい。

瑞龍寺

法堂の左手、回廊の外に石廟が5つ並んでいる。
手前から前田利長、前田利家(利長の父)、織田信長(利長の舅)、信長の側室正覚院(利長の正室永の母)、織田信忠(信長の嫡子で永の兄)

瑞龍寺

石廟内にはそれぞれに越前式の宝篋印塔がある。

瑞龍寺

利長の石廟は他とは違い、壁面に二十五菩薩を刻んでいる。

瑞龍寺

今日も暑い日で、こういう日は日陰の回廊が救われる。
回廊は山門から法堂までの長さがあるのでとても長い。

瑞龍寺

入口から東に八丁道と呼ばれる道が870mまっすぐに延びる。

瑞龍寺

その先には利長の墓所があり、八丁道は墓参道だったのだ。

高岡山 瑞龍寺
富山県高岡市関本町35

高岡 勝興寺

勝興寺

高岡市にある浄土真宗本願寺派の勝興寺。本尊は阿弥陀如来。
浄土真宗はほとんど御朱印がないが、当寺は本尊を書いていただける。

勝興寺

唐門は京都興正寺からの移築

勝興寺

巨大な本殿。京都西本願寺の御影堂を写したと言われる。

勝興寺

国指定文化財としては8番目の大きさだとか。

勝興寺

本殿に詣る。

勝興寺

勝興寺は平成10年から20年がかりで修復工事をしているが、終了が近づき、昨日本坊が一般公開された。
境内ではまだ鼓堂、経堂、渡廊下などがまだ工事中。

勝興寺

手前から奥書院、御内仏、御霊屋

勝興寺

書院

勝興寺

右に大広間、奥左に台所、奥右に式台
現在公開されている場所は、住職らの私的空間なのでいつまで見られるだろうか。

勝興寺

勝興寺には七不思議というのがある。
一、実ならずの銀杏
二、天から降った石
三、水の枯れない池
四、屋根を支える猿
五、魔除けの柱
六、雲龍の硯
七、三葉の松

勝興寺
二、天から降った石

勝興寺
一、実ならずの銀杏

勝興寺
三、水の枯れない池

勝興寺
七、三葉の松

勝興寺
四、屋根を支える猿
あと2つが見つからなかった。

勝興寺

勝興寺の建つ敷地は、越中国の国府国庁があったところとされる。
万葉集を編纂した大伴家持が越中国守として5年間在住したところでもある。

勝興寺

門前寺内町の伏木測候所の建つ場所には国守館があったと推定されている。

勝興寺

本坊の一般公開を記念して、高岡市立美術館では勝興寺展が開催されている。

勝興寺

会期は2カ月ほどだが、どちらに先に行っても、後に行ったほうで割引を受けられる。
展示では普段公開されていない勝興寺の寺宝を間近に見ることができる。

勝興寺

展示図録は1200円。判が少し小さいが、二度三度と貴重な寺宝を確認できる。

雲龍山 勝興寺
富山県高岡市伏木古国府17-1

鳥取 大山寺③

大山寺

大山町にある天台宗の大山寺。5月に続き再訪。
本堂の本尊地蔵菩薩の開創千三百年記念御朱印。

大山寺

もうひとつは下山観音堂の御朱印。本尊は十一面観音菩薩。伯耆観音霊場第十五番札所。

大山寺

前回は開創法要で無料だったこともあり大勢の人がいたが、今日はまばら。

大山寺

下山観音堂横の授与所で御朱印をいただいたが、今日は行列もなく住職に書いていただいた。

大山寺

今日は授与品もゆっくり見られたので、大山開山1300年記念の本尊地蔵尊のはがき(切手付)もいただいてきた。

大山寺

下山観音堂は中国観音霊場第二十九番札所であるとともに、伯耆観音霊場第十五番札所でもある。

大山寺

本堂に詣る。
背後には大山も見える。

大山寺

境内のアジサイが見頃だった。

大山寺

