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須佐男神社震災復興記念誌 被災から復興までの四年間の記録 1995-1999

須佐男神社震災復興記念誌
発行者:水堂須佐男神社震災復興実行委員会
発行日:1999年7月18日
ページ数:171ページ
阪神大震災で倒壊した尼崎市にある須佐男神社の宮司であり作家でもある著者が、復興までの道のりを記録し、資料的価値を高めている。神社が地域の人の力に支えられているとあらためて感じる1冊。
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「埼玉の神社」刊行事業報告書 附 神社索引

「埼玉の神社」刊行事業報告書
編集:埼玉県神社庁神社調査団
発行:埼玉県神社庁
発行日:1999年3月19日(非売品)
ページ数:74ページ+神社索引41ページ
埼玉県神社誌「埼玉の神社」の刊行を記念した冊子で、神社誌が完成するまでの長い道のりと数々の苦労がよくわかる。あれほどの大著なので編集の苦労は言わずもがなと考えるが、今しかないという志を持って編集されたことに気持ちがいっぱいになります。
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第六十一回神宮式年遷宮記念 遷宮論集

遷宮論集
編集兼発行:神社本庁
発行日:1995年3月31日(非売品)
ページ数:688ページ
「本書は、戦後における神宮式年遷宮の研究・講演・記録などの主要なものを集成するため、その内容を歴史・祭儀・神宝・奉賛および資料の七篇に分け、それぞれの領域を代表する関係論文や記録・資料を収載した。また、遷宮の流れに理解を促すた為、巻末に関係諸表を付した。」
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基幹研究「戦争体験の記録と語りに関する資料論的研究」翻刻資料集2 長野県東筑摩郡「神社誌」

長野県東筑摩郡「神社誌」
発行:国立歴史民俗博物館
発行日:2006年3月31日
ページ数:459ページ
「本書は、信濃教育会東筑摩部会が昭和19年から翌20年にかけて作成した長野県東筑摩郡「神社誌」のうち、現在所在が確認された69冊の「神社誌」を翻刻し、作成当時の町村単位で収録した。」

「東筑摩郡誌別篇」氏神篇の刊行を目的とする氏神篇編纂事業は、昭和18年7月9日に東筑摩郡本郷村本郷国民学校における氏神信仰調査に関する柳田国男氏の講演を受けて本格的に始まったもので、戦時下に実施された調査として、戦争と神社の記録として翻刻されたものです。氏神篇編纂事業は頓挫し未完となったようで、県単位の神社誌が発刊されていない長野県においても貴重な書となっている。
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越中射水 二上射水神社春季例大祭 築山神事

二上射水神社春季例大祭 築山神事

高岡の延喜式内社、二上射水神社春季例大祭である築山神事を見てきました。
4月23日に開催され、今年は土曜日となりました。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

神事は午後2時からでしたが、初めてだったので早めの12時過ぎに到着しました。
三本杉の前に舞台が組まれていました。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

四天王の後ろ、天狗面の神様が最上段。
築山は県内では二上射水神社と放生津八幡宮の2社のみに残る祭礼です。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

まだ閑散とした拝殿では

二上射水神社春季例大祭 築山神事

すでに供物が供えられていました。

160423i6二上射水神社春季例大祭 築山神事

時間があったので、来る途中に見た獅子舞を探して上二上公民館まで移動し、昼休みが終わって出発した行列について、再び二上射水神社まで

二上射水神社春季例大祭 築山神事

先頭は現代獅子、後ろに獅子舞が続きます。
上二上の獅子舞は最近は土日に行われるようなので、築山神事と同時に行われる機会は珍しくなったようです。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

最初に拝殿前、木像男神座像社前、忠魂碑前と獅子舞が舞われる中で

二上射水神社春季例大祭 築山神事

築山神事のために舟形神輿が拝殿前に移動されます。
獅子舞にはいくつかの舞があり、どれも軽快な音と踊りで楽しげでした。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

舟形神輿が移動され、拝殿で祭礼が始まった頃、木像男神座像の御開帳と

二上射水神社春季例大祭 築山神事

資料館の公開が神事終了の4時までの時間限定で始まりました。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

さて、築山神事が始まります。
舟形神輿への神遷しの神事が行われ、現代獅子を先頭に行列が進みます。
獅子舞は町内へ戻っていきました。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

舟形神輿は山車の原型とも言われており、神様を乗せて進みます。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

