編集:白山本宮神社史編纂委員会
発行:白山比咩神社
発売:北國新聞社出版局
発行日:2008年10月7日
ページ数:308ページ+47ページ
定価:17,143円;税
平成20年の御鎮座二千百年式年大祭に合わせて発刊された白山信仰・開山泰澄関係の年表。
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加賀松任 守郷白山神社
旧松任市に鎮座する守郷白山神社。御祭神は菊理媛命。
玉垣に囲まれた境内の入口に鳥居と横に社号標が建つ。
拝殿に参る。
当宮は拝殿に注目が集まる。
というのも、当宮拝殿は白山寺(現在の白山比咩神社)の本地堂を明治2年に移築したものであり、
境内に建つ社記にも本地堂移築の件を含めた由緒が記載されている。
拝殿内には一緒に移された「白山本地堂」の扁額も架かっている。
拝殿を横から見ると、本来の本地堂の正面(または裏)となり、確かに雰囲気が伝わる。
拝殿と右の社務所の間には御神木の大きな木(イチョウか?)が立っている。
その手前には「木津の大松跡地」と碑が建ち、大松があったようだ。
ちなみに地名の「木津」は「こうづ」と読む。
周囲は住宅地で見えづらいが、冠雪した白山が見え、白山の遙拝所としても良い場所であったのだろう。
守郷白山神社
白山市木津町100
加賀松任 倉部八幡神社
旧松任市に鎮座する八幡神社。御祭神は大鞆和気命、菅原大神。
椋部郷の総社と伝えられ、式内社の神田神社とする説もある。
集落の奥、海岸近くに境内がある。
社前に川が流れ、海まで砂丘が広がる中を道路が横切っている。
社前に変わった形の井戸かと思ったら、地下式の手水だった。
水はすでに枯れているが、砂が飛ぶので地下式にしたのだろうか
鳥居の横に社号標。鳥居をくぐり境内に入る。
振り返ると、一段高い境内からは集落の向こうに冠雪した白山が見える。
拝殿に参る。中に入ろうとしたが、サッシは閉じていたので前で参る。
本殿は拝殿、幣殿とつながる覆屋の中。
拝殿内には県内で4点確認されている石山軍記絵馬があるはずのだが、当宮のものは一番新しい明治9年の奉納。
社殿左手に末社稲荷社が海を背にして建っている。
倉部八幡神社
白山市倉部町1
加賀松任 大松神社
旧松任市に鎮座する大松神社。御祭神は品陀和気命、天照大神、蛭児命、菅原大神、事代主命。
文徳実録に記される治田若御子神(式外社)と伝えられるが不詳とされる。俗に八田社と呼ばれ八幡神社と称していたといい、八田(はった)という地名が治田と結びつけられたようだ。
境内の先に一の鳥居が建つ。参道に対しては少し斜めだが、鳥居前の広場に向いているようだ。
鳥居をくぐり家々の間の参道を進むと社名標が2本建っている。前のは明治、後のは昭和の皇紀二千六百年記念のときの建立。後の揮毫は陸軍大将で総理大臣となった林銑十郎氏によるもの。
大松神社への改称は八幡神社の境内地に大松がそびえていたからという。
現在も大きな松が立っている。
参道沿いには灯籠など多くの奉納物が建っている。
中にひとつ気になるものが。
「日露戦役記念」とあるが、台の上に飾られているのは何か?