今日は有料で入ったので宝物館も見てきた。

大山寺

この後、大神山神社奥宮から大山に登ったので、帰りは夏山登山道を下山した。
阿弥陀堂にも寄る。

大山寺

阿弥陀堂の前の階段は両側に石垣が残り、往時の塔頭跡の平場が残っている。

大山寺

夕暮れに紅く染まる大山寺の山門

角磐山 大山寺
鳥取県西伯郡大山町大山9

能登 地福院

瑞鳳山地福院

穴水町にある高野山真言宗の地福院。本尊は弥勒菩薩。
今日は能登ふるさと博の秘宝めぐりで、特別拝観をお願いして参詣に来ました。

瑞鳳山地福院

入口は明王院の標柱が建っている。
隣の空き地に駐車し、階段を上っていく。

瑞鳳山地福院

今は寺に至る道はあじさいロードになっている。

瑞鳳山地福院

右手に山門が建つ。

瑞鳳山地福院

山門右に六地蔵。

瑞鳳山地福院

山門正面で道は西へ折れ、明王院の石垣とあじさいが続いている。

瑞鳳山地福院

山門をくぐると庭には羅漢槇。樹齢750年の巨木で、県内随一の高さ。
根元に羅漢像がある。

瑞鳳山地福院

山門を入るとすぐ右手には宝篋印塔

瑞鳳山地福院

左手に本堂が建つ。

瑞鳳山地福院

地福院は崖地の脇に建つので、境内からは穴水湾を眼下に見ることができる。
本堂に入り、本尊右の部屋で両頭愛染明王像を見せていただいた。愛染明王と不動明王の2つの顔を持つ珍しい仏像でした。本尊の弥勒菩薩像と両頭愛染明王像はともに鎌倉期作と言われている。

今回の御朱印は特別拝観の両頭愛染明王になります。

瑞鳳山地福院

実は当寺に来たのは2度目です。1回目は平成28年6月4日
2年前は集落の鎮守、神杉伊豆牟比咩神社に参拝に来て、集落内の寺院を回りました。中居集落には神社が2社あり、寺院が6社あるという密集率が珍しい。神杉伊豆牟比咩神社は六所大権現とかつて言われ、地福院は別当寺でした。往時の繁栄ぶりがうかがえます。しかし、現在はほとんどの寺院が一般職業との兼業らしく、留守が多くなっているという。

当日は偶然にも10年に1日の御本尊の開帳日で、神社で教えてもらって行ったときにはすでに閉じていた(檀家への接待が始まっていた)のですが、わざわざ開けてお詣りさせていただきました。貴重な体験だったのですが、2年も経つと御本尊様の記憶がないのです。写真を見ると角塔婆が建てられたばかりで新しい。

瑞鳳山地福院

あまり天候の良い日ではなく、強風も吹いていたようです。特別な日だったという記憶だけが強く残っています。

瑞鳳山地福院
石川県鳳珠郡穴水町中居ワ112-1

七尾 青林寺

青林寺

和倉温泉にある曹洞宗の青林寺。御本尊は薬師如来。

青林寺

和倉温泉総湯から細い路地を抜けていくと、階段の先が境内になっている。

青林寺

階段下の両側に大きな石仏がある。

青林寺

山門をくぐると

青林寺

正面に本堂が建つ。

青林寺

本堂前に参る。

青林寺

本堂横の鐘楼

青林寺

本堂裏が公園になっていて、西国三十三所観音のミニ霊場となっている。

青林寺

公園の高台に建つ和みの鐘

青林寺

七尾湾と能登島大橋が見える。

青林寺

三十番と三十一番の間には不動堂が建ち、中に2体の不動明王石像が祀られている。
脇には湧き水が流れている。

青林寺

本堂と住居の間に建つ「御便殿」
明治42年、大正天皇がまだ皇太子だったときの北陸行幸で和倉に寄る。古麻神山の突端高所に新築された数時間滞在したという。昭和51年青林寺境内に移築され、昨年10月に国指定登録有形文化財になった。

