阿波の神々と祭り

阿波の神々と祭り
編著者:金刀比羅神社禰宜 岡島隆夫
発行日:1998年8月1日
定価:1,000円
ページ数:172ページ
三冊で発行されているが入手できたのは一冊目のみ。徳島県神社誌が入手困難になってきたのでダイジェスト版の意味も込めて発行されたようだ。第一編の祭りは著者のフィールドワークのようだ。
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隠岐島後三大祭り

隠岐島後三大祭り
著者:野津龍
発行:山陰ランドドットコム社
発行日:2007年2月15日
定価:2,500円+税
ページ数:209ページ
隠岐生まれの著者が30年間とり続けた写真を、惜しげもなく並べて祭りの神事の様子を克明に伝えてくれる写真集。写真集であるが説明書きも多い。写真は神聖な神事ということですべてモノクロである。

[目次]
惣社・玉若酢命神社御霊会風流
隠岐一宮・水若酢神社祭礼風流
陰陽和合祭・隠岐武良祭風流

神社百景DVDコレクション35 亀戸天神社・富岡八幡宮・白山神社・根津神社

神社百景DVDコレクション35 亀戸天神社・富岡八幡宮・白山神社・根津神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年9月5日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「江戸・隅田川 亀戸天神社・富岡八幡宮」(#24)、「文豪の町 根津神社・白山神社」(#47)を収録している。ナレーションは堤真一氏。
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成田市の神社・仏閣 神社編 成田市の文化財第41集

成田市の神社・仏閣 神社編 成田市の文化財第41集
編集・発行:成田市教育委員会 生涯学習部 生涯学習課 文化振興室
発行日:2010年3月
ページ数:48ページ
成田市内に鎮座する103社の神社名鑑。各社の拝殿(または本殿)の写真が1枚付いている。祭神、由緒の他は境内の建物の調査であったようだ。
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全国春日社総覧 春日の神がみ

全国春日社総覧 春日の神がみ
編者:「春日の神がみ」編纂委員会
発行所:全国春日連合会
発行:1991年6月1日
定価:8,000円
ページ数:529ページ+附録「春日の神を祀る神社の分布図」1枚(帙入り)
平成七年の第五十九次式年造替を記念し編纂された春日社総覧だが、総覧とは言え、詳細が掲載されているのは全国春日連合会に加入している神社のみで全国三千社といわれる春日社のうち10分の1くらい。全国の神社一覧も元宮の鹿島神宮、香取神宮系列の神社も掲載されている。附録は分布図だが、市町村単位の大まかなものでどのあたりに春日社が多いかがわかる程度のものである。
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古代諸国神社神階制の研究

古代諸国神社神階制の研究
編者:岡田荘司
発行所:岩田書院
発行日:2002年8月
ページ数:414ページ
価格:8,800+税
國學院大學大学院文学研究科の岡田ゼミ院生の共同研究の成果である。中心は「続日本紀」から「三代実録」までの国史掲載の神階を国毎・神社毎に一覧にまとめることであり、そういう意味でも史料として必要な部分を拾い読みするのに役に立つ。
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あなたにも奇跡が起こる 瀬織津姫神社めぐり 姫旅しませんか?

あなたにも奇跡が起こる 瀬織津姫神社めぐり 姫旅しませんか?
著者:山水治夫
発行所:ナチュラルスピリット
発行日:2017年5月15日
ページ数:196ページ
価格:1,400円+税
全国の瀬織津姫を祀る神社を巡っている著者は音楽家で歌まで作ってしまったようだ。内容は巡拝記で少しスピリチアルな要素も入るが、全国の瀬織津姫を祀る神社一覧もついているので巡拝の参考になる。
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お伊勢さん125社巡拝ものがたり

お伊勢さん125社巡拝ものがたり
著者:吉井貞俊
発行所:戎光祥出版
発行日:2013年1月10日
ページ数:184ページ
価格:1,500円+税
伊勢内宮の門前、猿田彦神社に生まれた著者が神宮の摂末社巡礼の思い出を織り交ぜながら各所見開き2ページで紹介している。挿絵の手書きの絵も温かく、実際に見てみたいと思う。
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戦後の神社・神道 歴史と課題