正面を向いていないのでわかりにくいが、どうやら象のようだ。
よく見ると背中が平らになっていて、前は何か上に乗っていたのか?確かに象だけだとバランスが悪い。
戦役記念ということは先年問題とされた砲弾が飾られていたのかも
拝殿に参る。
本殿は拝殿、幣殿とつながる覆屋の中
境内から東に目をやると冠雪した白山や奥の山々がきれいに見えた。
大松神社
白山市八田町290
加賀金沢 子安神社
金沢市に鎮座する子安神社。御祭神は豊玉姫神、武御名方神、誉田別神。
延暦年間の創建と伝えられ、藩政期には三代前田利常公以降、前田家に出産のある時は歴代祈願したといい、産土の八州原の藁を産後に用いるのを例とした。子安の藁が転じて「安藁」となり安原の地名の由来となっている。
明治40年に諏訪社と八幡社を合祀したということで、元の主祭神は豊玉姫神となる。
境内の背後には畑が広がり、前には工場や会社が建ち並ぶ。
玉垣に囲まれた境内入口には鳥居の前に神橋の手すりが奉納されている。他の奉納物をみてもとても信心深い氏子が多いようだ。
鳥居をくぐり、右手に日露戦争から大東亜戦争までの出征記念碑だろうか
左手には力石が並んでいる。
拝殿に参る。
社殿の左に末社の稲荷社が建っている。
本殿は拝殿、弊殿とつながる覆屋の中。
子安神社
金沢市下安原町東467
加賀金沢 須々幾神社
金沢市に鎮座する須々幾神社。御祭神は味耜高彦根神、伊弉諾神、伊弉册神、蛭児神。
天正15年に小濱神社の境内社であった多賀神社を遷座し、明治元年に多賀神社相殿の蛭児神を分祀して比留児神社を創建、三社あったものを大正14年に合祀した。
神社は住宅街の中にあり、境内をぐるりと囲んでいるため参道は境内以外にはない。
鳥居をくぐり拝殿に参る。
拝殿にかかる社号扁額は司法大臣小川平吉氏の書とあるが、当宮との関係を見いだせなかった。
当宮は養老2年当地に魚取部がおかれ、味耜高彦根神を開墾、農業の神として祀って治田の宮と称したと伝えられ、文徳実録に記載されている治田若御子神(式外社)とされている。やはり地名の「八田」(はった)を治田が由来としているようだ。
魚取部が置かれたところに由来するのか、拝殿には大正期に奉納された金沢市魚市場の扁額がかかる。
拝殿の右には五重の石塔
本殿は覆屋の中になるが、左にかつて庭園が作られていたようだ。
由緒書は編年形式で変わっている。
須々幾神社
金沢市八田町丁57甲
加賀金沢 土清水八幡神社
金沢市に鎮座する土清水八幡神社。御祭神は応神天皇。
万治元年8月に五代前田綱紀公が塩硝調合所を土清水村に移してより、初代利家公から三代利常公までを合わせ祀ったと言われ、明治初めに尾山神社に合祀されるまで祀っていた。
といえ、当宮は小立野台地の北の端に建っており、塩硝調合所があった南の台地下とは距離がある。
鳥居の横に大木があり、イチョウだろうか。周辺は住宅地になっているため整備されているが、かつてはもっと森が深かったのだろう。
拝殿に参る。
社殿は拝殿と本殿が一体となっている。
土清水八幡神社
金沢市土清水町6-80
神社百景DVDコレクション42 西宮神社・生田神社・長田神社・湊川神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年12月19日
価格:1388円+税
収録時間:約110分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「西宮神社・前篇」(#101)、「西宮神社・後篇」(#102)、「神戸三社1 生田神社」(#107)、「神戸三社2 長田神社」(#108)、「神戸三社3 湊川神社」(#109)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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越前国織田荘剱大明神誌 新装復刻版
著者:杉本壽、山田秋甫
発行所:安田書店
発行日:1988年5月20日
定価:3,800円 絶版
ページ数:382ページ
旧織田町の剱神社の歴史と資料を収録した剱神社の研究には必携の書。
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近世越中砺波地方神職の社会的地位と活動 富山県神社庁叢書第一輯
著者:長谷川義倫
発行:富山県神社庁
発行日:1967年2月10日初版、1974年7月15日再版
ページ数:48ページ
富山県の神職に関する考察を収録する珍しい論文集。
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西村山郡神社誌
