
著者:小寺慶昭
発行所:ナカニシア出版
発行日:1999年11月1日
ページ数:250ページ
定価:2,200円+税
著者が膨大な時間をかけたフィールドワークの成果をまとめている。京都、大阪、滋賀の著者狛犬三部集の最初の本。
加賀金沢 安江八幡宮③

金沢市に鎮座する安江八幡宮。

境内に駐車して一度出て一の鳥居から表参道を歩く。

拝殿に参る。

賽銭箱の上には当社が発祥となる加賀八幡起き上がりが並んでいた。

拝殿の前扉の格子にもたくさんの加賀八幡起き上がりが置かれている。扉を開くときはどうするのだろうか?

横の社務所で御朱印をいただく。

加賀八幡起き上がりが描かれた御朱印帳も置いてある。
女性には人気あるんだろうな。

今日は先月末から配布になった神社仏閣カードをもらいにきた。御朱印をいただいたら千社札風シールもいただいた。
授与品に五色のミニ加賀八幡起き上がりがあったが、シールも五色あるようだ。
安江八幡宮
石川県金沢市此花町11-27
加賀金沢 犀川神社③

金沢市に鎮座する犀川神社。春日四柱を祭る。
御朱印は1月限定の月替わり御朱印

社前の道路にはまだ雪が高く残っていた。

鳥居をくぐる。

拝殿に参る。

御朱印をいただこうと隣の社務所に行くと、御朱印が増えていた。
少し迷ってから両方いただくことにする。

拝殿左に摂社稲荷社がある。

社殿を赤と白の神使の狐さんが守っている。

稲荷社の御朱印。右上と下の狐さんは金色スタンプが押される。

今日は先月末から配布している神社仏閣カードをもらいに行った。
最近は御朱印もらいに来る人に最初1回木札を配布しているとのことでいただいた。久しぶりに参拝したら随分と対応が変わっていた。
犀川神社
金沢市中央通町16-1
加賀金沢 大野湊神社⑤

金沢市に鎮座する大野湊神社に行って来ました。

随神門から入る。

旧拝殿の屋根は前に傾斜しているので落ちた雪はまだまだ残っていた。

鳥居をくぐって拝殿へ。

神馬も迎えてくれる。

拝殿に参る。

拝殿や社務所は雪囲いがされている。社務所に行く。

今日は先月末から配布が始まった神社仏閣カードが目的だったが、隣りのリラックマ開運おみくじが気になった。
帰ってから開封したら久しぶりの2枚目となるレアカードだった。
大野湊神社
石川県金沢市寺中町ハ163
近江の狛犬を楽しむ 淡海文庫67

著者:小寺慶昭
発行所:サンライズ出版
発行日:2020年12月15日
ページ数:200ページ
定価:1,500円+税
狛犬調査を長年続けてきた著者の京都、大坂に続く三冊目。県内フィールドワークで恣皆調査した上での一覧・分類なので、その労力にはただただ脱帽である。
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勧請縄 近江の祭礼行事3

写真・文:西村泰郎
発行所:サンライズ出版
発行日:2013年12月10日
ページ数:125ページ
定価:2,400円+税
集落の内と外の境界に設置する勧請縄、中世からの魔除けとして絵巻にも登場するが現在も続いている地域があることは意外に知られていない。それに形状が様々あることは本書で初めて知った。あーこういう形も勧請縄なのかと、現代に生きる魔除けの実例を写真とともに楽しむことができる。
続きを読む 勧請縄 近江の祭礼行事3
川道のオコナイ 近江の祭礼行事2

著者:中島誠一
発行所:サンライズ出版
発行日:2011年3月1日
ページ数:125ページ
定価:2,400円+税
滋賀県湖北の神社を巡っていると、神社の案内にオコナイという祭礼をよく見るが県外者にはどのような祭礼なのか想像できない。そのオコナイについて、代表的な川道地域を中心に紹介する。
続きを読む 川道のオコナイ 近江の祭礼行事2
日吉山王祭 近江の祭礼行事1

写真・文:山口幸次
発行所:サンライズ出版
発行日:2010年3月30日
ページ数:123ページ
定価:2,400円+税
大津市に鎮座する日吉大社の例大祭の各神事を日程を追って写真とともに紹介されている。見学できる日程表がついて参考になる。
続きを読む 日吉山王祭 近江の祭礼行事1
和歌山県の祭りと民俗