舞台の前に舟形神輿が到着し、築山に神様を遷して神事が執り行われます。
現代獅子、巫女舞、祝詞などが行われ、

二上射水神社春季例大祭 築山神事

最後は神様を舟形神輿に遷して本殿に帰ります。
築山はあっという間に元に戻ります。神様を怒らせないように神事の間のつかの間の祭壇となります。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

神事が終わった後の供物です。はべん(かまぼこ)の鯛が富山らしいです。

二上射水神社春季例大祭 築山神事

拝殿前で舟形神輿から本殿に神遷しの神事が行われ、神様は帰っていきました。
今日は見物客も多かったし、獅子舞も同日に行われ、とても興味深い祭礼でした。

越中氷見 田子浦藤波神社

田子浦藤波神社

氷見市の田子浦藤波神社。御祭神は天照大神。

田子浦藤波神社

「藤波の 影なす海の 底清み 沈く石も 珠とそわが見る」
越中国司として赴任した大伴家持が詠んだ、この付近の和歌が残っている。

田子浦藤波神社

また能の「藤」はこの神社を舞台としており、藤の精のモデルとなった藤がとてもきれいな神社でもある。
階段の脇から鳥居に乗りかかるように植わっている藤の木が一番古い。

田子浦藤波神社

5月中旬が見頃ということであるが、今日の状態はこのくらい。まだ早かった。

田子浦藤波神社

階段を登って拝殿に詣る。

田子浦藤波神社

本殿の裏には「大伴家持卿歌碑」が立っている。
今度は藤が満開の頃にもう一度来てみたい。

田子浦藤波神社
富山県氷見市下田子1429

熊野神社歴訪

熊野神社歴訪
著者:宇井邦夫
発行所:巖松堂出版
発行日:1998年11月20日
ページ数:234ページ+総覧71ページ
価格:4,500+税
「紀州熊野三山を祖とする熊野神社222社と関連社を全国に訪ね、その由緒と歴史を豊富な写真と図表を織り混ぜながら綴った易しくユニークな神社歴訪記。」
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八幡大神 鎮護国家の聖地と守護神の謎 イチから知りたい日本の神さま③

八幡大神 鎮護国家の聖地と守護神の謎
監修:石清水八幡宮宮司 田中恆清
発行所:戎光祥出版
発行日:2001年1月7日
ページ数:175ページ
価格:2,200円+税
「伊勢の神宮と併せて二所宗廟と称せられ、積極的に行動する託宣の神であった八幡神はいちはやく神仏習合して八幡大菩薩と名乗りやがて源氏に奉じられ、武家の守護神となる。国家神にして軍神でもある八幡神の様々な魅力と歴史に秘められた謎を解き明かす至高の一書。」
八幡神社の総本社である宇佐神宮、石清水八幡宮、鶴岡八幡宮の三社を中心に八幡神を紹介する。神仏習合時代の八幡神の神像もカラーで紹介されている。参拝の前に一読すれば、境内の見どころを深く理解できそうです。
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稲荷大神 お稲荷さんの起源と信仰のすべて イチから知りたい日本の神さま②

稲荷大神 お稲荷さんの起源と信仰のすべて
監修:中村陽
発行所:戎光祥出版
発行日:1999年11月10日
ページ数:175ページ
価格:2,200円+税
「日本人はなぜ、お稲荷さんに魅せられるのか。伏見稲荷大社と「お山」の信仰世界、稲荷大神にまつわる多くの謎と多様な歴史に分け入り、お稲荷さんの魅力に迫る待望の一冊。」
稲荷と言えば、カバー写真にも写るキツネが思い浮かぶが、どういう神様なのか?稲荷神の総本社である伏見稲荷大社を中心にその全貌を多角的に解説している。
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能登宇出津 白山神社・酒垂神社春季例祭 曳山祭

曳山祭

海越しにうっすらと立山が見えるほどの良い天候に恵まれて、能登町の曳山祭宵山を見てきました。

曳山祭

曳山祭は約470年前に畠山七尾城主が五穀豊穣を祈願して神事を執り行った際の出し物で、畠山氏から分家した白山宮司が受け継いだ春祭りの行事で、宇出津では白山神社、酒垂神社が1台ずつ曳山を出す。曳山を人形で飾り、太鼓やシャギリで囃し立て、木遣りに合わせて進む。