戦後の神社・神道 歴史と課題
監修:神社本庁総合研究所
編集:神社新報創刊六十周年記念出版委員会
発行:神社新報社
発行日:2010年2月3日
ページ数:460ページ
価格:3,500円+税
神社・神道関係者向けに戦後のあゆみと現状の課題をまとめている。販売も神社・神道関係者に限定して頒布されたものであり、若手の教育書とも言えるかもしれない。
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神社百景DVDコレクション34 椿大神社・二見興玉神社

神社百景DVDコレクション34 椿大神社・二見興玉神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年8月26日
価格:1388円+税
収録時間:約67分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「伊勢国一宮 椿大神社・前篇」(#97)、「伊勢国一宮 椿大神社・後篇」(#98)、「二見興玉神社」(#99)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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能郷白山山頂 白山神社奥宮

白山神社奥宮

福井県と岐阜県の県境、越美山地の最高峰でもある能郷白山に登拝しました。日本二百名山にも選ばれ、花の山でもある能郷白山へは県境の温見峠の登山口を目指す。大野市から157号線を南下、温見峠まであと10キロという案内板から2キロほどは片側一車線あるが、やがて道路は狭くなり、半分の5キロを越えるところにある福井県最後の温見村(廃村)を通り過ぎる。

白山神社奥宮

幸いにも対向車なく温見峠に至る。岐阜側の案内はなく、福井のみ県境案内が立つ。峠にはすでに数台の車が停められていた。

白山神社奥宮

登山口は157号線すぐにあり、登山届を書いて8寺に登山開始

白山神社奥宮

最初からかなりの急登が続く。

白山神社奥宮

20分弱で4分の1地点に到着。登山口からは500m、頂上までは1900m

白山神社奥宮

さらに30分弱で4分の2地点に到着。頂上まであと1240m

白山神社奥宮

半分を通り過ぎると一気に視界が開けるが、あと少し上りが続く。

白山神社奥宮

振り返ると山容の印象的な山が見える。名前が判明するのは奥の院でした。

白山神社奥宮

やがて多少のアップダウンはあるものの、気持ちよい尾根歩きが始まる。

白山神社奥宮

北陸の重い雪の影響で地を這うように成長したダケカンバ。臥竜ダケカンバと呼ばれている。前日までの雨で地面がぬかるんでいた。

白山神社奥宮

さらに30分ほどで4分の3地点に到着。頂上まであと400m

白山神社奥宮

ここまでも花を見かけていたが、尾根は高い木もなくまさにお花畑であった。8月末でこれだけ花を見られたとは嬉しい誤算であった。

白山神社奥宮

ついに頂上が近づいてきた。後で分かったことだが、少し背伸びすれば右手に奥宮が見えた。

白山神社奥宮

およそ1時間40分で能郷白山頂上に到着。

白山神社奥宮

1617m山頂標の横に三角点がある。

白山神社奥宮

さらに進むと、笹の斜面の先に奥宮が見えた。奥に続く山々も美しい。

白山神社奥宮

頂上から10分で奥宮に到着。参拝する。ここは根尾の白山神社の元宮があった場所で現在は奥宮になっている。岐阜側の奥宮が建ったのは、地理的に岐阜側の村からは能郷白山は見えるが、福井側の村からは荒島岳や銀杏峰が手前に立ち塞がり、近づけば谷間に入ってやはり見えなくなるということからだろう。

伝承では白山を開山した泰澄が、白山から能郷白山にも白山権現を祀ろうと定めて、白山開山の翌年に開山したことになっており、来年開山1300年を迎える。

白山神社奥宮

神仏習合時からの通称でこの場所は「白山権現奥の院」と呼ばれている。見晴らしも良く、山座同定図が設置されている。
今年はGWの石鎚山から徒歩登拝で山頂でこれほど晴れたことはなかった。気持ちよさからしばらく四方の山を眺めていた。

