加賀金沢 安江八幡宮

安江八幡宮

金沢市に鎮座する安江八幡宮。御祭神は誉田別尊(応神天皇)、気長足姫尊(神功皇后)、玉依姫命。

安江八幡宮

此花町は旧町名を鍛治町といい、多くの刀鍛冶が住んでいたといい、現在も鍛冶に関係する神事が行われる。

安江八幡宮

鳥居をくぐって右側に境内社が並ぶ。右奥はむすびの社、御祭神は伊弉諾命、伊弉冉尊。

安江八幡宮

正面の社には石に彫られた剣を持った像が、詳細はよくわからない。

安江八幡宮

左に稲荷社。

安江八幡宮

拝殿に進む。

安江八幡宮

参道左に加賀八幡起きあがりの像がある。八幡大神の誕生の折の真紅の産衣を着けた姿を写したといい、氏子の一老翁が毎年正月に神前に献じたものを、社参の人々が愛児への健康祈願、厄払い、病気平癒のお守りとして大切したのが由来で、現在は金沢の郷土玩具のひとつとなっている。

安江八幡宮

拝殿に参る。右手に社務所があるが、普段は無人のため、左手の自宅を訪ねて御朱印をいただく。

安江八幡宮

相殿には天御中主命、安徳天皇を祀る金沢水天宮が鎮座。拝殿内には13代藩主前田斉泰公真筆の「水天宮」の額が掛かり、久留米水天宮の分霊を祀っている。

安江八幡宮
石川県金沢市此花町11-27

加賀金沢 市姫神社

金沢市に鎮座する市姫神社。御祭神は大市比売神、事代主神、大国主神。神社の道路向かい側には近江町市場があり、市場の氏神になっている。

境内は南向き。周辺環境の変化のせいか境内はかなり手狭になっている。

拝殿に参る。

拝殿背後の本殿。拝殿右の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

市姫神社
石川県金沢市尾張町2丁目2−22

加賀金沢 豊国神社

豊国神社をはじめとした三社が卯辰山の中腹に鎮座する。

花菖蒲苑から参道が延びる。入口の鳥居の社名標は「愛宕神社」、扁額は「卯辰山三社」

千杵坂を上ると参道は右に折れる。その角に日暮ヶ丘という見晴らしの良い場所があり、遠く金沢城も臨める。藩政期、凶作で米買い占めが起こった際、町人が二晩にわたって金沢城に向かい「米よこせ」と叫んだ安政の泣き一揆の場所と推定されている。

三之坂を上ると瀧ヶ丘、右手に安達幸之助の碑。

二之坂を上ると威泉ヶ丘、右手に北越戦争戦死者の碑が連なって建つ。

最後の一之坂を上ると景雲台と呼ばれる境内。

境内に入ると左手に「業平の井筒」がある。謡曲「井筒」に由来する井戸であり、本来は奈良県の在原寺にあったものだが、幕末にこの地に移されたという。

階段を上った正面の社は卯辰神社。拝殿に架かる扁額は「天満宮」。御祭神は菅原道真公。

左手の奥に愛宕神社。御祭神は火の神愛宕大神。

右手に豊国神社が鎮座。御祭神は豊臣秀吉公。卯辰山王と称して秘かに豊臣秀吉公を祀った。表向きは卯辰観音と呼ばれ、藩政期は観音院の神事能が催された。神仏分離により幾度かの遷座で現在地に至る。

由緒ある社なので御朱印があるかと思っていたが、現在は市姫神社の兼務社であり、尋ねたところ授与していないと確認した。

豊国神社・卯辰神社・愛宕神社(卯辰山三社)
金沢市東御影町93

加賀金沢 宇多須神社

金沢市に鎮座する宇多須神社。御祭神は高御産巣日神、大国主神、八重事代主神、市杵嶋姫神、大山祇神、豊受大神、武甕槌神、少彦名神、宇迦之御魂神、毘沙門天、崇徳天皇、前田利家公と多い。

東山茶屋街の奥、卯辰山の麓に鎮座する。社殿は西向き。

右の狛犬は金沢でよく見られる逆立ち狛犬になっている。

拝殿に参る。

拝殿右の社務所で御朱印をいただく。

宇多須神社は卯辰村にあったという治田多聞天の流れを組み、現在も毘沙門天を祀り、御朱印にも毘沙門天の神使というムカデが押される。藩政期には藩祖前田利家公を祀るために高岡守山の物部八幡社を遷座し、卯辰八幡宮と称し、尾山神社に利家公が遷座さてから卯辰神社と称した。平成16年に再び尾山神社から利家公の御分霊を遷座した。

拝殿の左側から裏に回る。

本殿の左には前田利常公の酒湯をとった井戸。藩政期の藩主前田家の崇敬の名残は今も残る。

宇多須神社
石川県金沢市東山1丁目30−8

加賀金沢 小坂神社

金沢市に鎮座する小坂神社。御祭神は天兒屋根命、武甕槌神、比咩大神、經津主神。

卯辰山への北西の上り道の麓に鎮座する。

一の鳥居は車道側に建つが、二の鳥居、三の鳥居は階段の途中に建つ。

長い階段の途中、拝殿の一段下の平場に、左側に稲荷社

右に天神社

黒澤社がある。

拝殿に参る。

拝殿前の右の狛犬は金沢市内でよく見られる逆立ち狛犬になっている。

拝殿の後ろに本殿。金沢の春日さんと言われるだけある朱色の社殿。

本殿の狛犬は犬のようなかわいい顔をしている。

小坂神社
石川県金沢市山の上町42−1