「参考文献」カテゴリーアーカイブ

明治維新と天皇・神社 一五〇年前の天皇と神社政策

明治維新と天皇・神社
著者:藤本頼生
発行所:錦正社
発行日:2020年2月23日
ページ数:122ページ
価格:900円+税
慶応三年十月十四日の大政奉還以降、明治元年十月二十八日に武蔵国氷川神社への御親謁が行われるまでの一年間に的を絞り、その経緯と概略を記述したもの。五箇条の御誓文、神仏判然令など聞いたことはあるが内容をよく理解していない事項などについて一般向けに書かれているので歴史的経緯を理解できる。

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国内神名帳の研究 論考編・資料編

国内神名帳の研究
国内神名帳の研究 論考編
著者:三橋健
発行所:おうふう
発行日:1999年5月30日
ページ数:627ページ
定価:45,000+税 絶版
現存する国内神名帳の研究史や同国の国内神名帳の諸本を比較考察する。

国内神名帳の研究
国内神名帳の研究 資料編
著者:三橋健
発行所:おうふう
発行日:1999年5月30日
ページ数:758ページ
定価:18,000円+税 絶版
現存する国内神名帳の翻刻を収録する。

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能登・輪島市 三井の大幡まつり

三井の大幡まつり
著者:小倉学
発行所:大幡神杉伊豆牟比咩神社社務所
発行日:1970年5月1日
ページ数:104ページ
輪島市三井の大幡神杉伊豆牟比咩神社の大祭大幡まつりを中心にその祭祀の内容を調査しまとめたものであるが、創祀の鎮座地や延喜式内社の考察、能登に伝わる猿鬼伝説など祭祀以外にも興味深い考察が収録される。
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大宮氷川神社と氷川女體神社 その歴史と文化

大宮氷川神社と氷川女體神社 その歴史と文化
著者:野尻靖
発行所:さきたま出版会
発行日:2020年4月10日
ページ数:183ページ
定価:1,500円+税
埼玉県を代表する二社について創立の歴史を考察し、祭祀ほかの文化遺産を紹介する。武蔵国一宮である氷川神社は一般的な解説書が少なく貴重な一書である。

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続・石神さんを訪ねて 出雲神話から石見の巨石信仰へ

続・石神さんを訪ねて
著者:須田郡司、大野志津香
発行所:山陰中央新報社
発行日:2020年3月4日
ページ数:114ページ
定価:1,400円+税
昨年、山陰中央新報社に連載された「石見の巨石信仰」に修正・加筆し、旧石見国内の50カ所を紹介する。前作「石神さんを訪ねて」と合わせて島根県内の巨石信仰のバイブルとなること間違いなし!

加賀前田家と北野天満宮

加賀前田家と北野天満宮
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:2019年9月14日
ページ数:226ページ
頒価:2,100円
石川県立歴史博物館の令和元年度秋季特別展の図録。菅原道真公の子孫を称する加賀前田家が五十年忌毎に北野天満宮に奉納した太刀を縁として、北野天満宮の宝物と、その北野天満宮を模して創建された小松天満宮の宝物の中心にした展示内容。
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いしかわの神々 信仰と美の世界

いしかわの神々 信仰と美の世界
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:2019年4月27日
ページ数:171ページ
頒価:1,600円 絶版
石川県立歴史博物館の令和元年度春季特別展の図録。注目は門外不出の御神像だが、それ以外にも多数の文化財が収録される。特別展開催期間が終わるかどうかに品切れになった人気の図録。
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第66回企画展 かめおかの狛犬

第66
編集・発行:亀岡市文化資料館
発行日:2019年10月18日
ページ数:32ページ
頒価:600円
亀岡市文化資料館の令和元年度秋季企画展の図録。亀岡市内の神社の狛犬を集める。本殿や拝殿内に収められている狛犬は普段見ることができないので貴重な姿を見られる。姿形も様々な狛犬が収録されていて面白い。
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天智天皇の御聖績