ここでようやく登るとき見た山が判明する。あれが白山なのだ。いつも石川県から見ているので、福井県から見た白山三峰の並びに少し違和感があったのだが、改めてみると確かに白山である。先週の越前五山からは白山を見ることが叶わなかったので本当に嬉しい。

日野山や越知山も見えるようだがはっきり分からない。伊吹山ははっきり見える。

白山神社奥宮

南には里宮のある根尾の村が谷間に見える。

白山神社奥宮

東側の雲の上に山容が見えた。望遠で撮ったこの写真を詳細に見るまで御嶽山が見えていたのだと思っていたが、槍ヶ岳・穂高岳だったようだ。あまりの晴天に山頂に戻る頃には見えなくなった。登る途中、さらに右(南)にもうひとつ雲の上に山が見えていた。あれは恵那山だと思っていたが、そちらが御嶽山だったようだ。

白山神社奥宮

奥の院で30分休憩し、帰路に就く。山頂からもう一度白山を拝む。

白山神社奥宮

山頂から1時間半でスタートの温見峠に戻ってきた。半分が急登なので、下りるときに滑落しないように注意しながらゆっくり下りた。

白山神社奥宮

さて、今回登山を楽しませてくれた花々を載せておく。

白山神社奥宮

白山神社奥宮

白山神社奥宮

白山神社奥宮

白山神社奥宮

白山神社奥宮

白山神社奥宮

官国幣社特殊神事総覧

官国幣社特殊神事総覧
編者:神祇院
発行所:国書刊行会
発行日:1972年9月25日第一刷、1978年1月20日第二刷
定価:9,800円
ページ数:1034ページ
1938年に神祇院により発行された「官国幣社特殊神事調」を復刊したもの。いわゆる官社と呼ばれた国管轄の神社の特殊神事の概要を調査したもの。
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越前丹生 越知神社里宮

越知神社里宮

越前町に鎮座する越知神社里宮。本宮は越知山山頂に鎮座する。
御祭神は天照皇大神、大師像、美沙門天、観世音菩薩。もとは越知山越知神の大講堂と称し、里宮の御祭神に神仏習合の名残が残る。

越知神社里宮

境内は大谷寺に隣接する、というよりその中にあるという環境にある。
入口に鳥居か燈籠の足の部分のみ残っている。

越知神社里宮

鳥居をくぐる。

越知神社里宮

本殿に参る。

越知神社里宮

狛犬が少し変わっている。邪鬼を踏んづけているというより、邪鬼に絡まれているような感じ

越知神社里宮

本殿に宮司の言葉が置かれている。

越知神社里宮

本殿裏の大師堂の先に裏の山に登る道が続いている。この先に廃仏毀釈で移されたお堂や仏像があるのだが、今日は時間が足りないので次回にする。

越知神社里宮
福井県丹生郡越前町大谷寺42-4-1

霧島神宮 かごしま文庫28

霧島神宮 かごしま文庫28
著者:窪田仲市郎
発行所:春苑堂出版
発行日:1995年12月6日
ページ数:227ページ
価格:1457円+税
霧島神宮の紹介のみならず、関連する歴史的事柄を網羅しようという姿勢は評価できる。霧島山といえば坂本龍馬とおりょうの新婚旅行であるが、中に収録されている。
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越前鯖江 春日神社