曳山祭

出発を待つ酒垂神社の曳山です。今年のテーマは源平合戦壇ノ浦。
源義経の八艘跳びと平知盛の人形が飾られている。

曳山祭

曳山の浦は七福神。

曳山祭

先に神事が始まる白山神社前に移動しました。

曳山祭

白山神社の曳山のテーマは高尾の身請話。
高尾太夫と島田重三郎の人形が飾られている。

曳山祭

1時を少し過ぎて神事が始まりました。五穀豊穣と祭事の安全を祈って祝詞が読まれます。

曳山祭

神事を終了して、シャギリと木遣りを唄う方を3人前に乗せ、まずは白山神社の神に木遣りを奉納するため、白山神社鳥居前に向かいます。

曳山祭

木遣りが終わると再び今度はバックして、元の位置に戻り、子供たちをのせ街中へ進む。

曳山祭

酒垂神社の曳山はお旅所を出発し、あばれ祭でキリコが通る酒垂神社前通りを進む。
写真では伝わりにくいですが、太鼓のシャギリの早い調子、木遣りのゆったりした調子の繰り返しで祭り気分は最高潮に達します。あばれ祭に比べると観客が少なく知名度はまだ低いようです。

曳山祭日程(2016年)
15日(金) 人形見 18:00~21:00
16日(土) 宵山 13:00~21:00
 白山神社曳山
  13:00 神事
  14:00 白山神社前出発
  15:00 梶川橋
  16:30 数馬タバコ店前
  18:00 梶川橋
  21:00 白山神社前
 酒垂神社曳山
  14:00 お旅所(天保島)出発
  15:00 北國銀行前
  16:30 数馬タバコ店前
  18:00 北國銀行前
  21:00 お旅所(天保島)
17日(日) 朝山 2:00~8:00
 本山(戻り山) 13:30~22:00

能登七尾 西宮神社

西宮神社

七尾市の西宮神社。御祭神は事代主神、気長足姫尊、金山彦神。

西宮神社

嘉永2年6月、西地子町(現富岡町)浜地に於て社殿を再興し、明治元年奧夷社と称するという。
明治5年10月西宮神社と改称した。これは恵比寿本社の社名を称したのであろう。改称前の奥えびすはどこの恵比寿社に対しての奥社だったのだろうか。

西宮神社

社殿は南向きで旗立てが拝殿前に立っている。

西宮神社

拝殿の扉には社紋が掘られている。

西宮神社

境内に一社小祠があったが、詳細は不明。

西宮神社
七尾市富岡町70

能登七尾 金刀比羅神社

金刀比羅神社

七尾市の金刀比羅神社。御祭神は大物主神、猿田彦神。

金刀比羅神社

およそ180年余前、旧七尾町富岡町(今の魚町)の和倉屋佶兵衛(小島和三郎の祖)が、讃岐の金刀比羅神社より勧請したという。

金刀比羅神社

港に近く、当地船乗業者の守護神と仰がれたようで。

金刀比羅神社

帰りに鳥居が文政十二年と刻まれていて、先ほど見た印鑰神社の灯籠も文政十二年だったので、七尾町はこの年大変賑わっていたのかな、と想像しました。

本殿には弘化4年狛犬や、赤と黒の朱塗りの巨大な天狗面があるようで見てみたかった。

金刀比羅神社
七尾市三島町69

能登七尾 印鑰神社

印鑰神社

七尾市の印鑰神社(いんにゃくじんじゃ)。御祭神は市杵嶋姫命ということになっているが、もとは能登国府の国津であった香島津(今の七尾港付近)に近く、印璽と倉鍵を管理した施設で、印と鍵を神格化して祀っていたと言われる。

印鑰神社

境内には物が散乱していますが、

印鑰神社

来月3日から開催される青柏祭に向けて、府中町の山車の組立てが始まっていました。大きいので、総出で一斉に組み立てます。

印鑰神社

拝殿に詣ります。写真を撮っていると、組み立てを中断して昼休みに入った地元の方に声をかけていただき、由来や拝殿内を案内していただきました。

印鑰神社

県歴史博物館に寄託されている神道曼荼羅や、こちらの歌舞伎開催の奉納額。明治のものですが、県内では能楽や相撲が盛んで同様の奉納額が見られますが、歌舞伎のものは珍しいですね。

