越前福井 杉社白髭神社②

杉社白髭神社

福井市に鎮座する杉社白髭神社。猿田彦大神を主祭神とし、伊弉冉尊、倉稲魂命を配祀する。

杉社白髭神社

境内へは北と南の鳥居から入られるが、北鳥居のほうが正門のようだ。
北鳥居は大通りに近く、南鳥居は社務所に近い。

杉社白髭神社

手水舎の横に宝暦十一年寄進の庚申灯籠がある。胴の申の彫物が印象的だ。

杉社白髭神社

鳥居を入ってくると手水舎のところで参道は西に折れ、社殿は東向きに建つ。
中央に本殿・拝殿、右に境内社宮比神社、左は参集殿だろうか。

杉社白髭神社

境内の北隅に亀の石像がある。

杉社白髭神社

拝殿に参る。
福の神めぐりスタンプは拝殿の下足箱に置いてあった。

杉社白髭神社

拝殿裏の本殿

杉社白髭神社

拝殿右に境内社の宮比神社。天鈿売命を主祭神とし、迦具突知尊を配祀する。
宮比神社の社殿は平成8年の御鎮座千三百年記念事業以前の旧本殿を移築したもの。

杉社白髭神社

拝殿前に方位石。御祭神の猿田彦大神が導きの神であることから方位を司ることになる。
わかりやすい案内板が境内に増えた。

杉社白髭神社

南鳥居を出たところのお宅が社務所で、声掛けをして御朱印を拝殿でいただいた。
いただいた後少し話をさせていただいた。前回の御朱印は境内の東のお宅でいただいたのだが、二年ほど前に父親から宮司を継承したということで、その後氏子の声を反映して境内の案内板を増やしたそうだ。御朱印も変わった。
福の神めぐりは今のところの期限なく続く予定だそうだが、達成の神紋手ぬぐいは昨年の金沢市神職会のキャンペーンも参考にしているそうだ。

杉社白髭神社
福井県福井市勝見2丁目1−2

越前福井 和田八幡宮②

和田八幡宮

福井市に鎮座する和田八幡宮。御祭神は足仲彦命、誉田別命、息長帯比売命。
参拝は2度目だが、御朱印が変わっていた。

和田八幡宮

ちょうどひな祭りの限定御朱印もあったのでいただいた。

和田八幡宮

朱色が鮮やかな大鳥居

和田八幡宮

石橋の左手に弁財天社が建つ。

和田八幡宮

二の鳥居をくぐると左手に御祓所として天之磐座降臨処がある。

和田八幡宮

境内の左手に厄割の石

和田八幡宮

社殿前に源満仲公像がある。越前守護職だった源満仲公が洪水、疫病の退散を祈願して摂津より東北に矢を放ち、落ちた場所に創建されたお宮が当宮という。

和田八幡宮

拝殿に参る。

和田八幡宮

社務所で御朱印をいただく。

和田八幡宮

背負い餅神事の案内。当宮は珍しい祭事も少なくない。

和田八幡宮

ひな祭りの限定御朱印は3月3日から4月3日まで。守り雛が付く。

和田八幡宮

境内社の日吉山王社。御祭神は大山咋神、大己貴神。

和田八幡宮

開運稲荷大明神

和田八幡宮

境内社の厳島神社

和田八幡宮
福井県福井市和田3-1113

越前福井 白瀧神社

白瀧神社

福井市の一乗谷を川に沿って上流へ。一乗滝に鎮座する白瀧神社。
泰澄大師が不動明王を祀って開いたとされている。神社庁に所属しておらず、御祭神がはっきりしないが火産霊命だろうか。

白瀧神社

落差12mの一乗滝。安波賀春日神社の滝殿社に参拝した縁もあり、今回初めて来た。

白瀧神社

ここは佐々木小次郎が燕返しを編み出した場所としても有名

白瀧神社

一乗滝の右上方にブルーシートのかかった建物が見える。

白瀧神社

小次郎像のほうから迂回して向かう。滝の上流に砂防ダムがあり、その前に橋が架かっている。

白瀧神社

一乗滝の落ち口を上から見ることもできる。

白瀧神社

社殿は滝の方を向いており落雪に備えてブルーシートが掛けられているようだった。
脇に川へ下りる階段がある。(通行はできない)