発行:山形県神職会西村山郡支部
発行日:1919年3月25日 非売品
ページ数:130ページ
山形県の西村山郡支部に所属する神社一覧。御祭神、由緒、崇敬の歴史などが記載される。
山形縣神社誌
編集:山形県神社庁五十周年記念事業実行委員会 出版部
発行:山形県神社庁
発行日:2000年4月1日
ページ数:825ページ
昭和18年発行の「山形縣神社誌」以来の改訂板。
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巽神社誌 合祀百周年・御造営三十周年記念
編集発行者:合祀百周年・御造営三十周年記念事業委員会(巽神社内)
発行日:2006年5月5日
ページ数:195ページ
大阪市生野区に鎮座する巽神社と村の歴史をまとめた神社誌
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伊予上代史考 伊曽乃神社
著者:大倉灸馬、松岡静雄
発行所:郷土研究社
発行日:1932年7月15日
定価:3円 絶版
ページ数:304ページ
愛媛県の伊曽乃神社の基礎資料。伊予国の氏族と伊曽乃神社の関係を考察する。
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上野国神名帳の研究 尾崎先生著作集第二巻
著者:尾崎喜左雄
発行所:尾崎先生著書刊行会
発行日:1974年12月10日
ページ数:401ページ
上野国の延喜式内社の研究には必携の書。
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蘇るムラの神々
著者:櫻井治男
発行所:大明堂
発行日:1992年4月8日
定価:4,250円
ページ数:312ページ
三重県を中心として明治の神社整理の様相をまとめた論文を収録する。
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神社百景DVDコレクション41 久能山東照宮・武田神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年12月5日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「久能山東照宮」(#65)、「信玄公 武田神社」(#78)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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加賀小松 岩上神社
小松市に鎮座する岩上神社。御祭神は大日霊貴尊、天児屋根命、八千矛神。
岩上村は古来岩神村とも呼ばれ、岩神を祀ってきたという
鳥居をくぐり拝殿に参る。
小振りが社殿だが、当宮の古さは後方の山に聳える巨木が物語る。
神社の後方に岩神さまと崇められた大岩がそびえる。巨石の上に乗る岩が烏帽子に見えることから烏帽子岩と呼ばれる御神体だ。
社号や村名もこの岩神さまに由来するものだが、一説では白山信仰に関係する岩神社とも伝えられる。
岩上神社
小松市岩上町ロ158
美濃下呂 森水無八幡神社
下呂市に鎮座する森水無八幡神社。御祭神は須佐之男命、猿田彦、応神天皇、御食津神、倉稲魂命、事解男命、早玉男命、大山祇神、火産霊神、大己貴命、埴山姫命、興津彦命。
神社は下呂温泉街の中に鎮座する。温泉街では目立つ鎮守の森です。
神社の収蔵庫には10体の木造神像が保管されているといい、2月の祭事は田の神祭と称し、古来からの民俗芸能だそうです。
社号標や鳥居の扁額は「水無八幡神社」となっており、「森八幡神社」「水無八幡神社」といろいろ呼ばれているが、正式名は「八幡神社」だろうか。
階段の右に大きな社務所が建っている。
境内は巨木に囲まれ、雰囲気のあるたたずまいだ。
拝殿に参る。
拝殿の右に金比羅神社。前に願い石が置かれている。
その右、収蔵庫の横の神社は何だろうか。
神社には不在だが、御朱印は門前の下呂装飾でいただけると情報を入手していた。社前の道路を探していると、近くに見つけたが、会社はすでに廃業しているようで社名が外されていたので最初わからなかった。ご自宅を訪ねて、御朱印について尋ねるとまだあるということでいただいた。金箔を散らした和紙に書かれた御朱印で、とても装飾会社らしく珍しいものだ。
森水無八幡神社
岐阜県下呂市森1321
美濃加茂 大山白山神社 鎮座千三百年記念奉祝祭
白川町に鎮座する大山白山神社。御祭神は菊理媛神、伊弉諾尊、伊弉冉尊。
