能登珠洲 愛宕神社

愛宕神社

珠洲市宝立町の愛宕神社。別名「高井の地蔵杉」と言われる大杉に寄り添うように建立された小祠。
神社庁管下の神社ではないため、由緒や御祭神は不詳。

当地にはかつて法住寺へ行く道標として地蔵堂があった。地蔵堂が壊れたため、地蔵様を杉の枝の又に置いたところが巻き込まれたという伝説がある。

愛宕神社

当地は平地から法住寺へ向かって上り始める場所であり、参詣道の途中というより、入口ということになろうか。

愛宕神社

現在は宝立町春日野のキリコが宿神社と愛宕神社を往復する。宿神社は水の神を祀るので、火の神を祀る愛宕神社としたのか、それとも法住寺の地蔵堂を引き継ぎ地蔵の化身とされる愛宕神を祀ったのか、いずれにしても明治になって神社として分離独立されたものと考えられる。

愛宕神社

御神木の大杉は樹高17メートル、幹周り7メートル、樹齢は約700年と言われる。最近8年間で枝が2本大きく裂け落ちたらしい(2009年までは枝が折れていなかったことを確認)。枝が左右に大きく伸び広がる様はお不動の火炎のようだと言う人もいる。

愛宕神社
石川県珠洲市宝立町春日野高井

能登珠洲 二本松神社

二本松神社

珠洲市三崎町の二本松神社。御祭神は天津彦彦火瓊瓊杵尊。

社名は在地の三崎町二本松から来ている。由緒を調べてみたが全く不詳であった。
集落の成り立ちを調べてみると、もとは珠洲郡本村であって、昭和22年に何らかの理由で分離して独立した大字となっている。神社はその後集落の鎮守として建立されたものと考えられる。

二本松神社

今日は別の用事で珠洲へ行ったのだが、道路に面して境内の桜があまりにきれいだったので参拝した。

二本松神社

社殿に向かって右に桜、左に椿が植えられている。

二本松神社

能登は金沢より数日満開が遅れるので、ちょうど九分咲きくらいで見頃だった。

二本松神社

社殿は拝殿の後ろに本殿が少しはみ出る形式のもの。

二本松神社
珠洲市三崎町二本松い部6-2