今回の、能登ふるさと博の秘宝めぐりで特別拝観させていただいた。

青林寺

玉座の間
絹の座布団は100年経っても虫がつかないという。

青林寺

隣の仏間はかつては廊下だったといい、皇太子はこちらから玉座の間に入った。

青林寺

広間には廊下が巡り、高欄が付く。廊下は年輪の細かい秋田杉が使われている。貫にも秋田杉、柱は木曽杉が使われている。かつては高欄の先に七尾湾が広がっていて、それは絶景だったという。

青林寺

今は庭になっているが、

青林寺

見せる庭として、石を敷き詰めて水の流れが表現されているようだ。

青林寺

廊下側から広間を見る。
折り上げ格天井には栃の木が使われ、まるで虎の模様のような「虎杢(とらもく)」がくっきり見える。
広間の先は現在同じ高さになっているが、元は一段下がっていたらしい。

青林寺

最近インスタ映えすると注目されるようになった青林寺。
それが、広間の机に窓の外の風景を反射させて、机の角と高欄と廊下の間を合わせて撮った写真だそうだ。春のツツジが咲いている時が一番いいみたいだが、時間帯によって窓に別の物が映ってしまう。

白巌山 青林寺
石川県七尾市和倉町レ部61

能登 龍護寺②

龍護寺

志賀町にある龍護寺。能登国三十三観音以来2度目の参拝

龍護寺

集落内の狭い路地を進むと、階段の続く龍護寺参道に至る。

龍護寺

階段を上り山門をくぐると、正面に本堂が建つ。
本堂中央には御本尊の釈迦牟尼仏、左の壇上に平安期の薬師如来座像、開山の貝林侑籍禅師、能登三十三観音の竜王竜神観世音菩薩が祀られていた。

龍護寺

今回は能登立国1300年記念秘宝めぐりとして、金毘羅大権現像が特別公開され、御朱印も特別バージョン(書き置き)となっています。

龍護寺第七代利仲長速禅師が、両親の供養のため日向の実家に帰り、帰途は大坂から八隻の船団で北国を目指していた。ところが敦賀沖で大時化となり、禅師の乗った船以外は次々に沈み、救われた船乗りたちも禅師の船に乗り込んだ。激しい嵐の中で禅師がひたすら大般若経を唱えていると、どこからともなく船首に金毘羅権現が現われ、目から煌々と光を放って進路を照らし続けてくれた。寺に戻って禅師自らが刻んだのがこの像で、道先案内役の天狗と習合し、袈裟を身に着けている珍しいお姿。

金谷山龍護寺
石川県羽咋郡志賀町酒見門前67

近江八幡 村雲御所瑞龍寺門跡

村雲瑞龍寺門跡

近江八幡市にある日蓮宗の村雲御所瑞龍寺門跡。本尊は一塔二尊四菩薩。
日蓮宗唯一の門跡寺院で、京都今出川堀川から移ってきた。

村雲瑞龍寺門跡

通常の御朱印は2種類。こちらは日蓮宗本山めぐりの御朱印

村雲瑞龍寺門跡

授与所では案内が出ていないが、びわ湖百八霊場第七十三番(近江湖東第二十番)札所でもあり、お願いすれば定番のバインダー綴りの御朱印をいただける。

村雲瑞龍寺門跡

瑞龍寺は豊臣秀次の築城した八幡山城の城跡の中にあり、徒歩でも上がれるが多くはロープウェーで山頂まで行く。

村雲瑞龍寺門跡

ロープウェー山頂駅を出るとすぐ、地蔵堂が建つ。

村雲瑞龍寺門跡

村雲瑞龍寺門跡

八幡山城の本丸跡に本堂が建つ。

村雲瑞龍寺門跡

開山塔

村雲瑞龍寺門跡

瑞興殿。祀られるのは開山の日秀尼か?

