神社百景DVDコレクション32 丹生川川上神社(上社・中社・下社)

神社百景DVDコレクション32 丹生川川上神社(上社・中社・下社)
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年8月1日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から2時間スペシャル「奈良・吉野 丹生川川上神社・三社巡り」(#66)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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美濃白鳥 長瀧白山神社 白山開山1300年大祭

長瀧白山神社

旧白鳥町に鎮座する長瀧白山神社。御祭神は菊理媛神、伊弉諾尊、伊弉冉尊。

長瀧白山神社

白山開山1300年大祭に参拝するため、ちょっと早めに到着しました。
大祭が始まる前に御朱印をいただいた。いつもは宝物館受付で書いていただくが、今日は拝殿横の社務所?に大勢いらした。いつもは手書きの墨書きだが、今年新しく奉製したのだろうか、墨書き部分も判になり少し味気なくなった。

長瀧白山神社

阿名院から僧の行列が出発することで大祭は始まった。
天台宗本山の延暦寺ほか、中尊寺、毛越寺、那谷寺や、周辺の僧侶が多数参列していた。

長瀧白山神社

拝殿に入り、三馬場の神社宮司らも参列する中、祝詞奏上など神事が執り行われ、

長瀧白山神社

その後、僧侶による声明奉納が行われた。明治以前には当たり前であったであろう光景を目の当たりにし、少し感動すら憶えた。

白山開山1300年大祭・相応和尚1100年大法会・護摩祈祷法要
12:40 阿名院から行列出発
13:00 長瀧白山神社拝殿 神事・声明奉納
13:50 長瀧寺本堂 法楽
15:00 金剛童子堂前 護摩祈祷
16:30 終了

長瀧白山神社
岐阜県郡上市白鳥町長滝138

加賀金沢 大野日吉神社② 例大祭神事

大野日吉神社

金沢市に鎮座する大野日吉神社。御祭神は大山咋神、大物主神を主祭神とする。

大野日吉神社

9時過ぎに到着する。御朱印はあることは知っていたが普段無人であり、本務である大野湊神社の宮司が来る例大祭日を選んで参拝に来た。

大野日吉神社

神旗が建っている。

大野日吉神社

社殿へ上る参道沿いにも提灯が立ち並び、賑やかだ。

大野日吉神社

曳山館の曳山は出発を待ち、前の戸が開かれ、間近に見学できた。

大野日吉神社

社務所前には行列に使用される持ち物が並んでいる。

大野日吉神社

例大祭の神事が始まり、献饌の儀や祝詞奏上が厳かに執り行われた。

大野日吉神社

地元の小学生(中学生?)が4人巫女を任され、巫女舞を披露していた。簡単な舞であったが事前に練習もあったのだろう。父兄がビデオや写真を撮りに来ていた。

大野日吉神社

俵を積んだ神輿が神前にやってきた。

大野日吉神社

拝殿でお祓いを受け

大野日吉神社

町に出て行った。

大野日吉神社

拝殿に戻る。神事の始まる前に権禰宜さんに御朱印をお願いしたら神事が始まるので落ち着くまで待ってほしいということであった。昼休みに入れば、ということで2時間以上時間を持て余し、結果神事をずっと見学することにした。そうしてやっと念願の御朱印をいただく。昼休みとはいえ、食事中の宮司に墨書きをいただくのはとても気が引けた。

大野日吉神社
石川県金沢市大野町5丁目81番地

神宮

神宮
発行:神宮司庁
編集:株式会社講談社
発行日:2008年6月
ページ数:68ページ
第62回式年遷宮の期間中に神宮と式年遷宮について編集された本。一般には頒布されていないと思われるが、掲載された写真がよく、写真集のような構成で一般の方にも興味を持ってもらえるようになっている。

白山山頂 白山比咩神社奥宮④

白山比咩神社奥宮

3年目4度目の白山登拝に行ってきました。今年は白山開山1300年であり、県外からも多くの予約が入っているようですが、天候が良くない日が続きキャンセルも多いようです。

白山比咩神社奥宮

そんな記念年でもあり、シーズン週末がすべて交通規制が入ったので平日登ることにした。
私も記念年に合わせ奥宮大祭が開かれる日を選んだ。祭礼に間に合うか分からないが、暗い内の4時20分に足下に注意しながらスタートした。

