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白山比咩神社史 古代・中世篇(普及版)

白山比咩神社史 古代・中世篇
発行:白山比咩神社
発売:北國新聞社
発行日:2016年2月7日
ページ数:397ページ
定価:3,704円+税
「加賀・越前・美濃三馬場における白山信仰の姿と白山本宮の歩み」

2017年の白山開山1300年に向けて編纂が進む通史三部作の第一冊。オールカラーで写真もきれいで楽しみながら読める。発行日は非売品の箱入り限定版と同じで、カバー装丁となった普及版は今月の発売。白山の神社研究には必携の一冊。
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加賀寺井 奧野八幡神社

奧野八幡神社

能美市寺井の奧野八幡神社。御祭神は応神天皇、神功皇后、比咩大神、少彦名命、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売大神、高良玉垂命。

寺井には往古石清水八幡宮や南禅寺の荘園があったと言われ、土着した結城氏が寺井の奥城に奧乃社を祀ったのが始まりと言われる。明治に入り、寺井地内の少彦名命社、八幡社、春日社と合祀し、奧野八幡神社と改称されました。

ということで、御祭神の少彦名命が少彦名命社、応神天皇、神功皇后、比咩大神が八幡社、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売大神が春日社の祭神ということになるでしょうか。奥乃社の御祭神は高良玉垂命ということか、合わせて八幡神も祀られていた可能性はあるが、土着した結城氏が南朝方の忠臣であったことと関係しているのか。

奧野八幡神社

旧寺井町の総社的存在であったので広い境内です。もとは町内に神職がいましたが、現在は兼務社となっています。

奧野八幡神社

境内には摂社や奉納物、祈念碑が所狭しと並んでいます。
この社は祭神が不明

奧野八幡神社

九谷彦三記功碑の横の御神木前に石祠があります。太陽と月を模した窓、中に磐座らしき石、隣県福井ではよく見かける石祠ですが、県内では珍しいものです。

奧野八幡神社

境内社天満宮。御祭神は菅原道真公
本社の御祭神一覧には菅原道真公は上がっていないが、明治41年の合祀は地内五社とあり、残りの一社が境内社の天満宮だったのか、このあたりは再調査が必要です。

奧野八幡神社

天満宮の横にまた石祠。筆塚とありますが、石祠の中はかなり風化していますが仏像のようです。
このあたりは神仏習合の名残なのかもしれません。

奧野八幡神社

境内には宝物館もあり、九谷庄三作冨士越の竜図大皿、初代善平作神苑の鳩図陶板などが納められているようです。

奧野八幡神社

社殿は寺井町一の大社らしく荘厳な建物です。

奧野八幡神社

境内には能美市指定文化財となっている七重塔があります。

朝鮮出兵のとき、前田家家臣が持ち帰ったという説と、加藤清正が持ち帰って利家に贈呈したという説があるが、当時は二基で一対だったとされ、もう一基は兼六園の海石塔だと言われています。また、海石塔と一体で十三重塔だという説もあります。

利常が小松城に移したこの塔を、廃藩置県のときに寺井村の綿屋平蔵氏が買収し、村民挙げて運搬したという記念すべき塔です。

奧野八幡神社
能美市寺井町リ15乙

加賀平加 安産日吉神社

安産日吉神社

美川の安産日吉神社(やすまるひよしじんじゃ)。御祭神は大山咋神、大巳貴命の二柱。
平加は往古「比楽(ひらか)」と呼ばれ、延喜式にも見える重要な湊でした。神社も比楽湊にあったと言われていますが、度重なる洪水に悩まされ現在地に遷座したと言われます。

安産日吉神社

西の日本海に向かって延びる参道前の第一鳥居

安産日吉神社

参道を進んで境内入口の第二鳥居

安産日吉神社

境内は北が一段低くなっていて、丘陵の北辺にあたります。

安産日吉神社

そのため風が強く砂が飛ばされるのか、境内の松は自然に根上がり松となっています。

安産日吉神社

祭神とは別に、当神社は女性の奉納品の多さから女性の神様とも言われ、本吉の藤塚神社とは雄神、雌神の関係とも伝えられ、おかえり祭りは雄神である藤塚神社から雌神である安産日吉神社のもとへ訪れる祭りだという逸話があるそうです。