村雲瑞龍寺門跡

金生稲荷神社

村雲御所瑞龍寺門跡
滋賀県近江八幡市宮内町19−9

能登 永光寺②

永光寺

羽咋市にある曹洞宗の永光寺。

永光寺

山門へ至る階段。両側に杉が立ち並び印象的な風景。

永光寺

山門には仁王像が立つ。

永光寺

山門をくぐると廻廊が巡り、正面に本堂が建つ。

永光寺

拝観料を払い本堂に入る。

永光寺

能登立国1300年を記念して山岡鉄舟書が展示されている。
普段でも本堂の襖の鉄舟書が見られる。山岡鉄舟は明治初期に荒廃していた永光寺の復興費のために、書などを多数寄進したというつながりがある。

永光寺

本堂の下には蛇胎石という伝説の巨石が埋まる。

永光寺

本堂の裏山には寺号になっている曹洞宗の五大老禅師の関係品を埋納した霊廟がある。

御朱印帳

能登立国1300年を記念して御朱印は「能登立国千三百年」印が押されるが、拝観・御朱印ともに専用御朱印帳なくても大丈夫みたいだ。

五老峯永光寺
石川県羽咋市酒井町イ11

鳥取 三徳山

三徳山

三朝町にある天台宗の三徳山。

三徳山

入口の階段を上る。

三徳山

三徳山は天台修験の山岳寺院で、三佛寺を中心に、3つの塔頭と多くのお堂が残る。

三徳山

受付で「伯耆之国二大霊山御朱印」の御朱印をいただく。三佛寺の本尊蔵王権現。

三徳山

大山寺と三佛寺の2つをまわって満願成就した。

三徳山

大山寺授与所と三佛寺本堂の印を重ねると、本尊と大山、投入堂が浮かび上がる。ほぼズレずに押せた。

三徳山

最初に右手に集印所があったので、他の2つの御朱印をいただく。
あとで気が付いたが、ここは塔頭皆成院の授与所だった。蔵王尊、瑠璃光如来(薬師如来)は三佛寺でもいただけるが、文殊菩薩は皆成院のみ。

三徳山

文殊菩薩の御朱印

三徳山

薬師如来の御朱印。中国四十九薬師霊場第四十三番札所

三徳山

塔頭皆成院

三徳山

その上に塔頭輪光院

三徳山

そこから上に階段が延びる。

三徳山

登り終えると宝物殿が建っている。

三徳山

さらに一段上に三佛寺本堂が建っている。本堂に詣る。

三徳山

本堂の右上に地蔵堂の屋根が見える。

三徳山

地蔵堂や投入堂へは本堂の右の受付より入る。

三徳山

ただし、入山時間や人数、服装などいろいろと制限が厳しい。
もともと修行の場所で厳しい登拝道だが、平成28年の鳥取県中部地震で被害を受けた。
時間的にもギリギリダメだったが、2人以上でないと登れないのは知らなかった。今回は断念する。

三徳山

今回は少し西にある投入堂遙拝所から投入堂を見る。

三徳山

森の中に投入堂が見える。

三徳山

望遠で投入堂を撮る。それにしてもすごい場所に建っている。直に見たかったなー。
代わりに今回は受付でポストカードを数枚買ってきた。

三徳山 三佛寺
鳥取県東伯郡三朝町三徳1010

鳥取 大山寺②

大山寺

大山町にある天台宗の大山寺。
阿弥陀堂の御朱印。本尊は阿弥陀三尊だが、霊場本尊は聖観音。伯耆観音霊場第十四番札所。

大山寺

授与所横の下山観音堂の御朱印。本尊は十一面観音菩薩。中国観音霊場第二十九番札所。

大山寺

大山開山一千三百年記念として「伯耆之国二大霊山御朱印」というイベントで、大山寺と三徳山が連携している。
その御朱印は本堂の本尊地蔵菩薩。

大山寺

今日は大山寺開創一千三百年の開創法要が10時から行われました。

大山寺

本堂前に関係者が集まり

大山寺

住職や大山町町長などの挨拶がありました。
その間も授与所の御朱印待ちは長蛇の列で、開創特別御朱印は2時間で売り切れ。
本堂の特別御朱印は当日は特別御朱印のみということで、以上3つをいただいてきました。

大山寺

10時30分からは伯耆国大山開山千三百年祭御輿行列が行なわれました。
博労座駐車場から大山寺本堂まで大山寺参道を三基の神輿が上がっていきます。
先頭は三徳山の神輿

