
東近江市に鎮座する太郎坊宮。御祭神は正哉吾勝勝速日天忍穂耳大神。
修験の山として「太郎坊大権現」と崇敬されたことから当神社の尊称と

阿賀大神とも呼ばれる御祭神の正式社名の2種類の御朱印をいただける。

本殿に参拝した方限定で金字の特別御朱印もいただける。こちらからお願いしないと出てこない書き置きバージョン。
数ヶ月に1回墨書きが変わるようで、今は「阿賀大神」だった。

太郎坊宮の鎮座する赤神山、通称太郎坊山は一際目立つ。
約7000万年前の湖東カルデラの痕跡で湖東流紋岩でできている。

南から北に一直線に延びる参道の先に赤神山が聳える。
一の鳥居と社号標。横に第一駐車場がある。

赤神山を眺めながら参道を行く。参道沿いに無数に並ぶ燈籠は御大典記念として昭和三年に建てられたものがほとんどのようだ。

二の鳥居前に御神田があり、第二駐車場がある。

御神田内の鳥居は赤神山に向かって建っている。

二の鳥居の横にも社号標が建つ。

赤神山の麓に到着。いよいよ上りが始まる。

「是ヨリ本社マデ三二六米」
本殿まで742段の石段が続く。

麓は天台宗成願寺の境内になっている。御本尊は薬師如来。
かつて50余りあった社殿僧坊のひとつで、江戸時代に復興された。

階段下には彩色された延命地蔵菩薩が祀られている。

階段の途中には熊野権現社が建つ。

成願寺の境内から太郎坊宮へ続く階段に鳥居が建つ。

階段の途中にあまり見かけない東屋が建っている。

脇に不上石と呼ばれる石がある。
この石は旧石段のひとつであり、明治初年までは参拝当日に魚鳥肉類を食べたものはこの石よりは上には登らず、ここで拝礼したものと言われる。不上石の名の由来という。

石面は自然に魚の形をしているといい、見ていると左に目と口、エラのようなものが見える。

500段弱登ると参集殿下駐車場がある。

駐車場に車祓所がある。

参集殿までの階段に十二支の御神像が並ぶ。

参集殿。本殿に参ってから御朱印をここでいただいた。

参集殿前の表参道から反時計回りにまわる。

祭祀庫

長楽殿

永安殿

御霊水。ここから赤神山に登ることができる。

拝殿

「赤神山」の大きな扁額がかかる。

見逃しがちな根上りのご神木

赤神山稲荷社と愛宕社

二見稲荷社と十二社神社

夫婦岩(左が女岩、右が男岩)前の鳥居をくぐり

その間を通って本殿に向かう。

本殿に参る。

本殿前から見る夫婦岩

眼下に一の鳥居までの参道が見える。

裏参道を下りる。
摂社地主神社

その脇に斜めに割れ目の入った岩が露出している。

一願成就社

裏参道には七福神が並び、一願成就社の近くの弁財天像の下には鎮魂窟がある。

絵馬殿まで下りてくると、滝のある池に不動明王が祀られている。

絵馬殿には大正末から昭和初年の絵馬が複数かかっている。

参集殿で御朱印をいただく。
東近江市ではこの春ももクロのライブが行われ、当宮にも参拝した。ファンによる聖地巡礼も多いようだ。
太郎坊宮(阿賀神社)
滋賀県東近江市小脇町2247