泰澄により養老2年に開かれた北陸七白山のひとつと伝えられ、延喜式賀茂郡大山神社とされる。
今日は秋季大祭の日ですが、今年は鎮座千三百年記念奉祝祭として特別祭事も開催されるとあって、800mを越える山頂駐車場も多くの車が停めてあります。
神旗も空高く掲げられている。
鎮座千三百年を記念した石碑も建てられた。
祭礼の始まりも近かったので階段を急いで登る。
今日は多くの人が来ていて賑やかだ。
始まるわずかな時間に、拝殿の授与所で御朱印について尋ねると書き置きをいただけた。
存在をあまり知られていないためか、他にいただいた方はいなかったようだ。
神事が始まった。
続けて仏事の祭事として経が読まれました。
長瀧白山神社でもそうでしたが、拝殿でお経を読むという祭事は神仏習合の雰囲気を感じることができてよい祭礼でした。
普段無人の拝殿にはめったに入ることはできないので、この機会に天井や扁額などを見学しました。
中央の天井には植物が描かれている。
右の天井には動物(想像上の動物もいる)が
左の天井には人物が描かれている。
よく見ると天井に一番近い壁に三十六歌仙の絵が掲げられている。
本殿の右には光菴神社。中興の祖野原城主安江中務尉基政公と安江一族が祀られている。
上には寛政十二年奉納之絵馬が掲げられている。
左には大黒天と恵比須天が祀られている。
上には明治三十六年奉納の第九師団第十九聯隊の絵馬が掲げられている。日露戦争に出征する前に奉納されたようだ。
外の舞台に移って、子供たちの巫女舞が演じられた。
地元の方は遠慮深いのか、いつも見慣れているのか最前列が空いていたので、最前列で見せていただいた。
今日は来る途中も北陸は雨だったが、祭礼中は上空が晴れて良かった。
伊勢大神楽の流れをくむという獅子舞
稚児舞
神楽陵王の演舞。女性による神楽は初めて見ましたが、女性らしいしなやかな動きでした。
拝殿から餅投げが始まり、氏子たちが餅を取り合います。
自分は景品はいいので3個だけいただきました。
よい祭りでした。
最後に奥宮に参ります。
三棟の社殿を囲む玉垣も完成し、
こちらも完成した展望台からは絶景が望めます。
今日は残念ながら地平線沿いに雲がかかっていたので、白山や御嶽山は見えませんでした。
鎮座千三百年記念奉祝祭
12:00 祭事(神事)
12:45 祭事(仏事)
13:30 巫女舞
13:45 獅子舞
13:55 稚児舞
14:15 神楽演奏
14:25 景品付き餅投げ
大山白山神社
岐阜県加茂郡白川町水戸野1096
美濃下呂 久津八幡宮
下呂市の上呂という地に鎮座する久津八幡宮。御祭神は応神天皇を主祭神とし、相殿に天照皇大神、春日大神を祀る。古くは飛騨国に属し、飛騨二の宮南飛騨総鎮守と称されたといい、先代宮司まで17代に渡り久津家が社家をつとめていたという。
神社に隣接して広い駐車場が整備されている。
社前に線路が通り、鳥居の前に踏切がある。
七五三詣りで祈祷している間に電車が通りました。
鳥居をくぐると外拝殿が建っている。桃山時代の建立。
八幡宮の扁額がかかり、内部は戸がなく吹きさらしになっている。
中央を4本の柱で支えている。
軒下に鯉と矢が対に描かれている。逆光だと少し見にくい。
拝殿の右手に久津八幡神社と称していた戦前の社号標が建っている。
内拝殿で参る。
祈祷を待つ間にゆっくりと社殿を見学する。
室町時代に再建された本殿
伝説の残る鳴き鶯の蛙股
社殿の左に美魂神社。地元出身のご英霊を祀る。
美魂神社の左右に夫婦杉と呼ばれる御神木がそびえる。
祈祷が終了したところで、宮司に尋ねて御朱印をいただく。
拝殿、本殿以外にも神社には宝物が多数残る。
久津八幡宮
岐阜県下呂市萩原町上呂2345-1
神社百景DVDコレクション40 防府天満宮・赤間神宮
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年11月21日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「日本三天神 防府天満宮」(#85)、「平家物語 赤間神宮」(#89)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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加賀一の宮 白山比咩神社⑨
白山開山1300年で今年は何度も訪れた白山市に鎮座する白山比咩神社。今年最後の祈願に行ってきました。
冷たい雨の降る中、晩秋の紅葉ももうしばらくでしょう。
今月は七五三で神社が賑わう一月です。
境内には七五三に合わせた案内が多く設置されていた。
ポケットモンスター?