大山寺

次に大山寺の神輿

大山寺

最後に大神山神社の神輿が行きます。

大山寺

白装束の方々が担ぐ神輿行列良いですね。今回は記念イベントということで普段は許されていない女性の担ぎ手もたくさんいました。

角磐山 大山寺
鳥取県西伯郡大山町大山9

白峰 林西寺②

林西寺

白山市白峰にある林西寺。
今日から修復された白山曼荼羅を公開するということで、午後から行ってきました。

林西寺

今日は天候が下り坂ということで、白峰に着く頃には大雨になってしまいした。

林西寺

白山曼荼羅は本堂に展示されるということで、本堂から入ろうとしたのですが閉まっており、左の白山下山佛の資料館のほうから入りました。撮影は禁止されていたので雰囲気だけお伝えします。

今回修復された白山曼荼羅は、林西寺のある白峰(風嵐村)から上る旧越前禅定道を描いたもので大変珍しい。曼荼羅には十一面観世音菩薩や地獄が描かれる他、開山した泰澄大師と弟子も描かれており、かつては絵解きに利用されたものだろう。住職が曼荼羅の中の読みづらい文字などを抜き出し概要図みたいのを作成されたので、とてもわかりやすかった。

林西寺

今回は26日までの10日間の公開で、明日から3日間永代経会法要が開かれるのに合わせたものらしい。
今後は春と秋の2回公開するらしい。

林西寺

今回は御朱印1種と白山牛玉宝印をいただいてきた。

林西寺
石川県白山市白峰イ68

熊野 青岸渡寺②

青岸渡寺

那智勝浦町にある天台宗の青岸渡寺。西国三十三所観音巡礼第一番札所で、御本尊は如意輪観世音菩薩。
草創1300年記念として特別印が押される。

青岸渡寺

2周目の巡礼は御詠歌をいただいている。

青岸渡寺

山門から入る。

青岸渡寺

現在本堂は足場に囲まれて、修繕中だった。

青岸渡寺

本堂に入り般若心経を唱え、御朱印をいただく。

青岸渡寺

境内からは三重塔と那智の滝が見える。

青岸渡寺

本堂で三重塔の御朱印もいただいた。

青岸渡寺

朱色が美しい三重塔。

青岸渡寺

那智山では平安衣装のレンタルがあり、外国の方々がグループで楽しんでいた。

那智山 青岸渡寺
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山8

津幡 倶利迦羅不動寺④

倶利迦羅不動寺

倶利迦羅山にある倶利迦羅不動寺。

倶利伽羅不動寺

開山1300年記念大法会が9時からだったので30分前に到着した。
近くの駐車場がまだ空いていて良かった。

倶利迦羅不動寺

境内に入ると両側にコーンが置かれている。
後で分かったけど僧侶の行進コースだったみたい。

倶利迦羅不動寺

本堂に入る。すでに人で埋め尽くされていた。正面は座るのが難しかったので横の隙間に座る。
記念大法会は高野山真言宗管長の中西啓寶猊下を御導師に迎えて護摩祈祷が行われた。
本堂内は撮影禁止だったので、本堂までの行進もそうだが祈祷の様子も写真はない。

