「18福井県の神社」カテゴリーアーカイブ

越前一の宮 氣比神宮

氣比神宮

敦賀市に鎮座する氣比神宮。御祭神は伊奢沙別命(氣比大神)、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、日本武尊、玉姫命、武内宿禰命の七柱。延喜式敦賀郡氣比神社の比定社で明神大社、越前国の一宮。

氣比神宮

表参道の大鳥居は旧国宝。表参道は東へと延びる。

氣比神宮

参道左に末社猿田彦神社、御祭神は猿田彦大神

氣比神宮

社務所前を通り、旗揚松で左に折れる。宮司家が南朝方で挙兵するにあたり、氣比神の神旗を揚げたという。

氣比神宮

鳥居と廻廊の先に拝殿が見える。社殿は南向き

氣比神宮

外拝殿に参る。

氣比神宮

拝殿の左に九社の宮が並ぶ。入口から摂社伊佐々別神社(御祭神は御食津大神荒魂)、末社擬領神社(御祭神は建功狭日命)、摂社天伊弉奈彦神社(御祭神は天伊弉奈彦大神、延喜式敦賀郡伊佐奈彦神社の論社)、摂社天伊弉奈姫神社(御祭神は天比女若御子大神、延喜式敦賀郡天比女若御子神社の論社)、摂社天利劔神社(御祭神は天利劔大神、延喜式敦賀郡天利剣神社の論社)、末社鏡神社(御祭神は神功皇后奉献の宝鏡の神霊)、末社林神社(御祭神は林山姫神)、末社金神社(御祭神は素盞嗚尊)、末社劔神社(御祭神は姫大神尊)

氣比神宮

本殿の左に末社神明両宮、天照大御神と豊受大神を一社ずつ祀る。

氣比神宮

本殿の左右に二社ずつ、四社の宮が囲む。東殿宮(東)、総社宮(東北)、平殿宮(西北)、西殿宮(西)の四社。

氣比神宮

東駐車場の一画に土公拝所

氣比神宮

フェンスの向こう敦賀北小学校校庭に土公と呼ばれる小丘がある。主祭神の氣比大神が降臨した地という。

氣比神宮

末社大神下前神社、御祭神は大己貴命、稲荷神と金刀比羅神を合祀する。延喜式敦賀郡の論社のひとつ。

氣比神宮

末社兒宮、御祭神は伊弉冉尊。

氣比神宮

左の狛犬の「享保十一年 加賀屋正利造」の銘が見える。

氣比神宮

摂社角鹿神社、御祭神は都怒我阿羅斯等命。「敦賀」の地名発祥と言われる。都怒我阿羅斯等命は大加羅国の王子で延喜式敦賀郡の比定社。

氣比神宮

絵馬堂

氣比神宮

多くの絵馬が架かる。

氣比神宮

荒れている絵も多いが、主題はいろいろある。

氣比神宮

境内整備の一環として芭蕉像が立っている。

氣比神宮
福井県敦賀市曙町11−68

越前福井 杉杜白髭神社

杉杜白髭神社

福井市に鎮座する杉杜白髭神社。御祭神は猿田彦大神、伊弉冉尊、倉稲魂命を配祀する。延喜式足羽郡の杉杜郡神社の比定社。

杉杜白髭神社

足羽川木渕に鎮座していたが水害で現在地に遷座。古跡は足羽川右岸の三丁余り先のモクサン渕であるという。
鳥居をくぐって正面の建物は地区の公民館。

杉杜白髭神社

手水には亀が彫刻されている。明治になって旧藩主松平春嶽公より氏子に贈られたものという。

杉杜白髭神社

鳥居の横に庚申灯籠、宝暦十一年奉納で柱に申が抱きついている。

杉杜白髭神社

鳥居から右に曲がって社殿。社殿は東向き。拝殿に参る。

杉杜白髭神社

拝殿右に境内社の宮比神社。御祭神は天鈿売命、迦具土神を配祀する。

杉杜白髭神社

神社には寛文七年に建造された鳥居があったが、昭和20年の福井大空襲で罹災し、境内には柱の一部と亀腹が残る。

杉杜白髭神社

亀の奉納物の台座に首の欠けた亀腹が残る。

今日は二度目の参拝であったが、今日も自宅は留守であったので、御朱印は確認できなかった。

杉杜白髭神社
福井県福井市勝見2丁目1

越前福井 佐佳枝廼社

福井市に鎮座する佐佳枝廼社。御祭神は福井藩初代藩主結城秀康公、幕府初代徳川家康公、福井藩16代藩主
松平慶永(春嶽)公を祀る。社名は明治六年に春嶽公の命名。

明治維新後の創建で新しい神社だが、福井大空襲、福井地震により社殿は焼失した。新しい神社の表参道は南向き。地階が駐車場となっており、階段を上って境内に入る。

鳥居は福井城跡の東側にもある。

階段を上ると、広い境内、一直線に延びる白い参道。青い空が臨めれば清々しい神域です。

拝殿に参る。左の社務所で御朱印をいただく。

拝殿後ろの本殿。家康公を祀ることから福井の東照宮とも言われる。

佐佳枝廼社
福井県福井市大手3丁目12−3

越前福井 福井神社

福井市に鎮座する福井神社。御祭神は福井藩16代藩主松平慶永(春嶽)公。

神社は福井城跡の内堀の西北隅に鎮座する。

鳥居をくぐる旧社名標が立つ。元は内堀北南隅に立っていて、内堀の西側が神社参道だったという。社名標は昭和23年の福井地震で内堀に落ちて失われた。昭和58年の堀浚渫により引き上げられ設置された。