ドラゴンボール
ハローキティ
アンパンマン
とどれも子供が喜びそうですね。
平日の雨降る境内は人もまばら。今年一年を感謝し御朱印をいただいて神社を後にします。
今日の参拝は門前の白山市観光連盟事務局で来年3月の白山検定の申込みが始まったことに合わせたものでした。
この白山検定も白山開山1300年を記念したもので、今回1回限りとなるのか、来年度以降も続くのかはまだ決まっていないそうですが、合格できるように頑張ります。
白山比咩神社
石川県白山市三宮町ニ105−1
越前二の宮 劔神社②
旧織田町に鎮座する劔神社。御祭神は素盞嗚大神、氣比大神、忍熊王。
越前二の宮で延喜式敦賀郡剱神社の論社。
今日は雨の中の参拝となりました。新しくなった北口から参ります。
拝殿に参る。
御朱印をいただき、境内を散策していると、表鳥居近くの庚申宮で紅葉を見つけた。
晩秋の静かな境内でした。
劔神社
福井県丹生郡越前町織田金栄山
神社の本殿 建築にみる神の空間 歴史文化ライブラリー362
著者:三浦正幸
発行所:吉川弘文館
発行日:2013年2月1日
ページ数:239ページ
価格:1,800円+税
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神社の本殿にクローズアップした希有な一冊。著者は城郭建築の権威でもある広島大学の三浦先生。神社の基本書でも本殿の種類としてさらりと説明される部分を、寺院との違いやその歴史を追いながら「本殿の建築とは」に迫る。
続きを読む 神社の本殿 建築にみる神の空間 歴史文化ライブラリー362
神社百景DVDコレクション39 日吉大社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年11月7日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「霊峰・比叡山 前篇・比叡山延暦寺」(#91)、「霊峰・比叡山 後篇・日吉大社」(#92)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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加賀小松 小松天満宮②
小松市に鎮座する小松天満宮。御祭神は菅原道真公、前田利常公。
小松城の鬼門に建てられ、小松城と金沢城の各本丸をつなぐ一直線上にあることから、両城鎮護の神とされた。ちなみに前田家は菅原道真公を先祖としています。
今日は新聞報道があり、小松天満宮に隣接する梯川の環境工事が完了したことから、宝物殿が特別公開されると見て行ってきました。小松城の築城された時代のように梯川の中に浮かぶ浮島のようにするため、分水路を通す工事をしてきました。氾濫する危険もあるため、かなり重厚に防水堤が造られている。
分水路の見学会は終了していたが、宝物特別公開には間に合った。新聞には記載がなかったが、三時まででギリギリだった。
鳥居をくぐり参道を進むと、以前は木造の社務所があった場所にコンクリート造の授与所と
宝物館が建っていた。様変わりしていて少し驚く。
宝物館は氏子らが受付をしていて、中をゆっくり見学させていただく。
授与所も三時までだったので先に御朱印をいただき、参拝に向かう。
分水路完成記念と創建360年記念として漢詩碑が新しく建てられた。
拝殿に参拝する。
拝殿前には今年創建360記念として建てられた能舞台。夏に記念上演もあったが、その時は来ることができなかった。