白山比咩神社奥宮

最初の休憩ポイントの中飯場に来る頃には明るくなってきた。

白山比咩神社奥宮

しかし今日も天候は優れず、ずっと濃霧の中だった。

白山比咩神社奥宮

涼しかったこともあり、8時に始まる奥宮大祭の10分前に室堂に到着した。

白山比咩神社奥宮

新築された祈祷殿には大勢の方が詰めかけていた。自分以外は室堂に停まった方々なので荷物も持たず手軽だったが、後ろから吹き付ける風は肌寒かった。記念年の祭礼に参拝できたのは運が良かった。

白山比咩神社奥宮

祭礼は30分ほどで終了し、鳥居前で記念の舞が披露された。

白山比咩神社奥宮

新しくなった祈祷殿

白山比咩神社奥宮

開山1300年を記念して奉納された絵馬

白山比咩神社奥宮

祈祷殿の前に記念行事として開催されているお水返しスポットを見つけた。昨日買ったばかりの白山の水を半分お返ししてきた。

白山比咩神社奥宮

御朱印は本社と同じく記念年であっても例年通りだ。3年目にしてようやく4種類揃った。

白山比咩神社奥宮

2番を選ぶと自動的に墨書きが「白山奥宮」になるということを今年初めて知った。

白山比咩神社奥宮

室堂センターに戻ると山頂郵便局が開いていた。そういえば、シーズンの平日に登ったのは初めてだった。
念願の記念印や登頂証をいただけた。

白山比咩神社奥宮

奥宮を目指す。今年も綺麗に咲くクロユリを見られた。

白山比咩神社奥宮

奥宮に参る。

白山比咩神社奥宮

御前峰山頂も濃霧に包まれていた。

白山比咩神社奥宮

祈祷殿に戻ったのは11時前、下山を始める。

白山比咩神社奥宮

14時登山口に戻ってきた。

白山比咩神社奥宮

記念行事としてタスキリレーもしているので、名前を記入してきた。

白山比咩神社祈祷殿
白山室堂(2450m)
白山比咩神社奥宮
白山御前峰頂上(2702m)

神社百景DVDコレクション31 戸隠神社・榛名神社

神社百景DVDコレクション31 戸隠神社・榛名神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年7月18日
価格:1388円+税
収録時間:約132分
BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「戸隠神社・前篇」(#33)、「戸隠神社・後篇」(#34)、「榛名山・榛名神社」(#3)を収録している。ナレーションは堤真一氏。
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加賀一の宮 白山比咩神社⑦

白山比咩神社

白山市に鎮座する白山比咩神社。

白山比咩神社

明日、白山登拝する前に奥宮遙拝所で登山の安全を祈願する。

白山比咩神社

今年は天気の悪い日が多く、今朝も山頂は雨で1300年の節目で登山者が増えているのに、天候でキャンセルも出ているようで残念です。

白山比咩神社

拝殿前には来月の奉祝大祭の看板もすでに立っていた。

白山比咩神社
石川県白山市三宮町ニ105−1

加賀尾口 加寶神社

加寶神社

旧尾口村に鎮座する加寶神社。御祭神は太玉命。

加寶神社

中世には白山比咩神社を含む白山加賀馬場の六王子の第六王子として加寶宮と称されていた。戦後まで神職が在職していたが、現在は白山比咩神社の兼務社となっている。

加寶神社

社号標は前石川県知事の中西陽一氏の揮毫

加寶神社

鳥居をくぐると広場の先、一段高い場所に社殿は建つ。

加寶神社

階段の脇に平成17年に尾口村が合併して白山市になったときに建てられた記念碑が建つ。

加寶神社

今日は拝殿が開いていたので中で参らせていただいた。中の絵馬を見学する。

加寶神社

大きな木製の剣が奉納されている。

加寶神社

本殿の建つ土台に大きな岩が入り込んでいる。本殿の裏は崖になっていて尾添川が流れている。

加寶神社
石川県白山市尾添イ54

加賀尾口 白山下山佛社(尾添白山社)