編者:和歌山県民俗芸能保存協会
発行所:東方出版
発行日:2021年1月8日
ページ数:196ページ
定価:2,200円+税
和歌山県内の無形民俗文化財を中心に祭礼を収録する。ガイドブックとして巻末の行事日程一覧は便利。
続きを読む 和歌山県の祭りと民俗
近江野洲 兵主大社②

野洲市に鎮座する兵主大社。御祭神は八千矛神。

太鼓橋を渡りまっすぐに参道を行く。

鳥居の先に楼門

楼門の先は初詣用に一方通行の表示などが建っているが今日は参拝者はまばらなのでそのまま参道を行く。

拝殿に参る。

本殿の横に向かい合わせに末社が建つ。

賽銭箱の手前に今年の豊凶粥占神事の結果が置いてあったがどう読み解くのだろうか。

マスクはしていないいつも通りの狛犬に今年の干支絵馬
兵主大社
滋賀県野洲市五条566
続しもつけの御朱印 栃木県内社寺巡礼

著者:下野新聞社編集局
発行:下野新聞社
発行日:2020年12月15日
ページ数:157ページ
定価:2,000円+税
下野新聞の連載記事をフルカラーでまとめた本。県内139社寺、神社42、寺院97が紹介されている。書籍と御朱印帳のセット販売で、書籍も御朱印帳と同じサイズとなっている。前作は大好評だった第二弾。

御朱印帳(折本形式23枚)
キリシタン伝来地の神社と信仰 肥前国大村領の場合

著者:久田松和則
発行:富松神社再興四百年事業委員会
発行日:2002年10月5日
ページ数:370ページ
頒布:3,000円
大村市に鎮座する富松神社宮司による当地の神社の歴史をまとめている。戦国期にキリシタンが多くいた土地の信仰の歴史を知ることができる。
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氷川の杜を訪ねて 古絵葉書集

発行日:2020年3月20日
発行所:武蔵一宮 氷川神社
ページ数:118ページ
頒価:1,500円+税
氷川神社や氷川公園の過去の絵葉書に解説を加えた古絵葉書集。ひとつの神社を対象にしたものは珍しく、氷川神社が監修したものとして貴重な本。氷川神社授与所とBOOKS鎮守の杜で販売している。
続きを読む 氷川の杜を訪ねて 古絵葉書集
富山県のおほみうたのいしぶみ

編者:西川泰彦
発行所:展転社
発行日:2020年9月17日
ページ数:134ページ
定価:1,300円+税
富山県内に建立された明治天皇以降の御製(和歌)の石碑を紹介する。編者は元射水神社権禰宜。
加賀金沢 金沢神社⑲

金沢市に鎮座する金沢神社に初詣。

今日は猛吹雪のなか参拝者も少なく男性の禰宜(権禰宜?)さんが御朱印を書いてくれた。

金城麗澤に続く道はない。誰も近づいていないようだ。いや近づけないと言ったほうがいいか。

放生池は凍っている。

それにしても今日の積雪は想像を超える。日中もどんどん積もっている。

拝殿に参り、授与所に向かう。

今日のもうひとつの目的は毎年購入している天井絵の干支絵馬、丑で5年目。
さらに神社仏閣カード。当社の宮司が積極的に導入を率先したらしい。
金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3
加賀金沢 尾山神社⑰

久しぶりに金沢市に鎮座する尾山神社に神社仏閣カードを入手する目的で参拝してきた。
御朱印は書き置きでした。

大雪のなか参拝者はまばらです。まあ吹雪じゃ誰も来ない。

真っ白の境内を進み拝殿に参る。

ちょうど三味線の音が響く中、舞を奉納している団体が祈祷中だった。

今朝は零下を記録、神苑の池も半分凍っていた。
尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1
越前福井 福井神社⑮

福井市に鎮座する福井神社に月参り、初詣に行って来ました。
1月の花は越前水仙と

1月の誕生花のスイートピーです。今年は誕生花でいくようです。

初詣見開き御朱印

明後日から大雪予報なので小雨の中でも参拝しました。

拝殿に参る。

今年から少し御朱印料上がりました。色紙とかミニサイズとか無理な注文をする客がいて大変なみたいです。
今年から通常御朱印で摂社恒道神社が見開き2種類いただけることになりました。

ということで今月は御祭神の三柱のほうをいただきました。

参道左手に鎮座する摂社恒道神社です。御祭神は幕末の福井藩士の鈴木主税命(純渕)、中根靱負命(雪江)、橋本左内(景岳)。

書いていただいている間ふと受付を見ると、越前水仙が置かれていました。
福井神社
福井県福井市大手3丁目16−1
越前福井 佐佳枝廼社⑥

福井市に鎮座する佐佳枝廼社。徳川家康公を祀る福井の東照宮。
今年の初詣限定御朱印は20日までなくなるまで授与される。

福井市街にはまだ雪が残る。学生が佐佳枝廼社に集まってくる。なぜか?