天智天皇の御聖績
発行所:近江神宮奉賛会
発行日:1938年5月25日
ページ数:152ページ
近江神宮は1940年に創建される。本書は奉賛会によって編纂された近江神宮の御祭神天智天皇の事蹟をまとめ、近江神宮創建の気運を高めるための書と思われる。頒価の表示のないため、寄付金を募るために奉賛対象者に配布されたものだろうか。旧仮名遣いで少し読みづらいが、神社創建に向けてどういう動きがあったのかが知れる一冊。
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近江神宮奉賛会会報

近江神宮奉賛会会報
第一巻第一号
発行所:近江神宮奉賛会
発行日:1939年2月11日
ページ数:60ページ

近江神宮奉賛会会報
第一巻第二号
発行所:近江神宮奉賛会
発行日:1939年7月20日
ページ数:44ページ

近江神宮は1940年に創建される。本書2冊は奉賛会が発行した創建前の会報になる。近江神宮の工事前の境内地や工事中の神事の貴重な写真が載っている。
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島嶼と海の世界 九州の中世Ⅰ

島嶼と海の世界 九州の中世Ⅰ
編者:大庭康時、佐伯弘次、坪根伸也
発行所:高志書院
ページ数:180ページ
定価:2,200円+税
中世の神社の歴史を調べようとしても史料が残っておらず不明な場合も多い。そういうときは地域の歴史から神社を考察するということも必要になってくる。本書は「九州の中世」全4冊の1冊目。

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斐太歴史の里の文化史 鎮守の森の文化財と斐太神社を訪ねて

斐太歴史の里の文化史 鎮守の森の文化財と斐太神社を訪ねて
編集・発行:妙高市教育委員会
発行日:2014年3月28日
ページ数:289ページ
頒価:2,000円
妙高市にある斐太歴史の里を中心とした旧斐太村の歴史をまとめる。中心は同地に鎮座する斐太神社の歴史だが、公園内の国指定史跡、斐太遺跡、観音平古墳群、天神堂古墳群、鮫ヶ尾城跡の4つの遺跡を紹介している。特論は斐太神社と兼務社に触れていて神社史と言っても良い内容になっている。カラー写真が使用され、最近の市町村史の時流に沿った編纂で読みやすい。
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木曽おんたけと御嶽神社

木曽おんたけと御嶽神社
編輯兼発行者:御嶽神社社務所
発行日:1961年4月25日初版、1975年7月20日第2刷
ページ数:303ページ
王滝村の御嶽神社が、ちょうど王滝村史が編纂された好機に御嶽山信仰部分を抜き出して収録したのが本書だという。確かに物語とか歴史書というより神社史料というものに近いかもしれない。
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全国 天皇家ゆかりの神社・お寺めぐり

全国 天皇家ゆかりの神社・お寺めぐり
著者:渋谷申博
発行所:G.B.
発行日:2020年2月10日
ページ数:159ページ
天皇の聖蹟に建つ神社、勅願により建てられたお寺、天皇を祀る神社など、天皇家「ゆかり」という視点で収録する。ただ、「ゆかり」の基準に統一感がなく、かつすべての天皇が扱われているわけではないので中途半端な印象が拭えない。入門編としては紹介している数も多いのでおすすめ。

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熱田神宮 神と人 心を結ぶ ご造営 創祀千九百年記念誌

熱田神宮 神と人 心を結ぶ ご造営 創祀千九百年記念誌
発行所:熱田神宮宮庁
発行日:2011年6月30日 非売品
ページ数:79ページ
創祀千九百年を記念した平成の本殿ご造営(改修)の記念行事をまとめた記念誌。奉賛者に配布されたものと想われる。普段近づいて見られない本殿の写真が載っている。
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天皇及偉人を祀れる神社

天皇及偉人を祀れる神社
著者:土方久元
発行所:帝国書院
発行日:1912年12月2日
ページ数:240ページ
定価:3円
天皇、公家、藩主、他郷土の偉人を祀る240社を掲載する。大正元年時点なので、海外神社は台湾神社のみ、各県の護国神社創立以前なので招魂社が複数社選ばれている。明治期までの顕彰の実態を知りうるとともに、収録される写真も貴重なものと言える。

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