春日神社

鯖江市に鎮座する春日神社。御祭神は天兒屋根命。延喜式今立郡加多志波神社の論社。

春日神社

神社前の道路は狭かったので、近くの公民館らしき建物の前に駐車し、山の麓に建つ鳥居へと向かう。

春日神社

参道入口に神旗ポールと「春日神社」の社号標が建つ。

春日神社

階段の前に一の鳥居。

春日神社

階段をのぼると広い平場があり、二の鳥居の先は向きが変わる。

春日神社

二の鳥居をくぐり、階段が折れる踊り場の左手に由緒碑が建っている。

春日神社

碑には「式内加多志波神社」と書いてある。

春日神社

階段を上り終えると

春日神社

左手に境内社が一社。

春日神社

拝殿に参る。

春日神社

拝殿には大正七年に奉納された俳句の奉納額が掛かっている。

春日神社

本殿や拝殿はパイプで支えられているが、冬場の備えが常時になっているようだ。
本殿には「春日社」の扁額が掛かる。

春日神社
福井県鯖江市吉谷町48-1

越前今立 國中神社

國中神社

越前市に鎮座する國中神社。御祭神は越比古神、越比賣神、彦火火出見尊。延喜式今立郡國中神社二座の論社。

國中神社

西に参道が延びる。道路脇に「式内 國中神社」の社号標が建つ。

國中神社

この社号標の元に「国中の要石」が残っている。
この要石は、太閤検地の総検地奉行を務めた長束正家が、越前国の検地の中心になる石として定めたと言い伝えられている石で、越前国の中央にあたるため國中の地名由来となっている。

國中神社

車道となっている参道を進むと、階段となっている。

國中神社

新しい「式内 國中神社」の社号標が建ち、赤い鳥居が建っている。

國中神社

階段を上ると広場となっていて、東にもうひとつ鳥居があり、こちらから車を入れることができる。

國中神社

一段高い場所に社務所(参集殿?)が建っている。

國中神社

社殿に続く階段は長い。途中の斜面に鳥獣除けの金網が張り巡らされていて、階段にも戸が付いている。
鹿か猿か猪か?何が出てくるのか分からない恐怖もあったが開けて中に入る。

國中神社

階段の両側に笠のみの燈籠がずらりと並んでいる。

國中神社

拝殿に参る。
雪対策だろうか、コンクリート製の社殿になっている。

國中神社

拝殿を覗いてみる。随神があり、その上に黒駒と白駒の絵馬がかかり、なかなか立派な拝殿である。

國中神社

本殿は弊殿でつながり、やはりコンクリート製。

國中神社
福井県越前市国中町58-27

越前今立 國中神社

國中神社

越前市に鎮座する國中神社。御祭神は越國霊彦神、越國霊姫神を主祭神とし、天照皇大神と松葉大神を合祀する。延喜式今立郡國中神社二座の論社。

國中神社

集落の中を通っていく途中、高台の上に「郷社 國中神社」の社号標が建っている。

國中神社

前の細い路地を進み、公民館の前に駐車して境内に入る。
入口に「式内 國中神社」の社号標。鳥居や拝殿社号額にも「式内」の文字が入っていた。

國中神社

赤い鳥居をくぐると社殿までは階段が続く。

國中神社

階段の途中左手に社務所(参集殿?)が建つ。

國中神社

拝殿前の石段にはたくさんの燈籠が奉納されている。

國中神社

拝殿に参る。

國中神社

拝殿と本殿は弊殿でつながる。

國中神社

拝殿の左に日露戦没戦利品記念碑が建っているが、上の戦利品がないようだ。おそらく砲弾だったのだろう。

國中神社

拝殿の右、記念碑とは対をなすように招魂社が建っている。

國中神社

右手の斜面に文化財の石造層塔がある。

國中神社

四層の石塔で、もとは中津山と国中の境界線にあり、明治にここへ移転されたという。旧地付近に2、3枚分の笠が散乱していることから七重または九重だったと考えられている。

國中神社
福井県越前市中津山町1-23

越前丹生 越知神社

越知神社

越前町と福井市にまたがって聳える越知山に鎮座する越知神社。御祭神は伊邪那岐大神、伊邪那美大神、火産霊神、大山祇神。延喜式丹生郡大山御板神社の論社。

泰澄大師によって開かれ、越知山三所権現を祀っていた。里宮が麓の大谷寺に隣接してある。

越知神社

越知山山頂へは車で近くまで行けるようだが、初めての越知山は泰澄も通ったという小口登山口から始める。

越知神社

越知山修行道コース約2.5時間。

越知神社

今回は越前町が発行したパンフレットや、今年泰澄・白山開山1300年で作成された越前五山案内を参考に登る。

越知神社

7時過ぎにスタートする。

越知神社

夏の低山は蚊が多い。払いながら10分ほどで1合目。

越知神社

さらに10分ほどで2合目。本道はハシゴを登って右手の丘を上るが、藪が深そうなので左手の車道をまわり道する。

越知神社

舗装はすぐ終わり、下草の伸びた道が続き、右手の登りに入る。

越知神社

2合目から10分ほどで3合目

越知神社

左手に「泰澄大師修行地 明日の岩屋」の案内板。しかし、周辺を見渡してもどこかわからない。登山道は尾根だし、右は切れているので、左の斜面のどこかかと思い、斜めに藪を進む。