参道は鳥居をくぐると左に折れ、社殿は東向きに建つ。拝殿に参る。

拝殿の左側に御祭神の春嶽公の銅像が設置されている。

拝殿への参道左に摂社恒道神社には、幕末の福井藩士として活躍した中根靱負(雪江)、鈴木主税(純渕)、橋本左内(景岳)が祀られている。

福井神社は幕末の福井藩藩主と藩士を祀った旧別格官幣社である。

今日は社務所が無人であった。

福井神社
福井県福井市大手3-16-1

越前福井 柴田神社

柴田神社

福井県に鎮座する柴田神社。御祭神は柴田勝家公、お市の方。

柴田神社

大通り沿いのため駐車場は少し離れた場所にある。

柴田神社

柴田神社は柴田勝家公創建の北の庄城址に建つ。境内には堀などが復元されている。

柴田神社

境内の隅、北の庄城址資料館が整備されている。

柴田神社

中には発掘により出土した遺物や北の庄城の歴史パネルなどが展示されている。

柴田神社

二階からは境内を展望できる。

柴田神社

NHK大河「江」の放映に合わせて北の庄城のミニチュア天守が期間限定で復元されている。

柴田神社

神社への表参道は北の商店街通りになる。二つ目の鳥居は東向き。社殿も東向き。鳥居をくぐると境内社の稲荷神社。

柴田神社

放映を記念して三姉妹の銅像も新設された。

柴田神社

お市の方と三姉妹の銅像の前、本殿の右に境内社の三姉妹神社に鎮座する。

柴田神社

拝殿に参る。

柴田神社

拝殿から見える柴田神社本殿

柴田神社

社務所で御朱印をいただく。

柴田神社
福井県福井市中央1丁目21-17

越前福井 藤島神社

福井市に鎮座する藤島神社。御祭神は新田義貞公。

神社は足羽山の中腹に鎮座し、麓に朱色の大鳥居が立つ。徒歩は階段を上るが、駐車場は社殿近くにあり、そこまで上がれる。

建武中興十五社の一社で、旧別格官幣社である。

社殿は東南向き。石畳の参道を拝殿へと進む。

拝殿に参る。

拝殿右の社務所で御朱印をいただく。

藤島神社
福井県福井市毛矢3丁目8−21

越前福井 毛谷黒龍神社

福井市に鎮座する毛谷黒龍神社。延喜式の坂井郡毛谷神社の論社のひとつ。御祭神は高龗神、闇龗神、男大迹天皇。

足羽山の麓、東向きに社殿は鎮座する。

階段を上る。

黒龍の絵がなんとも勇ましい。

拝殿に参る。

拝殿の左に境内社の石渡八幡神社が鎮座。

その脇に願かけ石がある。願い事をかけて3回石をたたく。

一段下りて境内の左、西宮恵比須神社が鎮座。

御朱印を境内の社務所兼自宅でいただく。境内の隅、草に覆われて灯籠があった。側面に剣(または棒)をもった仏像が彫られている。

毛谷黒龍神社
福井県福井市毛矢3丁目8−1

越前福井 足羽神社

足羽神社

福井市に鎮座する足羽神社。御祭神は第二六代継体天皇、大宮地之霊(坐摩神)五柱神の生井神、福井神、綱長井神、阿須波神、波比岐神。延喜式足羽郡の比定社で、土輪神社、山方神社、御門神社、於神社、都那高志神社を合祀したとして論社のひとつである。

足羽神社

神社は足羽山の中腹にある。

足羽神社

福井の地開拓の神として継体天皇を祀っている。

足羽神社

拝殿に進む前に境内を散策する。六地蔵宝塔、元禄期のもので神仏混淆の名残でもある。

足羽神社

石祠が3つ。

足羽神社

亀の祈念碑が2つある。長寿の象徴である。

足羽神社

こちらの亀は首が落ちてなくなっている。

足羽神社

拝殿に参る。

足羽神社

拝殿の横の社務所で御朱印をいただく。

足羽神社

さらに足羽山を上り、継体天皇像を見てきた。像は北の福井市街を向き、今も開拓の地を守っている。

足羽神社
福井県福井市足羽1丁目8−25

越前敦賀 晴明神社

晴明神社

敦賀市に鎮座する晴明神社。御祭神は保食神、安倍晴明公、春玉稲荷。

晴明神社

このブログを始める前の参拝であるが、参拝記録として当日のものとして記録する。
敦賀市内を史跡巡りしたときに参拝した。社殿に入るのに総代に電話をかけて待つこと5分少々。

晴明神社

社殿前には茅の輪がある。

晴明神社

社殿内には社があり、社の下に祈念石が祀られている。

晴明神社

晴明町(相生町)の平山前右エ門邸内にあったという、安倍晴明公が保食大神を信仰し天文地文学を研究した時に祈念した石。南北朝期や天正期の兵乱の災禍を免れたのは、その霊験のためとして霊石とされ崇敬されている。

総代さんにわざわざ出向いていただいたので、お札の代わりに御朱印をいただいたのだが、今考えるとこれが御朱印デビューの1枚だった。

晴明神社
福井県敦賀市相生町8-20