倶利迦羅不動寺

大法会が終わって本堂前の臨時売店で桜最中を買った。

倶利迦羅不動寺

八重桜まつりが第30回を迎えるのを記念した桜最中。最中に桜を練り込んだ限定1000個の記念バージョンで、小豆、抹茶、餅入り小豆の3種類。山頂のみの販売

倶利迦羅不動寺

八重桜まつりの厄除念仏赤餅つきの準備がされている。

倶利迦羅不動寺

手向神社前から餅をつく厄年の行列が出発する。

倶利迦羅不動寺

本堂前で住職からお払いされて臼の前に向かう。
来賓の挨拶などなかなか餅つきが始まらないので帰ってきた。

倶利迦羅不動寺

厄除念仏赤餅つきのある2日間は手向神社の拝殿扉が開かれて、石堂神殿を見ることができる。

倶利迦羅不動寺

国見山の頂上には四社の倶利伽羅権現石殿が建っている。
倶利伽羅五社権現と呼ばれた権現様だが、四社しかないのは神社神殿がかつてそれだったのでは、とも言われる。

倶利迦羅不動寺

今日は小矢部市街も立山連峰も霞んで見えなかった。

倶利迦羅不動寺 山頂本堂
石川県河北郡津幡町倶利伽羅リ-2

舞鶴 松尾寺②

松尾寺

舞鶴市にある真言宗醍醐派の松尾寺。西国三十三所観音霊場第29番札所。
草創1300年として特別印を押してもらえます。本尊は馬頭観世音菩薩ということで、特別印も馬をモチーフにしている。

松尾寺

通常のに菊花紋が入った御朱印(400円)もある。

松尾寺

西国二週目ということで御詠歌の御朱印をいただいている。

松尾寺

今日は中山寺から青葉山を登拝して松尾寺に下山してきたので裏から入ったのだが、便宜上表口から写真を載せる。
仁王門。現在は仁王像は宝物殿の中に移されている。

松尾寺

階段を上っていくと本堂。

松尾寺

本堂脇の菊桜が満開だった。本堂で般若心経を読経する。

松尾寺

仁王門まで戻り脇の寺務所で御朱印をいただく。

松尾寺

今日はちょうど宝物殿も開いていて、国宝普賢延命像を見られるということで初めて入館した。
普賢延命像は東洋的で魅力的な仏画だった。

青葉山松尾寺
京都府舞鶴市字松尾532

津幡 倶利迦羅不動寺③

倶利迦羅不動寺

津幡町と小矢部市にまたがる倶利伽羅山にある倶利迦羅不動寺。高野山真言宗で、御本尊は倶利伽羅不動明王。

倶利迦羅不動寺

まだ4月というのに暑いです。

倶利迦羅不動寺

今年は倶利迦羅山開山1300年の節目で様々なイベントが行われる。
「開山一三〇〇年」「奥之院御開帳」「八重桜まつり」の3種類の旗がたくさん立っている。

倶利迦羅不動寺

倶利伽羅山の八重桜は毎年ゴールデンウィークに満開になるが、今年は少し早い。

倶利迦羅不動寺

八重桜まつりは今年30回目、開山1300年も祝って桜最中が明日から限定販売されるということで、準備をしていた。

倶利迦羅不動寺

奥之院の前は、28日に開催される大法会の会場になるのだろうか。

倶利迦羅不動寺

大法会を記念した角塔婆が建てられていた。

倶利迦羅不動寺

本堂に入る。

倶利迦羅不動寺

奥之院御本尊御開帳は宝前納め札を奉安し祈祷した方のみお会いできるということで今日はパスした。
御開帳期間中に7日、奥之院御本尊を写したという「秘仏総翡翠倶利伽羅龍王像」に詣った。平成23年4月に寄進されたもので、糸魚川産翡翠でできているそうだ。

御開帳期間中限定の記念御朱印をいただいて帰ることにした。

倶利迦羅不動寺 山頂本堂
石川県河北郡津幡町倶利伽羅リ-2

滋賀 長命寺②

長命寺

近江八幡市の長命寺山にある長命寺。西国三十三所観音霊場第三十一番札所。ご本尊は千手十一面聖観世音菩薩。
2回目の参拝だったが、御朱印帳を忘れたので御詠歌は諦めて特別印のある通常の御朱印をいただく。