安産日吉神社

「安産」は「あんざん」とも読めるため、現在は安産の神様として祈願する女性も多いそうです。

安産日吉神社
白山市平加町ル90

加賀本吉 藤塚神社

藤塚神社

美川の藤塚神社です。御祭神は大山咋神、大巳貴命、天照大神の三神。
美川は元藤塚と呼ばれ、山王社が勧請されてから藤塚山王社と称した。神仏分離により本吉日吉社、藤塚日吉社と改称し、石川県庁が移転されたから官員遙拝所となった。最終的に現在の藤塚神社となる。

神社標の「塚」の字は土偏がなく、旧字体の「冢」が正式名のようですが、御朱印も「塚」ですね。
御朱印は隣接する社務所でいただきました。

藤塚神社

社頭は現在西向きで日本海に向かっている。北前船で賑わった町らしい。その頃は本吉と呼ばれていました。

藤塚神社

鳥居脇にある案内板によると、右方の角は「山王辻」と呼ばれたようです。

藤塚神社

石垣の隅石に刻印があり、「几号水準点」というらしく、高低測量の基準点だそうです。
北陸地方では極少ないと書かれており、確かに見た記憶がありません。

藤塚神社

拝殿に詣ります。

藤塚神社

扁額の文字は前田家13代斉泰公の御染筆

藤塚神社

樹齢450年の大欅はこの地方でも最古の巨木です。

藤塚神社

境内には明治六年に造営された金比羅社

藤塚神社

少し離れた市街地にある春季例大祭おかえり祭りの御旅所である高浜宮

藤塚神社

高浜宮の境内には祭りの山車の保管庫が建っています。

藤塚神社

奥に御旅所の仮宮の建物があり、ここが最近新築されたようです。新しい建物です。

藤塚神社

仮宮だからか普段はやはり賽銭箱など詣る場所は開放されていませんね。

藤塚神社
石川県白山市美川南町ヌ167

伊勢の神宮 ヤマトヒメノミコト御巡幸のすべて

伊勢の神宮 ヤマトヒメノミコト御巡幸のすべて
編者:大阪府神社庁
発行所:和泉書院
発行日:1993年8月31日
ページ数:111ページ
定価:1,748円+税
「第61回神宮式年遷宮記念出版。天照大神の御杖代・倭姫命の伊勢御巡幸説話の比定地を実地踏査。前人未踏の初の成果。」

内宮・外宮が伊勢にお鎮まりになるまでの道のりが御巡幸だが、すべての比定社を紹介している本は多くはない。本書では比定社すべてについて考察を加えている。参拝の参考になる。
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能州鳳至柿生 像石神社 石仏山祭(例祭)

像石神社

像石神社(かたいわじんじゃ)で3月2日に行われる石仏山祭に行ってきました。
御祭神は大巳貴命、少名彦命。像石神社で調べても全く参考資料が出てきませんが、本日の祭りのなかの祝詞に入っていた神社名であり、字を神職さんに教えていただきました、

社殿がなく、磐座に対して祭祀を行う県内でも大変珍しい神社です。

像石神社

集落から太鼓を先導に神職と村人が続きます。

像石神社

雪の中、集落の山の神、田の神である石仏山に向かいます。

像石神社

石仏山は「祭祀遺跡 石仏山」として県史跡指定を受けています。

像石神社

しばらく上ると、「女人禁制」の立て看板。現在でも聖域として男性のみで祭りは行われます。

像石神社

磐座の手間で木に注連縄を張り、鳥居代わりとします。

像石神社

「前立」と呼ばれる磐座の前に着くと、注連縄をかけ、祭りの準備をします。
前立は大巳貴命の依代とされ、高さ約3メートル、幅60センチの巨石で左右に低石が立てられています。
神社名でもある像石とは磐座のことで、男性器を模しているとか。