越知神社

藪と崩れる斜面と格闘しながら5分。目の前に大岩が見えてきた。横に穴らしきものも見える。

越知神社

前に回り込むと間違いなかった。今は斜面には木々も大きくなっているので朝日も見えないだろうな。
この場所は夏に来る場所ではなかった。

越知神社

元に戻るのも嫌だったので急な斜面を直登して登山道に戻り、15分ほどで4合目。

越知神社

10分ほどで5合目

越知神社

途中木の実谷との分岐。帰りに寄ってみることにする。

越知神社

5合目から10分ほどで地蔵堂休憩所

越知神社

分岐を左に下ると独鈷水。泰澄大師が独鈷で岩を突き刺すと水が湧き出たという伝説があり、岩間から水が湧き出ている。湧水の横に頭部の欠けている不動明王石像が祀られている。

越知神社

地蔵堂から5分ほどで6合目

越知神社

さらに10分ほどで7合目。

越知神社

このあたりから参道脇に石仏が見られるようになる。

越知神社

参道沿いの美しいブナ林を抜けてゆく。10分ほどで8合目。

越知神社

さらに10分ほどで9合目。

越知神社

階段をのぼると分岐で、左に進むと別山、右に進むと越知神社となる。

越知神社

先に別山に登り、別山神社に参る。御祭神は天忍穂耳尊で、かつての越知山三所権現の聖観音を祀っていた。
別山は標高616.5mで越知山山頂よりも高い。

越知神社

別山神社の前には白山妙理大権現、日吉山王七社権現、竹生嶋辨財天、天照皇太神、日野山大権現など別山碑と呼ばれる石碑が集められている。

越知神社

越知神社に参る。明治43年に二ツ屋の宮谷神社を合祀した。

越知神社

拝殿に越知山大権現の扁額が掛かる。見にくいが下に御詠歌らしきものが書かれている。

越知神社

後ろに単独で本殿が建っている。

越知神社

室堂に建つ日宮神社と社務所。

越知神社

日宮神社はかつて護摩堂と呼ばれ、今も不動明王を祀る。

越知神社

室堂には御神木である栃の大木がある。

越知神社

室堂から尾根を北に向かう。

越知神社

泰澄大師坐像を祀る大師堂

越知神社

お堂の周囲には石仏がたくさん集まっている。

越知神社

続く千体地蔵堂には

越知神社

たくさんの地蔵が並んでいる。

越知神社

神宝庫のあるピークは610.8m。観世音菩薩を祀り、泰澄大師開闢の霊所という。右に縁結びの松のようだが枯れている。

越知神社

越知山山頂の奥の院。御祭神は大己貴神。

越知神社

標高612.8mの10合目。10時に到着

越知神社

伝・臥行者の旧跡。泰澄の弟子であった小沙弥の行場という。

越知神社

ここから晴れていれば白山を望めるのだが、残念ながら雲の中。

越知神社

室堂に戻って殿池。車でこの少し下まで来ることができる。
織田信長公が池に落馬し、馬の鞍が池の中に落ちているという伝説から名が付いたという。

越知神社

その畔にあるのは若返りの御膳水の井戸。

越知神社

御朱印はないと思って御朱印帳を持って来なかったが、社務所の神職に尋ねるとあるというので書き置きでいただいた。聞いたところによると、雪期は里宮にいるが、雪のない3月~11月の日中は毎日来ているという。

