
さいたま市に鎮座する氷川女體神社。御祭神は奇稻田姫命を主祭神とし、三穗津姫命、大己貴命を配祀する。延喜式足立郡多氣比賣神社の論社。

階段を上って鳥居をくぐる。

鳥居には「武蔵國一宮 氷川女體神社」と書かれている。大宮の氷川神社を男宮とし、氷川女體神社を女宮、中間の中山神社を御子宮として一体の氷川神社とする説を採り、諸国一の宮会にも参加している。

拝殿に参る。

本殿は御垣に囲まれている。

参集殿

拝殿裏に境内社が並ぶ。

拝殿左に宝物庫

境内左手に社務所。御朱印をいただく。

社務所には巫女人形が無数に並び、女性の信仰が篤いことがわかる。

社務所の横には大きな御神木が立っている。

鳥居を下りてまっすぐ行ったところに、岩船祭祭祀遺跡がある。氷川女體神社では、かつて御船祭と呼ばれる祭礼がおこなわれていたが、見沼が干拓されると御船祭は行えなくなり、かわりに岩船祭が行われるようになった。ここは明治初期まで行われた岩船祭の祭礼場跡となる。

丸形の祭礼場には祠が建ち、まわりは池で囲まれているが、木々が繁茂していてわかりにくい。

祭祀遺跡は見沼氷川公園の一部になっており、案内板を見るとその形がよくわかる。
氷川女體神社
埼玉県さいたま市緑区宮本2丁目17-1