さらに上方に「唐戸」「奥立」という巨石があり、少名彦命の依代だとか。今日は雪深いのでこちらは後日にでも。

像石神社

磐座の前には贄(米と野菜)と鏡、榊の枝にろうそくを刺し、神事が始まります。

像石神社

途中隣りに移動して、かまどとして火をおこし、やかんに米を投入して祝詞を捧げます。

像石神社

今日は神事の間だけ大雪でした。まるで神が降臨しているようで、ここ数年としては希有な年だったとか。
とても貴重な体験でした。

像石神社
石川県鳳珠郡能登町柿生(石仏山)

石神さんを訪ねて 出雲の巨石信仰

石神さんを訪ねて 出雲の巨石信仰
発行所:山陰中央新報社
ページ数:111ページ
定価:1,300円+税
「本書は、山陰中央新報出雲ローカル面に2014年5月22日付から2015年5月14日付にかけ、44回にわたって掲載した記事を1冊にまとめました。また、単行本化にあたり、6カ所の石神さんを書き下ろしで追加しました。」

島根県内の出雲国と言われた地域の、いわゆる磐座の紹介です。行くのに時間がかかるもの、非常に困難な場所のものも含まれるが、一度は行ってみたい場所ばかりです。
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越後一の宮 おやひこさま 弥彦神社写真集

越後一の宮 おやひこさま 弥彦神社写真集
発行:BSN新潟放送
編集・発売:新潟日報事業社
発行日:2013年3月27日
ページ数:107ページ+DVD1枚(40分)
定価:3,000円+税
「神宿る弥彦山東麓に鎮座する延喜式内社・越後一の宮 弥彦神社は古代から越後の人々の暮らしを見守り、おやひこさまと親しまれ尊崇を集めてきた。古式を今に伝える多くの神事と森厳な境内地や実り豊かな里の移りゆく季節を映像化した本書は万葉集に詠われた神々しい往古の息吹を伝えている。」

弥彦神社の神事を一年間追った写真集。まずは番組の撮影のためということでDVDでその映像も見ることもできるが、一般人には非公開の神事もあるので貴重な資料と言えるでしょう。

近江日野 綿向神社の四季

近江日野 綿向神社の四季
著者:社 信之
写真:吉野 晴朗
発行所:東方出版
発行日:2002年5月25日
ページ数:119ページ
定価:3,000円+税
「神社の四季やその周辺の自然景観と宮司の適切な解説と相まって本書は、資料的にもその価値は高いと言える。本書によって東近江を代表する古社としての綿向神社の概要を知るとともに、綿向山の山麓にひろがる四十二郷の産土神としての歴史の重さを感じさせる。古社と地域の人々の接点をより表出させた珠玉の写真集といってもよいだろう。」

本書は延喜式内社でもある馬見岡綿向神社の年間の神事・祭りを追いながら、神社周辺や神奈備である綿向山の四季折々の景色を紹介する。神社を中心とした氏子の生活感も感じられる良い写真集です。
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神の島 沖ノ島

神の島 沖ノ島
著者:藤原新也、安部龍太郎
発行所:小学館
発行日:2013年5月22日
定価:2,800円+税
「福岡県玄界灘の洋上に浮かぶ沖ノ島。島全体が御神体で、一般の人の入島は厳しく制限されている。女人禁制、一木一草一石たりとも持ち出してはいけない。今日なお厳しい掟を守り続け、日々祈りが捧げられている。」

沖ノ島は「海の正倉院」とも言われ、世界遺産候補となっている。島全体は宗像大社の神領で沖津宮が鎮座している。一般人は1年に祭りの1日(5月27日)のみ上陸を許され、それも男性のみという未だに掟が厳しいことで知られています。それは祀られる神が宗像三女神の田心姫神で、女性には嫉妬するからとか。

そういう意味でもほぼ行けない場所でもあるので、沖ノ島の状況を少しでも写真で知ることができるのは貴重です。
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熊野大神 蘇りの聖地と神々のちから イチから知りたい日本の神さま①

熊野大神 蘇りの聖地と神々のちから
監修:加藤隆久
発行所:戎光祥出版
発行日:2008年2月1日
ページ数:175ページ
定価:2,200円+税
「熊野の神々はなぜ人々を惹きつけるのか。神々がすまう場を実感し、祭神と神社の謎に迫る。豊富な写真でやさしく解説したはじめての神さま入門書刊行」
熊野三山に関する入門書。今なら熊野古道の特集が入るのだろうけど、本書は神社の社殿の配置、神様の御神徳、宮司に聞く、牛王宝印の意味、例祭、熊野に伝わる伝説など神社の話題が凝縮されている。
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加賀金沢 金沢神社③