白瀧神社

社殿の手前に古い燈籠が残っていた。
両脇が越知山開運講中により寄進された慶応元年の燈籠。中央の左右、不動明王と書かれているのは文化五年。中央は安政三年寄進のものとなる。

白瀧神社

本殿に参拝する。
「白瀧神社」の扁額が掛かるが、鈴ではなくがま口なのが印象的。もしかしたら今でも不動明王を祀っているのだろうか。

白瀧神社
福井県福井市浄教寺町

越前福井 安波賀春日神社

安波賀春日神社

福井市に鎮座する安波賀春日神社。御祭神は天兒屋根命、武甕槌尊、経津主命、比売大神。
帝都東北鬼門鎮護のため、治暦4年(1068)に創建された古社。

安波賀春日神社

越前朝倉氏の一乗谷の下城戸(町の北側出入口)の

安波賀春日神社

すぐ北にできた集落が安波賀である。つまり城外

安波賀春日神社

その通りの途中に春日神社への入口がある。入口に「縣社 春日神社」の標柱
標柱辺りに石鳥居があったような痕跡が残る。

安波賀春日神社

入ると一の鳥居が建つ。
手前にも鳥居があったような痕跡

安波賀春日神社

用水を跨ぐ石橋を渡ると階段が続く。
「福の神めぐり」の旗を左に曲がると社務所がある。まずはそのまま上る。

安波賀春日神社

手前の階段を上ると鳥居が建つが、奥にも石段があり平場が広がっている。

安波賀春日神社

かつて何かがあったような平場だが、見渡す限り基礎の石積み以外は何もない。
後で宮司さんに伺ったところ、社務所が建っていたそうだ。背後の山崩れにより倒壊した。

安波賀春日神社

奥の方に竹藪の山裾に景石のような石が2つあった。斜面の岩盤の一部のように見えないこともないと思っていたが、これも宮司さんに伺ったところ、社務所裏にあった庭園の一部だそうだ。

安波賀春日神社

二の鳥居の先に社殿が見えてきた。

安波賀春日神社

福井市文化財に指定されている社殿。
拝殿に参る。

安波賀春日神社

本殿の背後に銀杏の大木があった。紅葉がきれいかもしれない。

安波賀春日神社

本殿、拝殿ともに「春日大明神」の扁額が掛かっている。

安波賀春日神社

社殿の一段上の平場に境内社が2社鎮座している。

安波賀春日神社

最初滝殿社だと思っていた境内社。大国主神を祀る大地神社。

安波賀春日神社

現在銅板葺きに改装されているが、かつての屋根瓦と思われるものが社の下に置かれていた。
松平家の葵紋が付いている。

安波賀春日神社

もう1社は宇迦魂神を祀る稲荷神社。

安波賀春日神社

境内社の平場からさらに上に階段が続くが「行くな」という看板を見て引き返す。

安波賀春日神社

社務所兼自宅の前に置かれた福の神めぐりスタンプを押していると、人の気配がしたので尋ねて御朱印をいただいた。

安波賀春日神社

宮司さんに話を聞いて滝殿社が勘違いだと分かって、再び階段を上り始めた。
登山道によくある木段の脇に石が積まれている。滝殿社までかつてはこの石が並べられた石段だったのだろう。やはり地滑りで一部が崩壊して今の状態になったのか。

安波賀春日神社

滝殿社。越前松平家七代吉品が一乗谷朝倉氏歴代を祀った。御神体として最後の領主義景常用の馬具の一部を社地中に埋めたという。名前は一乗谷を流れる一乗谷川の中流にある一乗滝に由来するのだろう。

安波賀春日神社
福井県福井市安波賀町15−13