長命寺

どうしても今日西国三十三所のどこかに行きたかったので一番近い長命寺へ。
閉門の12分まえに到着。

長命寺

長い階段があることをようやく思い出し本堂へと急ぐ。

長命寺

三重塔もゆっくり見たいところだが、本堂で般若心経を読経し御朱印をいただく。

長命寺

もうすぐ閉門なので人もまばら。
次回御詠歌の御朱印をいただきにまた来たい。

長命寺

駐車場に戻ると一息つく。八重桜がきれいだ。

長命寺

今日4月15日から4月30日まで各札所先着1000名に観音力の特別散華がもらえる企画が始まったので早速行ってきたわけだ。

姨綺耶山長命寺
滋賀県近江八幡市長命寺町157番地

奈良 興福寺②

興福寺

奈良市の興福寺に先月に続き、行ってきました。南円堂前の藤が咲き始めていました。

興福寺

東金堂の前に設置されている勧進所

興福寺

先月は一週目の西国三十三所めぐりの時にいただいた御朱印を確認していなかったので、今回は確認してきて以後追加された2種類をいただくことにした。

興福寺

食堂のあった場所に建てられた国宝殿の御本尊千手観音の御朱印です。

興福寺

まだ国宝殿には入ったことありませんが、次回は予定に入れたいと思う。

興福寺

もうひとつ再建される中金堂の背後にある仮講堂の御朱印です。

興福寺

御本尊は薬師如来ということで、今は入れず、中金堂公開後も建物は残るようです。
10月に中金堂の落成を迎え、公開が始まるということで「また来て」と言われました。

興福寺

落成日あたりまで記念に販売されるお弁当があるということで「是非」と勧められました。
土祝の「興」バージョンと日祝の「福」バージョンの2種類

興福寺

すぐに境内の売店に購入に向かいましたが、まだ到着していないとのこと。あとでチラシをよく見ると11時頃からだった。

春日大社に行って戻ったのは11時40分頃。本当に最後の1個だった。
早い日は10分で売り切れるということで運が良かった。

興福寺

写真で見るよりも良い質感の吉野杉の入れ物。
奈良公園は公園とは言え、あちこちに鹿がたむろしているので食べる場所に困った。

興福寺

奈良に因む食材や料理に舌鼓を打ちながら、鹿に警戒しながらだったのであまり余裕がない食事だったがおいしかった。
日祝バージョンも食べてみたくなった。

法相宗大本山 興福寺
奈良県奈良市登大路町48

奈良 興福寺南円堂

興福寺南円堂

法相宗大本山の興福寺です。

興福寺南円堂

西国三十三観音巡礼の2巡目は御詠歌をいただいている。

興福寺南円堂

予報では雨だったが、傘をささなくてもすむような弱い雨になった。

興福寺南円堂

現在は西国三十三所草創1300年として御朱印に記念印を押していただける。

興福寺南円堂

御朱印の前に般若心経を唱える。

興福寺南円堂

興福寺では中金堂の再建が佳境に入っていて、10月に落慶法要が行われる。

法相宗大本山 興福寺
奈良県奈良市登大路町48

羽咋 妙成寺②

妙成寺

羽咋市にある日蓮宗の妙成寺。

妙成寺

正月1日、2日は無料拝観となっている。御朱印は正月期間は書き置きということで、能登立国1300年の特別印の入ったのをいただいた。

妙成寺

大きな二王門を通り、開山堂、経堂に参り、

妙成寺

五重塔に至る。今年は五重棟建立から400年を迎えるにあたり、5月6日に記念法要が営まれる予定。

妙成寺

本堂、祖師堂の前に人だかりができていた。本堂に参り、自分も待つ。

妙成寺

1日、2日の10時と14時から水行が行われる。ちょうど今年最終の水行を見られたのは新年から運良かった。
ふんどし一丁になって、最初に妙法蓮華経を唱え、

妙成寺

続けて水を桶に入れてどんどん被る。新年から良いものを見られた。

金榮山 妙成寺
石川県羽咋市滝谷町ヨ-1

門前 総持寺祖院⑤

総持寺祖院

旧門前町にある曹洞宗の總持寺祖院。

総持寺祖院

正月の無料拝観はなかった。

総持寺祖院

先月修復が終了したばかりで真新しい屋根になった経蔵

総持寺祖院

昨年土台を修復した山門は覆屋に囲まれて修復真っ最中です。
能登沖地震から10年を経て修復が最終版に入ったというところ。

総持寺祖院

能登立国1300年の今年、特別印が押された御朱印をいただき、大祖堂で参る。

総持寺祖院

時折激しく雪が降る中、境内を後にした。

曹洞宗大本山 總持寺祖院
石川県輪島市門前町門前1-18-1