金沢神社

金沢市の兼六園に隣接する金沢神社。兼六園がまだ竹沢御殿と呼ばれた頃、前田家の祖先としていた菅原道真公を祀った城の鎮守として建てられました。

金沢神社

最近、毎月25日の天神月次祭に特別な御朱印を授与するようになったので、再度いただいてきました。
25日のみ2ページ目の朱印(朱色ではないけど)が追加されます。最初は「天神月次祭」と墨書きしていたようですが、現在はこの形式に落ち着いたようです。

金沢も北陸新幹線が開通してから御朱印の授与数が飛躍的に増えたということなので、2度、3度と訪れてもらうのには良いことかと思います。京都のように季節ごとに違う御朱印があるのはやり過ぎだと思いますが、もともとある祭りに連携したものはアリですね。

中央の印は「こちふかば にほいおこせよ うめのはな あるじなしとて はるをわするな」という道真公が詠んだ和歌です。左隅に月(今月は「如月」)と金城霊澤の印が押されています。いただいたときに神職さんからは特に説明がなかったので、先にいただいていた方も特別な日だとは思っていないでしょうから、墨書きもなくなったので天神月次祭の日くらいは補足してもよいかと思います。

実は通常の御朱印もいつの間にか変わっていました。「金」の墨書きの一部に金箔が付きました。豪華になりました!

金沢神社

2月25日は道真公の命日だとか。北野天満宮では祭りが行われているようです。
今は受験シーズン真っ只中ですから、絵馬が所狭しと並んでいました。

金沢神社では12月の終い天神と1月の初天神が中でも特別なもので、藩政期はこの間武家では天神堂を各家で飾りました。

金沢神社

朱色の鳥居は前田家鎌倉邸にあった稲荷社が、こちらの稲荷社に合祀されたときに寄付されたものです。
ちなみに稲荷社は境内社で本殿に合祀されているわけではありません。15日には稲荷月次祭が行われています。

他に1日に御祭神の白蛇大神の白蛇月次祭が行われていますが、今のところ1日、15日は特に別の御朱印があるわけではないとのことでした。

金沢神社

境内には印に押された金城霊澤があり、「金沢」の命名起源となった場所とも言われています。

金沢神社

御朱印と一緒に道真公のしおりが付いてきます。白蛇大神は金運を向上するということで、1つ頒布していただきました。白いのが300円、水晶が1000円ということで、価値はどうあれ白蛇さんが透き通っているのもどうかと思いましたので、私は白蛇さんで金運向上をお祈りします。

金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3

神奈川県神社誌

神奈川県神社誌
編集発行:神奈川県神社庁
発行日:1981年6月20日
ページ数:474ページ
神奈川県下1130社の神社について、御祭神、例祭日、由緒、宝物などを掲載する。各社1枚の写真を掲載し、当時の行政区(郡市)ごとに収録される。
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東京都神社名鑑 上・下巻

東京都神社名鑑
編集発行:東京都神社庁
発行日:1986年3月30日(非売品)
ページ数:上巻 662ページ、下巻 469ページ

東京都内の千四百余社を区部(上巻)と三多摩と島嶼部(下巻)に分けて収録する。各神社は写真1枚、御祭神、例祭日、由緒、社宝類などを掲載する。もとはこの神社編のほかに、特殊神事・文化財・文献・行事・芸能などを資料編の発行予定があったのだが未完となったよう。