拝殿と能舞台の距離はこんな感じです。
小松天満宮
石川県小松市天神町1
若狭三方 常神社
若狭町に鎮座する常神社。御祭神は神功皇后を主祭神とする。延喜式三方郡の比定社。
常神半島を通る道路以外は深い森の広がる中、一番奥の集落より手前に鎮座する。
入口に「式内 常神社」の社号標が建ち、鳥居と手水舎が並んで建つ。
鳥居をくぐると、右手に社務所?が建つ。屋根の隅に据えられた波を表現したような鬼瓦は手水舎にも同じものが上がっていた。
二の鳥居には「常神社」の扁額がかかり、階段の先に社殿が建つ。
階段を上るとギリギリに拝殿が建つ。
拝殿に参る。鈴の紐が多い。
拝殿と本殿前に「常神社」の扁額がかかる。
奥行きギリギリに建てられた拝殿と本殿
下の境内には宝物殿が建つ。
宝物殿前にコンクリート製の倉庫か何か?と思ったら
中に五輪塔や宝篋印塔が数基納められていた。もともと境内にあったものか、周辺から集められたものか、いずれにしても信仰の深さを感じる。道路から見ると反対側なので気づきにくい。
常神社は常神半島の先端に浮かぶ御神島にもともと鎮座していたという。御祭神の降臨地として旧来信仰対象となってきた。
実は常神社に向かう途中、行き過ぎて先端まで行ってしまった。
折角行ったので狭い路地を抜け「常神のソテツ」を見に行った。
樹齢千年以上と言われる大蘇鉄で、日本北限にあたる。自生か植栽かははっきりしないというが、常神社の信仰にも関係していたのかと想像が膨らむ。
常神社
福井県三方上中郡若狭町常神10-2
若狭小浜 彌和神社
小浜市に鎮座する彌和神社。御祭神は三輪大歳彦明神。延喜式遠敷郡の論社。
旧上中町に隣接する小浜市宮川地区にあり、六地蔵堂の横に「式内 彌和神社」の社号標が建つ。
神社は拝所があるのみ
裏手にまわると地区の氏神の八幡神社が鎮座する。彌和神社も八幡神社の氏子により整備されている。
階段の最初の踊り場に境内社が1社と、「権現の神」と書かれた宝篋印塔がある。
次の踊り場には「愛宕神社遥拝所」と書かれた小祠。
中腹の平場には八幡神社本殿の入った覆屋。
八幡神社本殿
帰りにあらためて拝所を見る。山の麓に山に向かって設けられている。
野木山という343.6mの山だが、地元では大戸山とも呼び彌和神社の御神体山のようだ。
彌和神社
福井県小浜市加茂19-11
若狭上中 波古神社
若狭町に鎮座する波古神社。御祭神は波邇夜須毘古命を主祭神とし、、天照大御神、伊弉册尊を配祀する。延喜式遠敷郡の比定社。
参道に神旗ポールが建っている。
境内入口に「波古神社」の扁額がかかる鳥居と「式内村社 波古神社」と書かれた社号標が建つ。
鳥居をくぐりまっすぐ進むと拝殿が建つ。
拝殿は冬囲いがされ、後ろに本殿が建っている。
拝殿左に不動宮が建つ。かつては御神木の根元に祀られていたようだが、今は倒れてしまったのか?または祀る場所が変わったのか。
一段高い場所に建つ本殿に参る。
庇付き覆屋に本殿が入っている。
本殿には「箱大明神」の扁額がかかる。
波邇夜須毘古ノ神(社主宮、式内波古社)、天照大御神(神明宮)、伊弉冊尊(大将宮)の三社が合祀されている。
本殿左後ろには「祇園神社」の扁額がかかる祇園社(左)と「天満大神」の扁額がかかる天満宮。
本殿左後ろには奥ノ院が建つ。奥ノ院には波邇夜須毘売ノ神が祀られている。主祭神と奥の院祭神が夫婦というのが珍しい。
本殿左に六所大明神を祀る田中権現社と、手前に山神社
波古神社
福井県三方上中郡若狭町堤18森脇16