白山下山佛社

旧尾口村に鎮座する白山下山佛社。尾添白山社とも称しており、御祭神は菊理媛神か?というのも石川県神社庁に未所属の社で情報が少ない。

白山下山佛社

尾添川に沿って白山一里野温泉へ向かう道路の途中の尾添にあり、右の小道に入り、少し上って折り返す。

白山下山佛社

道は狭いので道路沿いに駐車し徒歩で上る。

白山下山佛社

「白山下山佛社」という社号標が建ち、神仏習合時の白山山頂や登山道に祀られていた仏像を保管する2箇所のうちの1つ。

白山下山佛社

小さな社殿に詣る。右横から大林遊歩道に入るようだ。手前に「大乗寺御佛供水」の石碑。大乗寺御佛供水は加賀禅定道の檜新宮の近くにある湧き水で、石碑がここにある理由がわからない。大林遊歩道は一里野温泉付近で折り返すようで、かつてその先の岩間温泉から加賀禅定道に入る道があったのだろうか。

白山下山佛社

今日参拝に来たのは年数回の下山佛の公開日だったから。2日間ある白峰の白山まつりの後、1日のみ一里野の白山まつりが開催され、下山佛が公開される。下山佛社に保管されるのは檜新宮や護応石、天池金剣宮など加賀禅定道に奉安されていた仏像。越前禅定道から下ろされた下山佛は白峰の林西寺に保管される。

白山下山佛社(尾添白山社)
石川県白山市尾添

越前勝山 平泉寺白山神社⑤ 白山平泉寺開山1300年記念祭

平泉寺白山神社

勝山市に鎮座する平泉寺白山神社。御祭神は伊奘冊尊、天忍穂耳尊、大己貴尊。

平泉寺白山神社

今日を中日に3日間境内で食と音楽の祭典が開催されるので、駐車場は勝山城博物館か、越前大仏になるが、シャトルバスが越前大仏が多く、勝山城博物館は1時間後と言われたが、こちらのほうが近いので歩いて向かうことにする。
白山中居神社を出てここへ到着するまで大雨の地域もあったが、運良く晴れ間に当たったようだ。

平泉寺白山神社

かつての平泉寺参道を歩いて行く。

平泉寺白山神社

途中大きな石が道の両脇にある。手前が牛石、奥が馬石。

平泉寺白山神社

20分ほどでまほろばに到着する。
企画展「白山山頂への祈り」:7月1日~8月24日

平泉寺白山神社

入口の駐車場には白山に関係する自治体や飲食のテントが並んでいた。

平泉寺白山神社

天候が良くないが、人出はまずまずのようだった。

平泉寺白山神社

記念イベントとして宝物館が特別公開されていたので、初めて中を鑑賞させていただいた。
宝物館特別公開:7月15日~8月21日

平泉寺白山神社

二の鳥居をくぐり、左手に境内社がいくつか並ぶ。

平泉寺白山神社

今日は境内社も扉が開かれていた。初めてだったが、中にはいまでも御神像や仏像が祀られていた。

平泉寺白山神社

拝殿の扉も少し開いていて、中に多くの絵馬が掛かっていたが、暗くてよく見えなかった。

平泉寺白山神社

本社など3社に参る。

平泉寺白山神社

平泉の名の由来となった御手洗池の鳥居前には、記念年に合わせて白い石が敷き詰められていた。

平泉寺白山神社

かつては塔頭のひとつであった社務所で御朱印をいただく。
いつまでの授与か不明だが「白山開山一三〇〇年」の印がひとつ増えていた。

平泉寺白山神社

今日は辻観音堂でも特別公開があった。
辻観音堂特別公開:7月15日・16日

平泉寺白山神社

地元の方が留守番をしていたが、撮影してもよいと言われ、聖観音菩薩立像を撮らせていただいた。

平泉寺白山神社

両脇には西国三十三観音石像が祀られている。

平泉寺白山神社
福井県勝山市平泉寺町平泉寺

越前大野 白山中居神社 創業祭(夏季例大祭)

白山中居神社

石徹白に鎮座する白山中居神社。御祭神は伊邪那岐大神、伊邪那美大神。
美濃馬場の中心であった長瀧白山神社から美濃禅定道の入口にあたり、かつては全村御師の住む村で、冬期に東海・関東地方へ出向いていた。