銅版画 大分縣社寺名勝図録 復刻版

大分縣社寺名勝図録
原書
編著者:上田延成
発行:明治37年3月21日
発行所:修翠館

復刻版
発行所:青潮社
発行日:1983年4月1日
ページ数:533ページ
定価:15,000円
「本書は、羅漢寺の図をはじめ宇佐神宮など著名なものから、郷村の大小の社寺にいたるまで大分県内すべての神社仏閣を銅版画に描き印刷したものであります。その総数は豊後国10郡、豊前国2郡にわたって、神社318図・寺院139図・温泉および名所15図の合わせて472図におよび、一県のみでこれほど多数をまとめて収録し、刊行されたものは全国でも珍しいといわれています。また社寺建造物だけでなく、山川邑里や海湾島嶼・湖沼橋梁・汽車汽船など全体の景観が名勝としてとりいれてあり、当時の県内の情景を知る貴重な史料であります。」

原書が銅版画であるため不鮮明なところもあるが、できるだけ鮮明に印刷しようという姿勢は感じられる。大きな銅版画は折り込みで収録されている。銅版画は著名な社寺のものが現在でも入手できるが、数も少なく高価なものも多いため、これだけの数をまとめて参照できる本書は大変貴重である。
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椿大神社二千年史

椿大神社二千年史
著者:椿大神社宮司 山本行隆
発行所:たま出版
発行日:1992年10月11日
ページ数:382P
定価:2,000円+税
全国の猿田彦大神の総本宮とされる椿大神社の歴史や関係資料が記載されている。都波岐神社との一の宮論争や、境内に多数ある摂末社の由来など、椿大神社の研究には一級資料といえる。
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ふるさとのお社 わが心の神、その由来をたずねて

ふるさとのお社

編集・発行:岩手日報社
発行日:1980年4月10日
ページ数:337ページ
定価:1,300円

昭和54年6月から10月まで149回にわたって岩手日報朝刊に連載された記事に追加して156社を掲載している。各神社見開き2ページで神社に関連する話と由緒を紹介する。もとが新聞記事なので一般向けでさらりと読め、とても面白い。

南豆神祇誌 復刻版

南豆神祇誌 復刻版

原書
著作者:足立鍬太郎
発行者:静岡縣賀茂郡神職会
発行日:1928年4月10日
定価:壱圓参拾銭

復刻
発行所:羽衣出版
発行日:2002年2月25日
ページ数:243ページ
定価:2,381円+税

南伊豆地方、伊豆諸島の神社名鑑。旧字・旧文体のため読みづらい部分もあるが、同地域の神社研究には必携の一冊。この地域は本州でも早くから開けた地域であり、そのため延喜式内社も多く、式内社と研究としても役に立つ。
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阿蘇神社第91代宮司阿蘇惟之聞き書き 火の国水の国

火の国水の国

著者:島村史孝
発行:西日本新聞社
発行日:2010年3月8日
ページ数:221ページ
定価:1,143円+税

2009年に西日本新聞に掲載された記事を再編集して書籍化。阿蘇神社宮司の語りを中心に構成され、阿蘇神社や阿蘇地方についての興味ある話が多く収録されている。
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鹿児島ふるさとの神社伝説

鹿児島ふるさとの神社伝説

著者:高向嘉昭
発行:南方新社
発行日:2012年1月20日
ページ数:293ページ
定価:1,500円+税

鹿児島の91社の神社について御祭神と由緒を紹介する。一般書なのでもう少し興味をひくように写真が載せられていても良かったと思う。神社一覧は鹿児島県神道青年会の「ふるさとのお社」を再録し、1138社を掲載している。
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木城町比木神社誌

木城町比木神社誌
著者:石井一次
発行:鉱脈社
発行日:2006年11月29日
ページ数:375ページ
宮崎県児湯郡木城町の比木神社の歴史について詳細に研究した書。著者は比木神社総代会長を6年務め、参考書の調査や関係社への聞き取りを丁寧に進められた形跡がよくわかる。
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加賀一の宮 白山比咩神社③

白山比咩神社

白山市の白山比咩神社。加賀一の宮。御祭神は菊理媛神、伊弉諾尊、伊弉冉尊の三柱。
もう何度も御朱印いただきましたが、神社用の御朱印帳の最初のページは一の宮と決めているので、今年最初の参拝も兼ねて行ってきました。

白山比咩神社

今日はあいにくの大雨だったので、人もまだらだったからか、いつも御朱印は巫女さんが書いてくれるのですが、今日は神職さんが書いてくれました。いつもよりしっかりとした墨書きでうれしい。