印鑰神社

俳句の奉納額もありました。文政十二年の奉納灯籠もあり、古くから信仰を集めていたことがわかる。

印鑰神社

境内に末社が三社あったようだが、一社参り忘れました。
拝殿左側に不動尊堂。御祭神は天手力男命になるのかな、よくわからない。

印鑰神社

もう一社本殿左横に鎮座する西宮神社。かつて印鑰前通りにあった恵比寿堂を遷座したという。恵比寿、つまり事代主命になるのか。
恵比寿さんということで、総本社と同じ西宮神社という名称にしたのか、本殿の西に鎮座するので西宮神社としたのか、命名の経緯は不明。

印鑰神社

最後に昼休みに入って、人がすべて降りたでか山をしばし見上げていた。

印鑰神社
七尾市府中町223

能登七尾 能登國玉比古神社(旧地)

能登國玉比古神社

七尾市所口町に鎮座する能登國玉比古神社。

能登國玉比古神社

かつては七尾町の御古跡山に鎮座していたという。現在の小丸山一帯で

能登國玉比古神社

前田利家が入封のとき、山上の七尾城から港に近い小丸山に城を移すにあたり、神社を現在地に遷座したという。

能登國玉比古神社

上から眺める七尾の市街ほぼ一帯が現在でも氏子になっている。

能登國玉比古神社

一本杉通りの御祓川にかかる橋、仙対橋は架け替えられているが玉橋(勅使橋)といい、境内の名残という。

能登國玉比古神社(旧地)
石川県七尾市馬出町レ59-2(小丸山城址公園)

能登七尾 火司神社

火司神社

七尾市の火司神社(ひづかじんじゃ)。御祭神は軻具都知神、天照皇大神、豊受姫大神。
社号標などは「火司神社」となっているが、神社庁登録名は「火司社」か

火司神社

鳥居横の桜が満開でとてもきれいだった。

火司神社

鳥居をくぐり参道を少し進むと階段になる。

火司神社

鳥居横に力石らしい石が転がっていた。

火司神社

階段を上って境内に向かう。

火司神社

社殿は西向き。拝殿とつながって本殿が後ろにある。

火司神社

社殿の右のほうに薬師堂が建っている。国分寺にあった薬師堂を移築したと伝えられるが、時期は不明。

火司神社

薬師堂には「国分寺薬師殿」という扁額が掲げられている。

火司神社

境内からは眼下に能登国分寺が見える。当地は能登国府の西の丘陵地に位置し、周辺には古墳も多い。

火司神社
七尾市国分町オ1丙

能登珠洲 愛宕神社

愛宕神社

珠洲市宝立町の愛宕神社。別名「高井の地蔵杉」と言われる大杉に寄り添うように建立された小祠。
神社庁管下の神社ではないため、由緒や御祭神は不詳。

当地にはかつて法住寺へ行く道標として地蔵堂があった。地蔵堂が壊れたため、地蔵様を杉の枝の又に置いたところが巻き込まれたという伝説がある。

愛宕神社

当地は平地から法住寺へ向かって上り始める場所であり、参詣道の途中というより、入口ということになろうか。

愛宕神社

現在は宝立町春日野のキリコが宿神社と愛宕神社を往復する。宿神社は水の神を祀るので、火の神を祀る愛宕神社としたのか、それとも法住寺の地蔵堂を引き継ぎ地蔵の化身とされる愛宕神を祀ったのか、いずれにしても明治になって神社として分離独立されたものと考えられる。

愛宕神社

御神木の大杉は樹高17メートル、幹周り7メートル、樹齢は約700年と言われる。最近8年間で枝が2本大きく裂け落ちたらしい(2009年までは枝が折れていなかったことを確認)。枝が左右に大きく伸び広がる様はお不動の火炎のようだと言う人もいる。

愛宕神社
石川県珠洲市宝立町春日野高井

能登珠洲 二本松神社

二本松神社

珠洲市三崎町の二本松神社。御祭神は天津彦彦火瓊瓊杵尊。

社名は在地の三崎町二本松から来ている。由緒を調べてみたが全く不詳であった。
集落の成り立ちを調べてみると、もとは珠洲郡本村であって、昭和22年に何らかの理由で分離して独立した大字となっている。神社はその後集落の鎮守として建立されたものと考えられる。

二本松神社

今日は別の用事で珠洲へ行ったのだが、道路に面して境内の桜があまりにきれいだったので参拝した。

二本松神社

社殿に向かって右に桜、左に椿が植えられている。

二本松神社

能登は金沢より数日満開が遅れるので、ちょうど九分咲きくらいで見頃だった。

二本松神社

社殿は拝殿の後ろに本殿が少しはみ出る形式のもの。

二本松神社
珠洲市三崎町二本松い部6-2

学生社 日本の神社シリーズ(新)

