出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2016年5月24日
価格:562円+税
ページ数:40ページ
2014年1月に創刊された週刊タイプの神社紹介。1号で1~4社をメインで紹介していた。総索引で都道府県別に紹介された神社数を見ると差があるが、120号続いたため、メディアではあまり紹介されない神社もあって全体的には良かった。ただ、刊行終了すると同時に「日本の神社大全」と称して再編集した書籍タイプを発刊するのはどうかとは思う。
[amazonjs asin=”B01EG8IYTK” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”日本の神社全国版(121) 2016年 6/7 号 雑誌”]
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新治地区神社誌
編集者:新治地区神社誌編集委員会
発行者:茨城県神社庁新治支部
発行日:1992年6月25日
ページ数:230ページ
平成御大典を記念して発刊された茨城県新治支部の神社誌。新治地区は石岡市、土浦市、出島村、八郷町、千代田町、玉里村、新治村からなり、同地区に鎮座する206社を掲載する。御祭神、境内社、例祭日、由緒沿革などの項目が立てられるが、写真は一部神社に付けられる。
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静岡市神社名鑑
編集:静岡県神社庁静岡支部、静岡県神社総代会静岡支部
発行所:静岡県神社総代会静岡支部
発行日:1976年6月5日(非売品)
ページ数:310ページ
静岡市に鎮座する238社を掲載する。基本地区単位であるが、別表神社である3社(静岡浅間神社、久能山東照宮、静岡県護国神社)は巻頭に掲載されている。御祭神、例祭日、境内社、由緒、宝物、神職などの項目で統一的に記載され、すべての神社に写真が1枚付いている。なお、静岡市神社名鑑は平成10年に改訂版が発刊されている。
加賀本吉 藤塚神社 春季例大祭・おかえり祭り
白山市美川のおかえり祭りを見てきました。着いたところ、ちょうど神輿が出たばかりでした。
旗の合図でラッパが鳴り響き、神輿が進みます。
先導の青年団は紋付袴姿で大変珍しいですが、神輿を招くようにバックで進むので大変です。
北陸線の線路を渡るところ。
行列の先に扇が立つのですが、しばらく意味がわかりませんでした。ここまで神輿が進むという目印です。
神輿が線路を渡ったところで、ここから神輿巡行が始まるようで鳳凰が取り付けられました。
神輿には台が付いていますが、車は付いていないので持ち上げて進みます。肩にかついで進みますが、時折、両手で持ち上げて進みます。
狭い通路も進んでいきます。水の張られた田に映る姿も良いですね。
今日は長い時間地元テレビ局のMROの取材が入っていました。
後でわかったことですが、BS12の「日本の祭り」の取材が入っていたようです。
1周して線路を渡り戻ってくると、山車が並んでいました。
先頭は剣の前立ちに藤塚神社の鳥居。あとは毎年くじを引いて順番を決めるようです。
笠と太鼓のみの初期の形態を残す山車もあれば、鏡を乗せる山車もある中、やはり見どころは人形です。
日本武尊や
武内宿禰など神話の世界の人形もあれば
豊臣秀吉公
楊貴妃などもあります。どれも見事です。
美川駅前まで行列が進んで、獅子舞の演舞が始まりました。7人の棒振りが獅子殺しをするという内容でした。人数も多いので迫力がありました。
神輿も駅前まで進むと持ち上げたまま10分以上練り歩くという、見ている方もちょっと疲れる演技もあります。
山車の後ろに子供たちがつながっている町会もあり、参加する方も楽しそうでした。
ここまで4時間見どころたっぷりでしたが、次の予定があるので帰りました。
藤塚神社
白山市美川南町ヌ167
おかえり祭り
神幸祭 2016年5月21日(土)
5:20 出輿式 藤塚神社
6:30 神輿巡行
7:30 台車巡行
9:45頃 獅子舞演舞 美川駅前
9:55頃 神輿演技 美川駅前
20:30 台車御旅所着
22:30 神輿御旅所着
23:30 着輿式 御旅所
還幸祭 2016年5月22日(日)
13:00 春季大祭式 御旅所
19:00 台車巡行
19:45 出輿式 御旅所
20:30 神輿巡行
1:35 神輿神社着
2:00 着輿式
2:30 終了
比叡山兜卒谷鷄頭院所蔵 美濃国神名帳(復刻版)
発行所:岐阜県郷土資料研究協議会(会員配布)
発行日:1979年10月30日
ページ数:22丁
美濃国(現岐阜県)の神名帳の復刻版。神名帳なので郡ごとに神階と神名が記載される。
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故郷鎮守の森 亀岡神社誌
企画編集:亀岡市神職会、亀岡市氏子総代会
発行日:1985年1月1日
ページ数:248ページ
京都府亀岡市に鎮座する105社の神社について、鎮座地、祭神、例祭、由緒を記載する。写真はモノクロだがすべての神社に付いている。由緒は歴史や古記録を元にできるだけ詳細に記載しようという姿勢が見られる。京都府は神社誌を発行していないため、亀岡市内の神社について大変参考になる。
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武蔵国鷲宮神社由緒記