40分ほど戻って木の実谷コースを下ることにする。

越知神社

少し下って後悔した。ほとんど人が入らないのか深い藪で登山道がわからない。
川に沿ってなんとか15分進むと、かまが谷ノ滝

越知神社

滝ってどこ?と思ったが水音はする。

越知神社

さらに15分、お題目岩

越知神社

登ってくる面に「南無妙法蓮華経」と彫られている。木の実(芽)谷は江戸時代には多くの参詣者が行き交い、道中安全祈願や休憩所になっていたというが、今は人気が全くない。

越知神社

さらに下って1合目まで15分、かなん滝

越知神社

周囲を見渡すと遠くに滝が見えたが、さらに藪が深く近くまで行くのは断念した。

越知神社

12時過ぎ登山口に到着。25分車道を歩いて駐車場に戻る。

越知神社
福井県丹生郡越前町大谷寺(越知山)

神社百景DVDコレクション33 秩父神社・筑波山神社

神社百景DVDコレクション33 秩父神社・筑波山神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年8月12日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「秩父神社」(#11)、「筑波山神社」(#47)を収録している。ナレーションは堤真一氏。
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加賀一の宮 白山比咩神社 白山開山1300年記念奉祝大祭

白山比咩神社

白山市に鎮座する白山比咩神社。

白山比咩神社

2017年は泰澄大師が白山を開山してから1300年の節目を迎え、石川県、福井県、岐阜県の三馬場を中心に多くの記念行事が開催されています。ここ加賀馬場の白山比咩神社では8月9日から11日まで奉祝大祭が開催されている。

白山比咩神社

今日は最終日であるが、山の日で祝日ということで日中も奉祝行事が披露されるので観覧することにする。

白山比咩神社

まずは白山大神に参って、御朱印をいただく。

白山比咩神社

北参道駐車場ではどんじゃら市が開かれ、テントが並んでいる。早速昼ご飯をしようと思ったら13時から!?って、午前の参拝者は眼中にないと感じだったけど、フライングで始めていた店で昼を済ませる。

白山比咩神社

13時から披露される高山市千鳥白山神社の徳兵衛獅子舞が北口鳥居で練習を始めたので見ていた。

白山比咩神社

その流れのまま拝殿前へ進み、舞台で披露された。先に同じく千鳥白山神社の闘鶏楽と言われる芸能が披露される。

白山比咩神社

獅子舞は舞台が狭いためか、鳥居前や拝殿前で披露された踊りとは少し違っていた。

白山比咩神社

14時から拝殿で白山開山1300年奉祝慶賀祭が斎行されたようだが、見学できないので宝物館の国宝と重要文化財の特別公開を見る。

白山比咩神社

15時から舞台では常滑市の小鈴谷白山神社の獅子舞が披露された。青年団より伝承される獅子舞は3パターンあり、始めに女獅子。2人1組で獅子を舞い、舞い終わるまで舞手は顔を見せないという決まりがあるらしい。

白山比咩神社

次に男獅子

白山比咩神社

最後に扇の舞と言われる雨乞いに使用された舞で、この舞では獅子は龍神と見なされたようだ。

白山比咩神社

悪魔払いと曲に乗せ舞台を下りる。獅子に噛まれると縁起が良いと言われ、各戸をまわる時などにされたというが、ここでも行列になっていた。

白山比咩神社
石川県白山市三宮町ニ105−1

峰のさくら おやひこさま物語

峰のさくら おやひこさま物語
著者:大森利憲
発行所:野島出版
発行日:2002年9月1日
ページ数:39ページ
価格:476円+税
越後一宮彌彦神社の御祭神の物語を書いた絵本。絵付き物語として漢字にはふりがなが振られ、子供にも親しみやすく構成されている。
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図録 能美市の絵馬

図録 能美市の絵馬
発行:能美市立博物館
発行日:2017年7月
価格:500円
ページ数:82ページ
平成25年から3年かけて調査された能美市内の神社に保管される絵馬を700点のうち、特徴のある173点を掲載している。平成29年7月25日から8月31日まで開催されている「能美市の絵馬」で数点が展示され、図録が販売されていた。
能美市の絵馬
能美市立博物館は今回の企画展をもって閉館し、別の場所に新築されるという。
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箱根神社 信仰の歴史と文化