石徹白村は複雑な歴史を持つ。かつては越前国大野郡に属していたが、藩政期は郡上藩領であり、越前側の道が美濃側に比べると良くなかったこともあり、昭和の大合併で白鳥町と合併して岐阜県に編入された経緯がある。

白山中居神社

集落の一番西奥に神社への鳥居が建つ。

白山中居神社

今年は白山開山1300年の記念年である。

白山中居神社

鳥居をくぐり少し下ると、イボ取り石

白山中居神社

最初の境内社は道祖神社。御祭神は猿田彦大神。

白山中居神社

石徹白川に同流する支流宮川を渡る。

白山中居神社

階段を上ると右に社殿が見えてくる。

白山中居神社

泰澄堂跡の近くに祭礼の準備がされていた。

白山中居神社

本殿の横には巨石が祀られている。

白山中居神社

急な階段を上り、

白山中居神社

本殿に参る。

白山中居神社

本殿の右に東相殿新嘗社・御祭神は大日霊貴大神。

白山中居神社

左には西相殿皇祖美社。御祭神は磐長姫大神と瓊瓊杵尊大神。

白山中居神社

本殿下は拝殿とはいわず、大宮殿という幣殿と斉殿を兼ねた建物。御祭神として菊理媛大神を祀る。

白山中居神社

大宮殿の左に授与所を併設した建物内に

白山中居神社

二社の境内社が祀られる。須賀神社(素戔嗚大神)と地造神社(大己貴之大神)で、左右の位置関係はわからなかった。

白山中居神社

今日は創業祭という夏季例大祭の日

白山中居神社

まだ祭礼には時間があったので、参集殿の近くから初めて浄安杉を見に行くことにした。

白山中居神社

どんどん山道を上っていくと、目の前に大杉が現われた。天を衝き、見上げるばかりで霊気を感じることができる場所。

白山中居神社

境内に戻り、普段は空いていない大宮殿の中で御朱印をいただいた。

白山中居神社

10時になり祭礼が始まった。準備されていたのは神職が身を清めるものだった。

白山中居神社

神職、巫女の順で大宮殿に入っていく。

白山中居神社

祝詞奏上など神事が行われ、

白山中居神社

続いて巫女の扇の舞

白山中居神社

浦安の舞が行われた。

白山中居神社

白山開山1300年を記念して奉納された絵馬

白山中居神社

最後に神職らによる神事と玉串奉奠が続き、11時30分に祭礼は終了した。
今日は地域によっては雨予報だったが祭礼の間は降らず、これも神のご加護のおかげだろうか。

創業祭(夏季例大祭) 7月第三日曜
10:00 神事
10:50 巫女による浦安舞
11:10 神事

白山中居神社
岐阜県郡上市白鳥町石徹白3−48

神社百景DVDコレクション30 大國魂神社・武蔵御嶽神社

神社百景DVDコレクション30 大國魂神社・武蔵御嶽神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年7月4日
価格:1388円+税
収録時間:約67分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「くらやみ祭 大國魂神社」(#143)、「霊峰御嶽山 武蔵御嶽神社・前篇」(#132)、「霊峰御嶽山 武蔵御嶽神社・後篇」(#133)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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兵庫縣神社誌 全四冊

兵庫縣神社誌
編者:兵庫縣神職会
発行所:臨川書店
発行日:1937年3月31日初版(非売品)、1984年10月30日復刻版
定価:全四冊 55,000円
兵庫県下の神社を20年かけて調査しまとめられた神社誌。50年後に臨川書店から覆刻された。附録には無格社以上の神社一覧で下巻の箱に入っている。
続きを読む 兵庫縣神社誌 全四冊

大阪府神社本殿遺構集成

大阪府神社本殿遺構集成
著者:櫻井敏雄、多田準二
発行所:財団法人法政大学出版局
発行日:1983年6月30日
ページ数:498ページ
近年災害や開発で徐々に失われつつある神社本殿を記録に留めようとまとめられたもの。本殿は玉垣の中にあったり、覆屋の中にあったりで近づけない建物もあるので貴重な調査書と言える。
続きを読む 大阪府神社本殿遺構集成