学生社から平成9年より刊行されている神社シリーズ。在庫限りで絶版が多くなっているのは残念。購入できた本から画像アップしていきます。

1 伊勢神宮 第三版
伊勢神宮 第三版
著者:櫻井勝之進
発行日:2013年12月25日
ページ数:237ページ
価格:2,200円+税

2 出雲大社 第三版
出雲大社 第三版
著者:千家尊統
発行日:2012年6月20日
ページ数:263ページ
価格:2,300円+税

3 大神神社 第三版
大神神社 第三版
編者:大神神社
発行日:2013年12月25日
ページ数:250ページ
価格:2,400円+税

4 住吉大社 改訂新版
住吉大社 改訂新版
編者:住吉大社
発行日:2002年12月25日
ページ数:238ページ
価格:2,200円+税

5 鹿島神宮 改訂新版
鹿島神宮 改訂新版
著者:東実
発行日:2000年8月25日
ページ数:219ページ
価格:1,900円+税

6 熊野大社 改訂新版
熊野大社 改訂新版
著者:篠原四郎
発行日:2001年5月1日
ページ数:228ページ
価格:2,200円+税

7 上賀茂神社
上賀茂神社
著者:建内光儀
発行日:2003年12月15日
ページ数:237ページ
価格:2,200円+税

8 八坂神社 改訂新版
八坂神社 改訂新版
編者:八坂神社
発行日:1997年7月15日
ページ数:209ページ
価格:1,900円+税

9 彌彦神社
彌彦神社
編者:彌彦神社
発行日:2003年12月25日
ページ数:214ページ
価格:2,000円+税

10 西宮神社
西宮神社
編者:西宮神社
発行日:2003年12月25日
ページ数:172ページ
価格:1,900円+税

11 生田神社
生田神社
著者:加藤隆久
発行日:2005年5月15日
ページ数:212ページ
価格:2,000円+税

12 鹽竈神社 改訂新版
鹽竈神社 改訂新版
著者:押木耿介
発行日:2005年6月5日
ページ数:222ページ
価格:2,200円+税

13 水若酢神社
水若酢神社
編者:水若酢神社
発行日:2005年6月10日
ページ数:189ページ
価格:2,000円+税

14 松尾大社
松尾大社
編者:松尾大社
発行日:2007年2月30日(誤植?)
ページ数:214ページ
価格:2,200+税

15 阿蘇神社
阿蘇神社
編者:阿蘇神社宮司 阿蘇惟之
発行日:2007年1月15日
ページ数:244ページ
価格:2,200円+税

学生社 日本の神社シリーズ(旧)

学生社から昭和43年から53年までに12冊刊行される。途中で刊行が中止され、現在はすべて絶版。平成9年から新しい日本の神社シリーズを刊行し、8冊は改訂新版となったが、4冊はまだ刊行されていない。

刊行予定だったが刊行されなかったものに、「日前国懸神宮」「宗像大社」「大山祇神社」「日吉大社」「佐太神社」「香取神宮」「美保神社」「石上神宮」「吉備津神社」「上賀茂神社」がある。上賀茂神社のみ新シリーズで刊行された。

1 鹿島神宮
著者:東実
発行日:1968年7月15日

2 熱田神宮
熱田神宮
著者:篠田康雄
発行日:1968年8月15日
ページ数:222ページ

3 出雲大社
著者:千家尊統
発行日:1968年

4 伊勢神宮
著者:桜井勝之進
発行日:1969年

5 熊野大社
著者:篠原四郎
発行日:1969年

6 太宰府天満宮
太宰府天満宮
著者:西高辻信貞
発行日:1970年1月20日
ページ数:219ページ

7 金刀比羅宮
金刀比羅宮
著者:琴陵光重
発行日:1970年4月20日
ページ数:211ページ

8 大神神社
著者:中山和敬
発行日:1971年

9 八坂神社
著者:高原美忠
発行日:1972年

10 鹽竈神社
著者:押木耿介
発行日:1972年8月

11 住吉大社
著者:西本泰
発行日:1977年5月20日

12 諏訪大社
諏訪大社
著者:三輪磐根
発行日:1978年10月25日
ページ数:206ページ

佐渡國寺社帳 巻下 社部

佐渡國寺社帳 巻下 社部
発行所:国幣小社度津神社社務所
発行日:1930年10月31日(非売品)
ページ数:83ページ
佐渡最古の寺社帳の伝本であるが、巻上と巻中の寺部はすでに失われて存在せず、神社を載せた社部のみがあり、それを活字化して出版したもの。神社の由緒と、社人や社僧、別当が記載されている。