著者:武蔵国鷲宮神社宮司 相沢正直
発行所:鷲宮神社社務所
発行日:1979年4月
ページ数:58ページ
埼玉県の鷲宮神社の小冊子。神楽や宝物の写真もたくさん載っている。
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三嶋大社<略史>
発行者:三嶋大社
発行日:1985年7月23日初版(非売品)
ページ数:88ページ
三嶋大社の由緒に関する小冊子。写真がカラーで載っている。年表が詳しい。
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青森縣神社本庁被包括神社一覧 平成十一年三月現在
編集発行:青森県神社庁
ページ数:124ページ(非売品)
青森県の神社一覧。包括神社について神社名、御祭神、例祭日、鎮座地、神職氏名が記載される。本務神社が太字となっていてわかりやすい。
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加賀小松 菟橋神社・本折日吉大社 春季例大祭・お旅まつり
曳山250年の記念すべき年となった小松市のお旅まつり。その年を祝うかのような晴天の中、曳山八基曳揃えされた細工町交差点に到着しました。すでに大勢の人です。
曳山は手前から八日市町、寺町、龍助町、西町、材木町、大文字町、中町、京町と並んでいます。
15時から式典の後、30分過ぎから初めての昼の部の子供歌舞伎が始まりました。
毎年二町が当番町として歌舞伎が行われますが、今年は材木町と西町となります。
最初に曳山三番叟が舞われました。軽快な音楽の所々に歌舞伎の所作が入り楽しいものでした。
続けて同じく材木町の子供歌舞伎、「仮名手本忠臣蔵七段目 一力茶屋」が上演されました。
西町は「辰巳用水命光輝 稲葉左近館之場」を上演しました。この演目は辰巳用水を引いた設計士板屋兵四郎の物語で、ここ小松でしか上演しないものらしいですが、物語はわかりやすいものでした。
二町の上演が終了するともう夕方になっていましたが、しばらく曳山スタンプラリーを楽しみながら町を歩きました。
再び戻ってくると夕暮れ時、曳山の提灯にも灯火が入り幻想的になってきました。
昨年まではこの夕方から始まる夜の部のみでしたが、役者に光があたり、昼の部より遠くからも見やすいですね。
町全体が子供歌舞伎一色になる5月です。
お旅まつり・曳山子供歌舞伎
5月13日~15日
菟橋神社
石川県小松市浜田町イ−233
小松日吉大社
石川県小松市本折町1
加賀金沢 淺野神社③ 魔除けの猿面
金沢市の淺野神社。御朱印をいただくは今回が3回目。
ただ、前回は書き置きだったので、久しぶりに宮司さんに直接書いていただきました。
5月の10日から12日まで春の例祭が行われていました。昔は獅子舞も出ていたようですが、今は神社前に露店が数軒並んでいるので少し賑わいがあります。
今年は地元新聞やNHK金沢で大きく特集されたので、私みたいに氏子以外の方も訪れたようですね。
今日の目的は、初公開となる「魔除けの猿面」です。申年の今年、記念として例祭の期間公開されることになりました。
面といっても鋳物です。鋳物師の氏子、釜屋弥吉氏が奉納しました。魔除けといってもなんとなくひょうきんな顔をしています。
なぜ猿なのか?それは淺野神社は山王さんと呼ばれていたことと関係あるのでしょう。山王さんの本社は比叡山の鎮守であった日吉大社です。日吉大社の神使といえば猿ですね。山王と猿(申)は切っても切れない関係です。
連動企画といれば、厄除開運の「さるぱん」というものがありました。食べるのがもったいないほど、かわいい顔のお猿さんのパンでしたが、最終日で残り1個だったのを購入してきました。「残り物には福がある」と信じましょう。
拝殿に入って振り返ると、大きな奉納額がかかっていました。今まで気が付きませんでした。
弘化四年の奉納で、ひらがな盛衰記(源平合戦)を題材に、源義経の木曽義仲討伐から一の谷合戦まで17の場面を描いているそうです。
この額の奉納者に釜屋弥吉氏もいます。ということは幕末の方なんですね。
淺野神社
石川県金沢市浅野本町1丁目6−1
長岡のお宮 明治16年神社明細帳 長岡市史双書No.9
編集:長岡市史編集委員会中世史部会
発行:長岡市
発行日:1990年1月30日
ページ数:205ページ
価格:1,500円
「本書は、新潟県総務部県史編さん室所蔵の「新潟県神社寺院仏堂明細帳」のうち、現長岡市域に関係する神社の部分を収録した。」
御祭神、由緒、社殿間数、境内坪数などを記載しているが、由緒が不詳のものが多いような気がする。新潟県は神社誌を発行していないので長岡市内については参考になる。
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伊米神社社史
発行者:伊米神社社史編集委員会
発行日:1990年8月21日(非売品)
ページ数:68ページ
小千谷市に鎮座する伊米神社の社史小冊子。周辺の歴史とともに神社があったことがよくわかる。
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やひこ詣で
編集発行:彌彦神社社務所
撮影印刷:株式会社大塚巧藝社
ページ数:24ページ
越後国一宮の彌彦神社の案内パンフレット。発行日がはっきり記載がないが、内容からすると昭和60年代の製作か?