越中砺波 神明宮

神明宮

南砺市に鎮座する神明宮。御祭神は天照大神。延喜式砺波郡荊波神社の論社。

神明宮

集落に入る南の道路沿いに「村社 神明宮」の社号標とのぼりポール。

神明宮

住宅地の前にものぼりポールが建つ。

神明宮

住宅と車庫の間の参道。手前の家は一般の民家のようだった。

神明宮

境内の入口に鳥居

神明宮

拝殿に参る。

神明宮

拝殿のサッシは開かなかったので、外で参ったが、提灯の後ろに扁額が見える。

神明宮

本殿も覆屋の中のようだ。

神明宮

右には境内社の秋葉社の石祠が建つ。

神明宮
富山県南砺市桐木155

越中砺波 石武雄神社

石武雄神社

南砺市に鎮座する石武雄神社。御祭神は石武雄神を主祭神とし、天照皇大神を合祀する。三代実録記載の石武雄神の論社。

石武雄神社

社叢の森に向かって道路沿いに社号標が建つ。田の中を長い参道が続く。

石武雄神社

参道の途中に鳥居が建つ。

石武雄神社

参道沿いに雉子が一羽。追いかけっこするように参道を進む。

石武雄神社

境内に入る石橋を渡ると二の鳥居が建つ。石橋の下には用水が流れる。

石武雄神社

境内に入ると「本願寺五世 婥如上人御旧跡」の石碑が建つ。婥如上人が北陸布教の途中、倶利伽羅で老翁に話を聞いて、当地に一週間逗留したという。後に上人は瑞泉寺を開く。

石武雄神社

拝殿はサッシに囲われている。

石武雄神社

拝殿前に随神座像が立っている。高岡の有磯正八幡宮では入口に随神像が立っているが、拝殿前のものは初めて見た。

石武雄神社

拝殿に参る。正面に大きな扁額が掛かっている。女武者が中央に描かれているので巴御前だろうか。巴御前は南砺市福光で亡くなったという伝説も残っている。

石武雄神社

本殿もサッシに囲われている。

石武雄神社

本殿の左に庭園がある。小山の上に社殿が建つ。

石武雄神社

拝殿の右には社務所が建つ。

石武雄神社

左方には宮司宅が建つ。御朱印をいただく。宮司が書いている間、奥様と話をしていた。社家河合家は現宮司で45代続いていて、寺から奥様が嫁いだ当時は地元の方に「ひいさま」(姫様)と呼ばれた時期もあったようだ。社宝は阿弥陀三尊像の懸仏で、かつての御神体であり、今でも三十三年に一度御開帳される(岩武三社権現式年開扉大祭。次回は2026年7月)という。

石武雄神社

境内の東の田の中、一本の木の下に石碑が見えた。

石武雄神社

近づいてみると「六郎塚」とある。
神社の縁起によると、崇徳天皇の天承年間、信州水内郡野尻の郷士河合典膳の子・河合五郎、六郎の兄弟が生れ国の守護神である熊野三神の霊夢によって越中国礪波郡石武野に移って統治したという。河合氏がその熊野三神を当社に合わせ祀り「岩武三社権現」と称し、残る懸仏も三社権現である。以来石武野は、河合氏の故郷の名に因んで野尻郷と称せられたという。六郎塚があるということは五郎塚もどこかにあったのだろうか。

