
茅野市に鎮座する諏訪大社の上社前宮。御祭神は建御名方神、八坂刀売神。

社殿の駐車場に車を停める。

鳥居の先に階段が見える。社殿は北向き。

鳥居をくぐって右手の森の中に溝上社、御祭神は高志奴奈河比売命。御射山へ出発する際に最初に参詣された社という。

二の鳥居の左右に建物が見える。

前宮の周辺には史跡が点在するらしい。

階段の右手に若御子社、建御名方神の御子神を祀る。

鳥居をくぐると左に十間廊、中世まで祭政を行った政庁。

右には内御玉殿、諏訪大神の祖霊が宿る御神宝を安置していた御殿。

御室社。中世まで半地下式の土室が作られ、神官らが蛇形の御体と称する大小のミシャグジ神とともに冬ごもりした遺跡という。

ようやく拝殿が見えてきた。

振り返ると南方は開けて、とても景色がいい。

拝殿に参る。

拝殿左に水眼(すいが)と呼ばれる清流が流れる。その先に二之御柱が立っている。ここから時計回りに回ってみる。

拝殿の左後方に三之御柱が立っている。

前宮には本殿がある。その後方をまわる。

拝殿右後方の四之御柱

拝殿右前方の一之御柱

下りてきて社務所で御朱印をいただく。本宮と比べると参拝者は圧倒的に少ないが、神域の雰囲気はよい。

社務所から西に少し回り込む。諏訪照雲頼重の供養塔

前宮は中世まで大祝の居館があり、神殿(ごうどの)と呼ばれていた。その居館に附属する社殿が元になっている。

弓立石、別名矢立石と呼ばれる烏帽子状の立石で、周辺に的場や馬場があったと言われる。

駐車場に戻る。駐車場の一画には摂社荒玉社が鎮座する。稲の御霊を祀るという。
諏訪大社上社前宮
長野県茅野市宮川2030