能州鳳至柿生 像石神社 石仏山祭(例祭)

像石神社

像石神社(かたいわじんじゃ)で3月2日に行われる石仏山祭に行ってきました。
御祭神は大巳貴命、少名彦命。像石神社で調べても全く参考資料が出てきませんが、本日の祭りのなかの祝詞に入っていた神社名であり、字を神職さんに教えていただきました、

社殿がなく、磐座に対して祭祀を行う県内でも大変珍しい神社です。

像石神社

集落から太鼓を先導に神職と村人が続きます。

像石神社

雪の中、集落の山の神、田の神である石仏山に向かいます。

像石神社

石仏山は「祭祀遺跡 石仏山」として県史跡指定を受けています。

像石神社

しばらく上ると、「女人禁制」の立て看板。現在でも聖域として男性のみで祭りは行われます。

像石神社

磐座の手間で木に注連縄を張り、鳥居代わりとします。

像石神社

「前立」と呼ばれる磐座の前に着くと、注連縄をかけ、祭りの準備をします。
前立は大巳貴命の依代とされ、高さ約3メートル、幅60センチの巨石で左右に低石が立てられています。
神社名でもある像石とは磐座のことで、男性器を模しているとか。

さらに上方に「唐戸」「奥立」という巨石があり、少名彦命の依代だとか。今日は雪深いのでこちらは後日にでも。

像石神社

磐座の前には贄(米と野菜)と鏡、榊の枝にろうそくを刺し、神事が始まります。

像石神社

途中隣りに移動して、かまどとして火をおこし、やかんに米を投入して祝詞を捧げます。

像石神社

今日は神事の間だけ大雪でした。まるで神が降臨しているようで、ここ数年としては希有な年だったとか。
とても貴重な体験でした。

像石神社
石川県鳳珠郡能登町柿生(石仏山)

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