白山比咩神社

来年は白山開山1300年の記念年ということで楽しみです。

白山比咩神社
石川県白山市三宮町

神宮官国幣社 御神徳記 全

神宮官国幣社 御神徳記

編集兼発行者:大日本敬神会
発行所:大日本敬神会大阪支部伊丹事務所
発行日:大正2年3月20日初版、大正7年10月20日第8版
ページ数:330ページ
定価:1円48銭

社格上位の神宮・官幣社・国幣社・別格官幣社の由緒をまとめた本。
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越前福井 登知為神社

登知為神社

福井市の登知為神社です。足羽郡の延喜式内社比定社です。
御祭神は瓊々杵尊、菅原道真公、高木神、伊弉冉尊の四柱。

登知為神社

神社は浄土真宗本願寺派の朝倉山本蓮寺に隣接して、参道が続いています。

登知為神社

山里には珍しい珍客も。社頭のご自宅の庭に雉子三羽を発見。近づくと逃げられました。

登知為神社

長い参道の先に長い階段。

登知為神社

上ると社殿が建っています。

登知為神社

社殿前からは集落が見渡せますが、木々が大きくて展望があまりよくなかった。
なにか出てきそうなので、早々に戻らないと。

登知為神社
福井県福井市栃泉町96-12

越前福井 八幡神社

八幡神社

福井市東大味町の明智神社に詣った後で、集落の神社に詣りました。
集落の八幡神社と氣比神社を合祀し、八幡神社として鎮座しています。御祭神は応神天皇、足仲彦尊(仲哀天皇)。

八幡神社

杉に囲まれた境内。昔はもっと多くの杉木立に囲まれて薄暗かったようです。

八幡神社

階段の脇に大石が据えられています。

八幡神社

本殿の左に境内社が鎮座しています。

八幡神社

八幡神社にはもともと阿弥陀如来座像が祀られていたようです。神仏習合の八幡神の本地仏が阿弥陀如来です。

八幡神社
福井市東大味町

越前福井 明智神社

明智神社

福井市東大味町の明智神社。「あけっつぁま」と呼ばれる小さな祠に御祭神明智光秀公が祀られています。

明智神社

「細川ガラシャゆかりの地」という石碑が建つこの周辺は、朝倉義景の客将として越前に来ていた頃住まいをした場所と言われ、ここで後に細川忠興の室となった娘玉が生まれたと伝わります。

明智神社

祠は農家三軒で守られてきたもので

明智神社

境内には「東大味歴史文化資料館」が建てられ、明智光秀公に関する資料が展示されています。

明智神社

神社には明智光秀公の木像が安置されています。

明智神社

しかし、看板が「御祭神」ではなくて「御本尊」となっているのはいただけないですね。

明智神社
福井市東大味町

越前鯖江 刀那神社

刀那神社

鯖江市の刀那神社。延喜式内社の今立郡刀那神社の論社。
御祭神は建御雷男命、伊弉册尊。

刀那神社

集落の田の真ん中を一直線に延びる長い参道。

刀那神社

参道や境内はきれいに掃除されていて清々しい。

刀那神社

社殿は一段高くなっている。

刀那神社

注連縄はこのあたりは一直線のものが多いのだが、この社は垂れているよく見る形のもの。

刀那神社

本殿はさらに一段高くなっている。

刀那神社

本殿の左に境内社が二社建っている。左の一社には地蔵らしき仏像が納められている。

刀那神社
福井県鯖江市上戸口町

越前鯖江 石部神社

石部神社

鯖江市の石部神社。御祭神は吉日古命、吉日賣命。延喜式内社の今立郡の石部神社の比定社。

石部神社

集落の一番の奥に神社が鎮座しています。

石部神社

参道の階段を上ると平坦地があり、さらに階段を上って社殿が鎮座しています。

石部神社

社殿は拝殿と本殿が一体となっています。

石部神社

社殿の前に境内社が二社建っています。

石部神社

合祀した山王神社と八幡神社らしいですが、扁額や社標がなくどちらか分かりません。

石部神社

境内からは集落とその向こうに長閑な景色が広がります。

石部神社
福井県鯖江市磯部町26