国宝 青井阿蘇神社

国宝 青井阿蘇神社
著者:青井阿蘇神社宮司 福川義文
発行:熊本日日新聞社
発行日:2008年10月9日
ページ数:186ページ
定価:1,500円
平成20年4月18日本殿他が国宝に答申された人吉市の青井阿蘇神社。宮司が書いているので同神社の神社誌のような内容になっている。
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延喜式内上野十二社巡拝の栞 附沿道著名神社史跡

延喜式内上野十二社巡拝の栞
編集兼発行人:大圖軍之丞
発行所:群馬県神職会
発行日:1934年5月10日 第三版
ページ数:96ページ
中世には国守が任地の神社を巡拝し、その順序から一宮、二宮、三宮という格付けが発生した。戦前においても群馬県において式内社を巡拝する慣習が残っていたことがわかる小冊子。入手したのは第三版であり、初版からの経緯がよくわかる「序」を引用しておく。
「本書は昭和六年八月本会に於て第一回県下式内十二社巡拝を行うに際り参加者の便を図ると共に広く江湖の参考に資せんが為本会会報特集として発刊したものである。然るに其の後一般の要望多く且第二回以後の参加者に対しても頒布するを便と認め同七年八月増補の上再刊し、今又若干の補正を加え且新に各神社の写真を挿入して茲に第三版を刊行する次第である。
従ってすべて本会の実施する巡拝計画に基き且式内神社の外沿道の著名神社史蹟をも採り其の参拝巡路のままに記述されているので、幸いに其の使命を全うする所があれば満足とするものである。」
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能登藤波 神目神社祭礼 酒樽がえし

酒樽がえし

能登町藤波の神目神社の祭礼、酒樽がえしを見てきました。

源義経が奥州に渡るときに供の女3人とともに7つの樽に乗って流れ着いたという伝承をもとに、旧暦3月2日に八王子神社の祭礼として樽祭りを行っていたという。八王子神社氏子の上組と大宮神社の氏子の下組に分かれ、それぞれ五升樽を供え、ひとつの樽にあけて奪い合い、その勝負により大漁を占ったという。八王子神社と大宮神社は明治41年に神目神社に合祀され、神目神社の祭礼となる。

酒樽がえし

社頭には山車が1台。

酒樽がえし

しばらくすると、もう1台向こうの集落からやってきました。かつては3台あったそうですが、人出不足で出ませんでした。

酒樽がえし

本殿には鯨の頭の骨が奉納されていて、拝殿内にも鯨漁の様子を描いた絵馬が2枚飾られている。

酒樽がえし

七尾湾内に迷い込んできた弱った鯨を捕ることがあったのでしょう。やはり大物ですから、豊漁の印だったのでしょうね。

酒樽がえし

14時少し前に揃ったということで神事が始まる。今年は下帯姿の男性は11人。全体的に若返ったそうです。

酒樽がえし

神事が終わると、一升樽に酒を詰める。

酒樽がえし

酒樽をかついで階段を駆け下り、鳥居のところで最初の回し飲みが始まる。

酒樽がえし

交代しながら酒樽をかついで、神事を行う田に向けて走ります。かなり全速力です。

酒樽がえし

田に着くと、回し飲みして気勢を上げて田に入り、酒樽を奪い合う。
奪い合うというより、酒樽を皆で抱え上げるという感じです。酒樽を神様とみなせば、同町のあばれ祭りのように神を喜ばせるために、皆でワッショイしたり、投げ飛ばしたりしているようにも見える。