拝殿見て思いました。映えかと
今年は初詣の分散参拝が呼びかけられたこともあって、はなから初詣には行かないという人もいて神社としても人集めに苦労しています。

拝殿に参り、御朱印をいただく。

今年の絵馬。御朱印に書かれた絵と同じかと思いきや、花の色も違うし丑も微妙に違います。
佐佳枝廼社
福井県福井市大手3丁目12−3
能登輪島 重蔵神社㊱

輪島市に鎮座する重蔵神社に初詣に行って来ました。
1月の花は松になります。他に1種。

正月限定御朱印の社頭限定版。郵送対応版が他に2種。

重蔵の杜再生奉賛見開き

写真御朱印のクリスマス

写真御朱印の正月

今のところ県内は加賀平野よりも奥能登が積雪が多いです。
今日は拝殿横の授与所に巫女さんもいていつもと違います。

拝殿前には落雪防止用の枠が設置されました。
拝殿に参る。

拝殿入口を彩る手鉢花

境内のすべての社には新しい注連縄

すべての社と井戸には松飾りがされていました。

手水も正月バージョン

社務所前にも松飾り

重蔵神社の正月飾りです。

ちょうど昼過ぎでしたが企業参拝もなく静かなものでした。
年が明け丑バージョンに一新された御朱印一覧

干支色紙なんてのもありました。
いろいろと考えていますね。

御朱印を書いていただく間、社務所前のハトを見ていました。
先月よりも数が増えている。時々雀も混ざっている。先月見た足の悪いハトの姿は見えなかった。どうなっただろう。
そうこう思いを巡らせていると、首を絡ませて喧嘩が始まる。どうも1匹が誰彼構わず喧嘩を仕掛けているようだった。初めて見る光景にビックリ!
重蔵神社
石川県輪島市河井町4-68
越中富山 有磯正八幡宮⑤

高岡市に鎮座する有磯正八幡宮に初詣に行きました。
今年も古印の押された御朱印をいただいてきました。

年末年始の大雪もあって3が日の初詣を自粛しての本日です。

昨日までは境内が一方通行に制限されていました。

拝殿に参る。今日は予約された企業参拝団体が固まっているぐらいで参拝者はさすがにまばらでした。

有磯正八幡宮の正月飾りです。
有磯正八幡宮
富山県高岡市横田町3丁目1−1
加賀金沢 淺野神社④

金沢市に鎮座する淺野神社。

今日は当社で4社目の参拝となります。

初詣を兼ねて拝殿に参る。

社務所で御朱印をいただき、今日から配布の神社仏閣カードをもらいました。
当社は女性の宮司さんなんですがいつもながら独特の筆致です。前回いただいたときから神猿のスタンプが増えました。
淺野神社
石川県金沢市浅野本町1丁目6−1
加賀金沢 上野八幡神社③

金沢市に鎮座する上野八幡神社。

初詣を兼ねて参拝しました。

拝殿横の授与所で今日から配布の神社仏閣カードをもらいました。
まだ配布の準備がされておらず1番目でした。帰って開けたらレアカードでした。来年は良いことがありそうです。
上野八幡神社
金沢市小立野2丁目4-1
加賀金沢 椿原天満宮②

金沢市に鎮座する椿原天満宮。御祭神は菅原道真公。
なかなか宮司にお会いできず、今年の年末は、と参拝したがいただけた。

小雨の中、階段を上る。

初詣を兼ねて拝殿に参る。
今日のもうひとつの目的は今日から配布の始まった神社仏閣カード。
社務所にはまだ準備されていなかったので自分が1番目でした。
椿原天満宮
石川県金沢市天神町1丁目1−13
加賀金沢 波自加彌神社⑩