箱根神社 信仰の歴史と文化
著者:箱根神社宮司 濱田進
編集協力:株式会社神社新報社
発行所:箱根神社社務所
発行日:1989年11月3日
定価:2,000円
ページ数:445ページ
箱根神社を中心とした歴史の中で神道の歴史にも触れられ、神道の知識についても深められる。様々な箱根神社の側面に触れることもでき、箱根神社を知る最初の一冊としても良い。
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神社百景DVDコレクション32 丹生川川上神社(上社・中社・下社)

神社百景DVDコレクション32 丹生川川上神社(上社・中社・下社)
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年8月1日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から2時間スペシャル「奈良・吉野 丹生川川上神社・三社巡り」(#66)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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美濃白鳥 長瀧白山神社 白山開山1300年大祭

長瀧白山神社

旧白鳥町に鎮座する長瀧白山神社。御祭神は菊理媛神、伊弉諾尊、伊弉冉尊。

長瀧白山神社

白山開山1300年大祭に参拝するため、ちょっと早めに到着しました。
大祭が始まる前に御朱印をいただいた。いつもは宝物館受付で書いていただくが、今日は拝殿横の社務所?に大勢いらした。いつもは手書きの墨書きだが、今年新しく奉製したのだろうか、墨書き部分も判になり少し味気なくなった。

長瀧白山神社

阿名院から僧の行列が出発することで大祭は始まった。
天台宗本山の延暦寺ほか、中尊寺、毛越寺、那谷寺や、周辺の僧侶が多数参列していた。

長瀧白山神社

拝殿に入り、三馬場の神社宮司らも参列する中、祝詞奏上など神事が執り行われ、

長瀧白山神社

その後、僧侶による声明奉納が行われた。明治以前には当たり前であったであろう光景を目の当たりにし、少し感動すら憶えた。

白山開山1300年大祭・相応和尚1100年大法会・護摩祈祷法要
12:40 阿名院から行列出発
13:00 長瀧白山神社拝殿 神事・声明奉納
13:50 長瀧寺本堂 法楽
15:00 金剛童子堂前 護摩祈祷
16:30 終了

長瀧白山神社
岐阜県郡上市白鳥町長滝138

加賀金沢 大野日吉神社② 例大祭神事

大野日吉神社

金沢市に鎮座する大野日吉神社。御祭神は大山咋神、大物主神を主祭神とする。

大野日吉神社

9時過ぎに到着する。御朱印はあることは知っていたが普段無人であり、本務である大野湊神社の宮司が来る例大祭日を選んで参拝に来た。

大野日吉神社

神旗が建っている。

大野日吉神社

社殿へ上る参道沿いにも提灯が立ち並び、賑やかだ。

大野日吉神社

曳山館の曳山は出発を待ち、前の戸が開かれ、間近に見学できた。

大野日吉神社

社務所前には行列に使用される持ち物が並んでいる。

大野日吉神社

例大祭の神事が始まり、献饌の儀や祝詞奏上が厳かに執り行われた。

大野日吉神社

地元の小学生(中学生?)が4人巫女を任され、巫女舞を披露していた。簡単な舞であったが事前に練習もあったのだろう。父兄がビデオや写真を撮りに来ていた。

大野日吉神社

俵を積んだ神輿が神前にやってきた。

大野日吉神社

拝殿でお祓いを受け

大野日吉神社

町に出て行った。

大野日吉神社

拝殿に戻る。神事の始まる前に権禰宜さんに御朱印をお願いしたら神事が始まるので落ち着くまで待ってほしいということであった。昼休みに入れば、ということで2時間以上時間を持て余し、結果神事をずっと見学することにした。そうしてやっと念願の御朱印をいただく。昼休みとはいえ、食事中の宮司に墨書きをいただくのはとても気が引けた。

大野日吉神社
石川県金沢市大野町5丁目81番地

39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の神社の御朱印や参拝記録