酒樽がえし

3回田で奪い合った後は、また全速力で海に向かいます。
観客もとても疲れる祭りです。

酒樽がえし

海に入り、同じく酒樽を奪い合う。田で汚れた樽や体もきれいに清められていく。

酒樽がえし

田で酒樽を奪い合っている間に、社頭にあった山車は海のほうに移動してあった。
晴れていて良かった。

神目神社 酒樽がえし
石川県鳳珠郡能登町藤波

4月2日
14:00頃~ 拝殿内で神事
14:30頃~ 酒樽をかついで田へ向かい、酒樽を奪い合う
15:00頃~ 酒樽をかついで海へ向かい、酒樽を奪い合う

能登輪島 市姫社

市姫社

輪島市河井町の市姫社。御祭神の市姫神は宗像三神の市杵島姫命と考えられる。

市姫社

輪島朝市で店が立ち並ぶ朝市通りから市姫参道を進む。

市姫社

祠のないが、朝市の守り神様

市姫社

よく見ると塔の台は臼のようだ。能登はかつて素麺の山地であった。人々は感謝の意を表すのに、素麺の原料である小麦の挽臼を祠の代わりにお供えした姿だという。

市姫社
石川県輪島市河井町

能登輪島 重蔵神社産屋

重蔵神社産屋

輪島市の輪島朝市通りにある重蔵神社産屋。

重蔵神社産屋

輪島の朝市。地元にいてもなかなか来る機会はない。

重蔵神社産屋

朝市通りの突きあたりに産屋はある。

重蔵神社産屋

ここは例祭のときに神輿の御旅所となる。

重蔵神社産屋

重蔵神社の男神様が舳倉島の女神様のために建てた産屋がモチーフになっている。

重蔵神社産屋

中に入ると御柱が立っていて、一人の場合は右手を触れて右回りに1周、二人の場合は男が右回り、女が左回りに同時に回って半周して見つめ合う。そのあとに奥の社に詣る。

重蔵神社産屋

お守りや絵馬もいろいろあるけど、花御札がきれいです。1月から12月まで、本来は月ごとに替えるものだろうけど、誕生月の加護を願って9月の菊を求めました。

産屋は朝市の開催と連動して開くので参拝には注意してください。

重蔵神社産屋
石川県輪島市河井町1-87
拝観時間:午前8時~午後3時、第二、四水曜日午前9時~

沖縄県神社庁誌 設立二十年史

沖縄県神社庁誌
編纂者:沖縄県神社庁二十年誌編集委員会
発行者:沖縄県神社庁
発行日:1992年11月30日(非売品)
ページ数:360ページ
沖縄県が返還されてから神社庁を設立し、その後二十年の年誌が基本であるが、沖縄県はもと琉球王国という独立国であったため、日本神道の流入も遅く、神社数も少ないため神社誌を作るまでもないであろう。本誌では、沖縄県の神道の歴史、沖縄県の神社庁管下十三社について御祭神、例祭日、由緒を掲載し、沖縄県神社誌とも言える内容となっている。
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能登二宮 天日陰比咩神社③

天日陰比咩神社

中能登町の天日陰比咩神社。先日二社の御朱印をいただいたところですが、ホームページを見るとあと2つあることがわかりましたので、また参拝してきました。

天日陰比咩神社と伊須流支比古神社の二社があったことから集落名が「二宮」となり、神社も二宮大明神と呼ばれたことに由来する「二宮神社」の御朱印です。

天日陰比咩神社

相殿の伊須流支比古神の鎮座する伊須流支比古神社の御朱印。
伊須流支比古神社は石動山鎮座が有名ですが、石動山はこちらの神社の御分霊を勧請したと伝わります。

天日陰比咩神社

今日は晴天の昼に参拝したので、前回とはまた違った雰囲気でした。

天日陰比咩神社

授与所前には御朱印の案内板。前はなかったけど、これが出ていれば。

天日陰比咩神社

社務所前にはショウジョウバカマがきれいに咲いていました。

天日陰比咩神社

御朱印を待つ間、前回見れなかった鶏舎から神鶏が散歩に出ていたので見ていました。

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3、4羽かなと思っていましたが、想像以上の数です。和鶏だけではなく、大陸系もいるようです。
鶏にはあまり詳しくないですが、この鶏が一番神鶏らしいですね。

天日陰比咩神社

鶏冠のない若い鶏かと思っていたら、これが烏骨鶏だと。人慣れせず、近づくと遠いところに行ってしまいました。

天日陰比咩神社

境内図には神奈備に「大御前峰社」「中御前社」「船木社」と三社かかれているので、道筋を尋ねてみました。
かなり以前は地元の氏子が道を整備していたらしいですが、今は雑木林で全く道がわかりません。ということで簡単には行けそうにありません。残念。

天日陰比咩神社
石川県鹿島郡中能登町二宮子甲8