金沢市に鎮座する波自加彌神社里宮に行って来ました。
12月のワンポイントは鳥居と雪です。

今日から大雪予報です。雪は夜半からで、昼前に小雨になる予報だったので参拝に来ました。
初詣を兼ねて拝殿に参る。

今月から犀川神社と2社で金沢二社めぐりという企画をしているのですが、インスタしていません。

地元に残る白狐伝承をもとに御朱印帳が1種類増えました。

今日来たもうひとつの目的は今日から配布始まった神社仏閣カードです。
岡山県に続く2県目で県内22社に各3種類ずつ絵柄があり、開けるまでどの絵柄かわからない。トレーディングカードというよりはおみくじカードです。
波自加彌神社
石川県金沢市花園八幡町ハ165
丹波國一之宮 出雲大神宮史

編集:出雲大神宮史編纂委員会
発行:出雲大神宮社殿創建千三百年大祭記念事業奉賛会
発行日:2009年10月21日
ページ数:147ページ
頒価:3,000円
亀岡市に鎮座する丹波一宮出雲大神宮の神社誌。社殿創建千三百年大祭記念事業記念として発行される。出雲大神宮のまとまった資料は少ないので現在入手できるものとして貴重な資料。歴史や宝物、祭礼以外にも自然で章立てされていて特徴がある。出雲大神宮授与所で頒布されている。
続きを読む 丹波國一之宮 出雲大神宮史
近江一の宮 建部大社②

大津市に鎮座する近江国一宮建部大社。御祭神は大和武尊を主祭神とし、大己貴命を配祀する。

今日は一の鳥居の参拝道をそのまま進み、

二の鳥居前の第三駐車場に停めて参道を歩く。

神門の先が森に囲まれた社殿域となる。

日本遺産滋賀カードの配布を目的の参拝でもあった。
少し早い初詣に訪れる人がちらほらいたが、全く密にはならない参拝者数だった。

拝殿に参る。

拝殿前の狛犬にはマスク

逆立ちした獅子もマスクしていました。
今日は宮司さんか禰宜さんが書いてくれたんですがとても達筆です。
建部大社
滋賀県大津市神領1丁目16−1
丹波一の宮 出雲大神宮⑤

亀岡市に鎮座する丹波一宮出雲大神宮。
現在御朱印は書き置き頒布となっているが、帰ってきて確認したら25日になっていた。一番目だったので昨日のが出てきたのだろうか。

8時過ぎに到着。表参道北方に御神体山が聳える。

今年はコロナ禍で初詣の準備が例年より早いのだが、正月は時計回りに一方通行になるようだ。

境内に人はほとんどいない。

授与所が閉まっている。つい先日も来たばかりだったが、授与所が9時からだということを完全に失念していた。

まずは参拝に行く。

本殿に参る。

時間が30分以上あるので、再度境内の摂末社をまわることにした。

真名井の泉

夫婦岩

大黒・恵比寿舎

少し上ると社殿を俯瞰して眺めることができる。

本殿

末社春日社
御祭神は武甕槌命、天児屋根命。

禁足地となっている出雲古墳群

本殿の背後にある磐座。とても大きい。

末社稲荷社
御祭神は宇迦之御魂神。

御蔭の滝

摂社上の社
御祭神は素戔嗚尊、櫛稲田姫尊。

末社笑殿社
御祭神は事代主命、少那毘古名命。

末社崇神天皇社
御祭神は第10代崇神天皇。

境内入口にまだ紅葉が残っていた。

神饌田の背後に御神体山

末社辨財天社
御祭神は市杵島姫命。

ようやく授与所が開いたので、御朱印と出雲大神宮史をいただき、御神体山への入山料を支払う。

ここからが入山料の必要な領域となる。

石で舗装された道だが最初は傾斜があって歩きにくい。

3分ほどで鳥居をくぐる。その先に燈籠が見える。

奥宮
御祭神は国常立尊。特に社は設けられていない。

まだまだ御神体山の中腹で、もっと頂上に近い場所かと思っていました。
さらに磐座もひとつの大岩ではなく、磐座群というもの。大岩に神が降臨するというイメージとは少し違いました。

帰りにちょうど巫女さんたちが授与所に出仕してきました。
出雲大神宮
京都府亀岡市千歳町出雲無番地
丹波船井 宗神社

南丹市に鎮座する宗神社。御祭神は天兒屋根命。
延喜式の桑田郡三縣神社の論社とされ、丹波國総社とされる。

園部亀岡線の大通りから見ると、左手の森が境内地。路地が細かったので歩いていくことにした。

境内は北向き。というのも平安中期から鎌倉にかけての丹波国国府推定地になっている段丘の南端に建っているため、国府館に向かって建てられているようだ。

鳥居の先は少し下がって石敷の参道が続く。

今朝は氏子の方が境内の掃除をしていた。お邪魔にならないように参拝する。
拝殿の前に狛犬一対。本殿との間に燈籠一対が建つ。拝殿右手前の岩と右奥の岩が対になっていると考えられる。

