加賀金沢 少名彦神社

少名彦神社

少名彦神社は金沢市田上の山麓に鎮座しています。この地域は近年金沢大学の門前町として住宅地が広がってきました。祭神は少名彦神。式内社「神田神社」の論社のひとつです。

少名彦神社

住宅に挟まれ奥まった場所に、多くの大木のある鎮守の森を形成しています。

少名彦神社

入り口の鳥居横には石標が2本。1つは旧村社少名彦神社。

少名彦神社

もう1つは式内神田神社です。

少名彦神社

鳥居は2つ。それぞれに扁額が架けられています。

少名彦神社

一の鳥居の扁額は「少名彦神社」

少名彦神社

二の鳥居の扁額は読み取りづらくなっていますが「菅原神社」??
道真公はこの神社の祭神になっていないだろうと思いきや、調べてみると祭神になっていました。菅原性を名乗る前田家の治世となった近世以降に合祀されたのかもしれません。

少名彦神社

杉の木がそそり立つ参道や社殿まわりの雰囲気は気持ちが引き締まります。当日は雪の風にのって吹き荒ぶような天候で、木々もミシミシと音を立てて揺れていて非常に恐ろしく、荒ぶる神が降臨という状況でしたが、帰り際にわずかな時間晴れたので、その間に写真撮影をやり直しました。神の存在を感じる参詣となりました。

少名彦神社

拝殿横に社務所ありましたが無人でした。御朱印は本務社に他社の御朱印がなかったのでないでしょう。

少名彦神社
石川県金沢市田上本町タ23

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加賀金沢 郡家神社

郡家神社

郡家神社は金沢市鈴見町にある式内社「郡家神社」の論社のひとつです。御祭神は菊理姫命です。

目印は郡家山公園で、すぐ隣りに神社が見えるのですが、境内にはぐるっとまわらないと行けません。

郡家神社

一度公園から階段を少し降りてまた上ります。小高い場所にありますので景色はいいです。今日は終始雪模様だったので、晴れた日の景色はまた格別だと思います。

郡家神社

階段の奥に鳥居が見えます。

郡家神社

階段を上ると鳥居脇に手水舎、前に拝殿が見えます。

郡家神社

参拝を済ませ、境内を散歩しました。拝殿の両側に高い木がそびえ立ち、隣りに社務所もありますが無人でした。本務社は他の御朱印はなかったので御朱印はありません。

郡家神社

拝殿左の小山に階段があったので上っていくと、

郡家神社

石廟がありました。年代はわかりませんでしたが、古くからの信仰の地だったようです。

郡家神社

反対側の大木には注連縄が巻かれたご神木が、幹周り3メートルはあろうかという立派な木でした。

郡家神社
石川県金沢市鈴見町ニ145

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加賀金沢 長田菅原神社

長田菅原神社

長田菅原神社は、延久元年(1069)諸国に一国一社宛天満宮を造営する旨の勅宣が下り、加賀国において長田に天神社が建立されたと伝えられる。祭神は菅原道真公、社号を「長田天満宮」と称したが、明治6年に「長田菅原神社」と改め、村社に列せられました。

長田菅原神社は城めぐりをする人にはちょっと知られた存在であり、その理由は拝殿が金沢城の東照宮護摩堂を移築したものであり、数少ない建築遺構となっています。平成3年補修作業により、鮮やかな朱塗りの社殿が蘇りました。

長田菅原神社

道路に面した一の鳥居。実は4回目です。最初は修復後の拝殿を見るために、2回目以降は御朱印をいただきに来たのですが、なかなかご縁がありませんでした。御朱印は境内のご自宅でいただけます。以前は社号は墨書きでしたが、宮司さんが手を煩ったということで判に変わっています。

長田菅原神社

一の鳥居をくぐると参道右にご神木があります。境内は広いとは言えませんが、大木が数本あります。

長田菅原神社

拝殿前に二の鳥居があります。鳥居前に灯籠2基、拝殿前に狛犬が対になっています。社号標は「長田天満宮」となっています。

長田菅原神社

灯籠の建立は安政年間。

長田菅原神社

冬期は風雪から拝殿を守るため雪囲いされた拝殿に入ると「天満宮」の扁額を見ることができます。

長田菅原神社

拝殿内に「長田菅原神社」の扁額。

長田菅原神社

拝殿前に天満宮といえば牛。道真公?が背中に乗っています。

長田菅原神社

境内に小松砂丘謹書の石碑が建立されています。裏書きを読むと氏子の方の古希記念で建てられたようです。

長田菅原神社

境内にはもう一社。稲荷社があります。

長田菅原神社

その隣には神輿舎。ガラス越しに神輿が見えるのは珍しいですね。

長田菅原神社

拝殿脇にも大木。隅に・・・・

長田菅原神社

石祠と対の狛犬が残っています。詳細はよくわからないのですが、神仏混淆時代には七堂伽藍が建ち並んでいた頃もあったようで、その名残かもしれません。

長田菅原神社

狛犬はかなり崩れてしまっていますが、左は足のほうがまだ判別できます。

長田菅原神社

石祠の中央の穴には何があったのか?なかったのか?正面の仏像も崩れて判別できませんが、この場所は特別な雰囲気がします。

訪れるなら雪囲いのない春から秋にかけてがよいと思いますが、道真公といえば学問の神様。忙しいのはやはり冬かな?

金沢市長田1丁目5番3号

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