石武雄神社
富山県南砺市野尻711

越中高岡 移田八幡宮

移田八幡宮

高岡市に鎮座する移田八幡宮。御祭神は移田大神、譽田別尊、天照皇大神、豊受大神。三代実録記載の杉田神の論社。

移田八幡宮

社殿は東向き。境内には大木が多い。

移田八幡宮

境内の外右側に赤い社務所が建つ。

移田八幡宮

境内の右には忠魂碑などが並ぶ。

移田八幡宮

境内に入ると左手に祭具庫か神輿庫

移田八幡宮

参道の燈籠は積まれた岩の上に乗っている。

移田八幡宮

拝殿に参る。

移田八幡宮

拝殿をのぞくと薄暗いが源平合戦のような大きな絵馬が正面に掛かっている。

移田八幡宮

拝殿の後ろは玉垣に囲まれているが、本殿の前に中門が建つ。随神が両側に座す随神門のようだ。

移田八幡宮

本殿は覆屋の中で、玉垣からの角度だと中がよく見えない。

移田八幡宮

拝殿左に広川社。明治の初めに二度の大火のとき、御神託により境内神木百六十柱の高神大神を祀ったという。

移田八幡宮

広川社の後ろには境内一の高さの御神木がそそり立つ。

移田八幡宮

拝殿の右側に境内社の稲荷社と

移田八幡宮

天満宮。稲荷社の屋根しかないような祠はなぜなのか気になる。

移田八幡宮
富山県高岡市中田4673

越中富山 日宮神社

日宮神社

富山市に鎮座する日宮神社。御祭神は天照皇大神、天穗日命を主祭神とする。延喜式射水郡多久比禮志神社の論社。

日宮神社

境内は東向き。周囲は完全に市街地化しているが、境内の木の大きさからすると、周辺はもっと鬱蒼としていたのかもしれない。

日宮神社

入口の社号標には「日宮神社」とある。

日宮神社

裏にまわると「村社 手向神社」と書いてある。以前の社号らしいが再利用している例は初めて見た。

日宮神社

境内に二宮金次郎像

日宮神社

燈籠は掃除中か崩れたものか

日宮神社

拝殿に参る。

日宮神社

拝殿中央に唐子の奉納額、右に社号奉納額、左は第四次川中島合戦のようだ。

日宮神社

拝殿からは階段を下りて覆屋の中に本殿が入っている。

日宮神社

神明造の本殿

日宮神社
富山県富山市黒瀬北町2-14

越中富山 新川神社

新川神社

富山市に鎮座する新川神社。御祭神は大己貴命、大新川命を主祭神とし、天照皇大御神、白山比咩命、琴比羅神、建御名方命、菅原道真公を合祀する。三代実録記載の新川神の論社。

新川神が新川郡の由来とも言われ、新川神社の建った場所を新川庄と呼び、後に略して新庄の地名が起こったという。

新川神社

境内の西に道路が通り、交通量もそこそこあるので少し騒々しい。入口に「郷社 新川神社」の社号標が建つ。

新川神社

扁額のかかる鳥居をくぐり、社殿までまっすぐ参道が通る。

新川神社

拝殿に参る。

新川神社

拝殿には正面に龍の彫刻がかかる。

新川神社

拝殿には「卯杖、卯槌祝の額」が掛かっている。宮中で正月初卯の日に邪気払いとして行われたもので、天保四年まで新川神社でも行われた。奉納額は弘化四年に富山藩の画家が描いたもの。

新川神社

社殿はコンクリート製

新川神社

本殿右の建物は神輿倉か?

新川神社

社殿の左を進むと奥に新しい参集殿が建っている。

新川神社

授与所を見ていると、破魔矢と並んで薙刀開運導き守という変わった授与品があった。例祭で猿田彦神が薙を持って歩く。

新川神社

境内の東に石碑が並び、一角に狛犬の先に2つの石が並ぶ。

新川神社

陰陽石だという。

新川神社

社前に隣接して宮司宅があり、御朱印をいただいた。

新川神社

新川神社から徒歩3分の場所に新庄小学校が建つ。ここは東に常願寺川、西に荒川が流れる要害の地、北陸道に面する交通の要衝でもあった新庄城跡であった。新川神社は新庄城の守護神であって新庄城の落城とともに神宝などを焼失したという。本丸と推定される高台は、かつて御屋敷山と呼ばれ、小学校グラウンドになっているというが、削られて往時の面影はない。

新川神社
富山県富山市新庄町2-13-45

越中滑川 加積雪嶋神社

加積雪嶋神社

滑川市に鎮座する加積雪嶋神社。御祭神は大山咋命、大己貴命。

加積雪嶋神社

社前の北を通る道路の北が海であり、高い防潮堤が建っている。

加積雪嶋神社

通り沿いに「大岩道」という道標が残る。近くの北陸道分岐点に立っていたもので、立山へ向かう道しるべであった。

加積雪嶋神社

一の鳥居は北向き。「郷社 加積雪嶋神社」の社号標が建つ。

加積雪嶋神社

境内東側の通りに石碑が並ぶ。右2つは「北辰星」「庚申塚」と書かれている。道しるべも2つあるといい、右から4、5番目のものだろうか。立山大権現と書いた法華塔や地蔵も多い。