岩はもとは手前の両側にあったのだろうが、右手の社務所に隣接して舗装した駐車場が整備された関係で後ろに下げられたのだろう。

本殿に参る。

寛政7年の銘が刻まれた燈籠には「宗社大明神」とある。「宗社」とあるのが「総社」ということらしい。通常は「宗大明神」となるところなので「社」に違和感が残る。

本殿右に小さな祠が建つが詳細は不明。
宗神社
京都府南丹市八木町屋賀南永寿
丹波船井 住吉神社

南丹市に鎮座する住吉神社。御祭神は表筒男命、中筒男命、底筒男命、神功皇后。
延喜式の桑田郡神野神社の論社のひとつ。
大日本地名辞書に「延喜式桑田郡神野神社は大字観音寺に在り、神野を転じて観音寺となし、もって神仏の混淆したるものにして、賀茂建角見命の妃神神野の伊加古夜姫命を祀る下鴨宮という」とあり、観音寺の氏神である当社があげられたようだ。
かつて熊野権現であって、明治の神社整理で刑部村から住吉神社を遷座したという。

細い路地を入っていくと鳥居が建っている。鳥居前に駐車場があったので停めさせてもらう。

鳥居を入っていくと参道は竹藪に囲われている。今は右が畑で藪がないが、両側が藪だと日中でも暗い。

階段の先にお堂が建っている。階段の下に大石が両側にある。

階段を上って右方に社殿が建つ。

階段の途中に左にも道があったが先には墓地があった。

階段正面のお堂。中が見えず詳細は不明だが、熊野権現だったのであれば阿弥陀堂だろうか。

堂の前、木の陰に隠れて大きな岩が据えられていた。

正徳6年の銘がある手水

拝殿と奥に本殿

拝殿に2枚の写真が掲げられていた。どちらも昭和十一年とある。
その1枚に先程の大岩が写っている。その頃は植木はなく、岩に注連縄が掛けられている。

もう一枚は拝殿の前、後ろの本殿に覆屋はない。

平成18年に1300年祭が行われたようだ。社伝では慶雲3年(706)に義渕僧正が熊野権現を勧請したとされる。

階段を上り一段高いところに本殿

本殿に参る。

本殿左の妻部分に奉納額が残っている。枡とすりこ木だろうか、1枚の額になっている。昭和35年と昭和50年の奉納で5年毎の奉納だったことを想定させる。海の神住吉さんなのだが、枡とすりこ木は五穀豊穣を祈るものなのだろう。

本殿の右に本殿と同じ向きに建つのは春日神社。

その奥に本殿に向かって建つのは八幡神社。

本殿の左に本殿に向かって建つのは熊野神社。これがもとの熊野権現。
神社整理で母屋を乗っ取られたみたいになっている。

その奥にやはり本殿に向かって建つ稲荷神社。
住吉神社
京都府南丹市八木町観音寺裏山6-2
丹波船井 荒井神社

南丹市に鎮座する荒井神社。御祭神は荒井神を主祭神とし、健御雷命、経津主命、天兒屋根命、比売神を配祀する。
延喜式の船井郡嶋物部神社に比定されている。

路地も狭かったので手前に停めて歩く。

別の場所から移転したようで、現在は寺と隣接するように鎮座する。

高倉天皇勅願所だった西光寺。長い参道の奥に門が見えた。

境内入口に鳥居が建つ。社号標はないようだ。

鳥居の扁額は「正一位 荒井大明神」

鳥居横に大きな杉があり、社叢一帯が保全地区になっている。

拝殿前に狛犬一対。

拝殿を通り、本殿に参る。

本殿に貼り紙が・・・「アライグマ対策のため格子戸を閉めています」
以前は開くことができたのか

格子戸の隙間から本殿をのぞく。
朱色の拝殿。江戸時代のものらしい。

本殿の右にまわると、かつては庭園だったような石組みがあった。

帰りに拝殿で上を見ると、古い額が並んでいた。

三十六歌仙のようだ。1枚の額に2人ずつ描かれ、28人分あった。
荒井神社
京都府南丹市八木町美里字荒井1