加積雪嶋神社

鳥居をくぐると右に折れ、二の鳥居の先に社殿。社殿は東向き。

加積雪嶋神社

拝殿に参る。拝殿前に前の社号「加積雪島神社」の扁額が掛かる。中には「加積雪嶋神社」の扁額が掛かっていた。

加積雪嶋神社

拝殿の左に飛び出す建物。高欄があり、舞殿のようにも見える。

加積雪嶋神社

幣殿、本殿と覆屋の中。

加積雪嶋神社

拝殿左に薬師神社。昭和31年創建の末社。

加積雪嶋神社

なぜ薬師かというと滑川地区配置家庭薬協同組合による建立だから。

加積雪嶋神社

薬師神社のそばにあるこの土台には何が立っていたのだろうか。銘板も外されていて不明。

加積雪嶋神社
富山県滑川市加島町2050

越中滑川 中加積神社

中加積神社

滑川市に鎮座する中加積神社。御祭神は天照皇大神、須佐之男神。

中加積神社

八坂社を神明宮に合祀し中加積神社と改称する。住宅街にあり境内の森が目立つ。加積郷は滑川市、魚津市、上市町にまたがる範囲であったと言われるが、現在は富山地鉄本線の中加積駅があり、一駅北西に西加積駅がある。近代まで加積郷の地名が残った地域だと言える。

中加積神社

鳥居は西向き。入口に鳥居とのぼりポールが建つ。

中加積神社

鳥居の先に建物があるが、社殿ではなく倉庫のようなもの。

中加積神社

鳥居をくぐって右に社務所。

中加積神社

反対の左に社殿。社殿は南向きで、拝殿前の左右の大スギが御神木になっている。

中加積神社

拝殿に参る。

中加積神社

本殿は覆屋の中だが、拝殿正面から明るければ少し見ることができる。

中加積神社
富山県滑川市堀江上前田156

富山新川 新治神社②

新治神社

黒部市に鎮座する新治神社。御祭神は譽田別尊、建御名方命、少彦名命。三代実録記載の新治神の比定社。
二度目の参拝。今日は御朱印をいただけた。書けるのは宮司の娘さんのみのようだ。

新治神社

社殿へと続く参道。10月26日の夜から深夜にかけて行われるたいまつ祭りでは参道両側に大たいまつが並び、過去には火傷や喧嘩が絶えなかったという。元は早朝4時頃に神輿の宮入が行われたが、参加者を増やすため0時過ぎに変更され、神輿の担ぎ手も町会単位から満42歳の厄年に変更されて、他町会への当て付けもなくなり喧嘩は減ったようだ。

新治神社

拝殿に参る。今は大きな松が目立つ境内だが、松は100年ほど前に植樹されたものらしい。

新治神社

境内の西に広がる公園と月見嶋の清水は、100年ほど前に大正天皇が皇太子の時に近くを行啓する際に神社が町に寄付し整備したものという。

新治神社

公園の清掃をしていた年配の方に声をかけられて少しの間話をした。
月見嶋の清水には鯉がたくさん泳いでいるが、近くの廃止された池や鯉商人から譲られた鯉を補充しているという。先日も100匹以上黒い鯉を入れたというが、20センチ以下の鯉は近くに巣を作るサギやトンビにやられて大きなものしか残っていない。まさに弱肉強食。
生地の地は湧き水も多く、各家には地下水の井戸があるといい、池も昔はブクブクと湧き水が沸いていたという。上流のダム建設や工場の地下水利用で水位が下がり、30メートルで出た地下水が80メートルも掘らないと出ないとか。
北前船の寄港地でもあった生地の港だが、小型漁船が主流になると少し南の石田の浜のほうに移り、船が大型化するに伴い、また生地に戻ってきたらしい。
黒部市では三島さん(八心大市比古神社)と並ぶほどの大社であった新治神社だが、かつては黒部川を挟んで入善のほうまで影響があったという。今は時代の流れなのか、宮司の対応なのか、見る影もない。
祭りの話、公園管理の話などいろいろと話を聞けて楽しかった。

新治神社
富山県黒部市生地716

加賀鶴来 金劔宮②

金劔宮

白山市に鎮座する金劔宮。御祭神は天津彦彦穂瓊瓊杵尊を主祭神とする。

金劔宮

5年ぶりの境内。雨の合間を狙っていたが、晴れないので雨の参拝となった。

金劔宮

拝殿に参る。

金劔宮

前回紹介しなかった場所を紹介する。
天忍石(牛石)は影向石であり、神がこの石頭に降臨したと伝える。

金劔宮

隣は亀石。頭だけでなく足も4石あり本当に亀のように見える。

金劔宮

社務所で御朱印をいただく。前回とは「金劔宮印」以外の印の場所が変わった。墨字も変化しているが同じ方のようです。また、忘れてしまっているが御朱印代はなぜか500円。

金劔宮

今日は前回疑問に思っていた場所を訪ねる。金劔宮の境内には3箇所から入るが、扁額のかかる鳥居がない。実は一の鳥居は金劔宮が鎮座する場所から町へ下りた場所に建つ。

参道は男段(北参道)と女段(南参道)の2つある。女段の入口の鳥居と「縣社 金劔神社」と書かれた社号標。

金劔宮

女段と言われるだけあり緩やかな階段

金劔宮

途中に落差15メートル余りの不動滝があり、市街地に近い場所にこれだけの落差の滝を見てびっくりした。

金劔宮

途中には岩清水薬師不動尊が祀られ、名水が湧き出している。

金劔宮

場所は変わり、女段から西に移動した男段の入口。女段より大きな鳥居とやはり「縣社 金劔神社」の社号標が建つ。北参道と言われるこちらが表参道でしょう。

金劔宮

鳥居の前にのぼりポールが立ち、鳥居には「金劔神社」の扁額が掛かる。

金劔宮

階段を上ると右へ、一部が車道となる。

金劔宮

もう一回階段を上ると

金劔宮

社号標の建つ拝殿正面に出る。

金劔宮
石川県白山市鶴来日詰町巳118

日本神信仰史の研究 西宮の延喜式内社の歴史 甲陽文庫ノート(2)

日本神信仰史の研究 西宮の延喜式内社の歴史 甲陽文庫ノート(2)
著者:田岡香逸
発行所:民俗文化研究会
発行日:1971年12月1日
ページ数:107ページ
西宮の延喜式内社4社に関する論考を載せる。「日本上古史研究」に投稿された論考に再検討を加えた前・後編と再録の別編二考を掲載する。
続きを読む 日本神信仰史の研究 西宮の延喜式内社の歴史 甲陽文庫ノート(2)

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BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「阿蘇神社」(#32)、「藤崎八旛宮」(#31)を収録している。ナレーションは堤真一氏。熊本地震で甚大な被害を受けた阿蘇神社、藤崎八旛宮では熊本城を紹介している。
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信濃上田 眞田神社

眞田神社

上田市の上田城内に鎮座する眞田神社。御祭神は上田城の歴代城主である真田氏二代、千石氏三代、松平氏七代を祀る。
御朱印の六文銭の中央の文字は月によって変わる。6月は「智」

眞田神社

本丸東虎口の櫓門をくぐるとすぐに鳥居が建つ。

眞田神社

社号標には真田氏の家紋六文銭が描かれているが、神社の創祀は明治12年に旧藩主の松平氏の初代から三代(上田入封初代)を祀った松平神社になる。昭和28年に歴代城主を合祀して上田神社と改称、市内の同名他社と紛らわしいために昭和38年に再改称して現社名となる。

眞田神社

参道の右に大きな眞田赤備え兜が飾られている。

眞田神社

参道左の城跡の土塁の上に御神木の切り株が残る。倒木の恐れがあって伐られたが樹齢450年を越え、真田氏の頃からここに植わっていたようです。今は屋根がかかるが、以前は眞田赤備え兜が被せられていたようで話がつながりました。

眞田神社

拝殿に参る。

眞田神社

拝殿の後ろには渡り廊下の先に本殿。左に抜け穴の伝説が残る眞田井戸が残る。

眞田神社

拝殿の右に社務所が建ち、御朱印をいただく。もう何年前になるのか、以前来た時は左側にあったような。

眞田神社

社務所の表札は「眞田幸村」。洒落ているなー

眞田神社
長野縣上田市二の丸(上田公園内)

39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の神社の御朱印や参拝記録