越中氷見 磯部神社・田子浦藤波神社 藤の花巡り
今日は天気も良かったので、氷見市の藤で有名な神社を巡ってきました。
まずは磯部神社。朝10時半、地元ナンバーの車が何台も続々とやってきます。
鳥居の向こうに、紫の藤の花が見えてきました。
この時間は東側がきれいに見えます。麓の人と比べるとその大きさがわかりますね。
他の観光客も大きさに驚いていました。
近くから見ると薄い紫の花です。今年は雪も少なく例年より速く咲いたようです。
氷見ではこちらのほうが今は有名なのかもしれませんね。
続いて、田子浦藤波神社へ。
先日も一度見に来ましたが、その時も鳥居に掛かっている部分は花が少なかったですが、老木で東向きで日当たりも悪いので、この場所にはほとんど咲かないようです。
上を見上げると、上の方では満開のようでした。白に少し紫が入る花が咲いていました。
田子浦藤波神社は、万葉集に詠まれた「田子の白藤」の地です。
もとは白藤だったようで、藤棚では若い白藤が満開でした。
こちらも例年より速く咲いたようですね。
磯部神社
富山県氷見市磯辺1045
田子浦藤波神社
富山県氷見市下田子1429
越前敦賀 野坂神社
敦賀市の野坂神社。御祭神は大山祇命、天津彦火瓊瓊杵尊、木花開耶姫命。
延喜式内社の野坂神社の比定社であるが、織田神社の論社のひとつにもなっている。織田神社については、合祀された織田神社が対象のもののようだ。
今日は例祭日だったようだが、そのような様子は感じられなかった。
社殿は東向き、夕方の参拝はやはりまぶしい。
鳥居と社殿の間に楼門がひとつ。ただ本殿が覆いに入れられているので、拝殿なのか。
太鼓が吊り下げられている。
本殿は戸を開けて参拝できた。
古い本殿のようだ。参拝して中を回る。
左側に水速女命(左)と皇大神宮。
左奥に金比羅大神。
右側に稲荷大神(右)と豊受大神。
右奥に天満宮。
本殿にはカラフルな狛犬が奉納されている。
境内には池に1社。おそらくは厳島神社か宗像神社か?
石垣のみの境内社跡。かつて神明神社があったようなのでこれか?
境内の隣に公民館があり、背後の南方に野坂岳が見える。野坂神社はかつて野坂岳に対する山岳信仰の社だったようだ。
野坂神社
福井県敦賀市野坂30-7
越前敦賀 高岡神社
敦賀市の高岡神社。主祭神は菅原道真公。敦賀郡の延喜式内社の論社のひとつ。
周辺は住宅地のほかは田んぼが広がる。
社殿は東向きで、夕方の参拝にはまぶしかった。
昨日例祭日だったようで、ちょうど旗が立てられていた。
鳥居をくぐり参道を進む。
社殿に入ると本殿があった。建物は本殿の覆いのようだ。
本殿にかかる扁額は「天満宮」
境内の鳥居横には「申タ彦(猿田彦)」や「庚申」の塔が並んでいる。
高岡神社
福井県敦賀市砂流26-9
越前敦賀 久豆彌神社・信露貴彦神社 例大祭・王の舞
敦賀市の久豆彌神社と信露貴彦神社の例大祭を見てきました。ともに沓見に鎮座する久豆彌神社を女宮、信露貴彦神社を男宮とみなし豊作を祈願して、王の舞などが奉納される。若狭地方には現在でも王の舞が数多く残り、その起源は京都にあるというが、各神社ごとに特徴があるという。ただ、実際の舞は見たことがなく初めて見た。
駐車場は沓見小学校のグラウンドが準備されており見学も容易だが、GW中の晴天の日だったのに見物人は少なかった。その分地元の祭りの雰囲気を十二分に味わえる。
出発には少し間に合わなかった。ちょうど女宮の行列が久豆彌神社に到着するところだった。
行列はまず本殿に参拝する。
そこからしばらく空き時間があり、男宮の行列が久豆彌神社に到着する。
男宮の行列が本殿に参拝後に、下の拝殿で芸能奉納となる。
最初は男宮の王の舞。王の舞は1人で行う舞であるが、もっと勇ましいものを想像していたが、動作はゆっくりとしたもので、猿田彦が神と語り合うような部分も見られた。
続けて女宮の王の舞。帽子が女性らしい。
沓見では王の舞は子供が舞うことになっているようだ。
男宮の獅子舞。
女宮の獅子舞。
獅子は邪気を喰うように拝殿を動き回り、最後に大人しくなる(力尽きている?)。
両宮で田植え歌を唄う。
男宮、女宮の順にエブリ差し。田を耕す様子を奉納。
男宮、女宮の順に苗うち。杉の枝を稲藁に見立てて田植えの様子を奉納。
神饌のお下がりで直会。
久豆彌神社を出発し、地区をまわって信露貴彦神社に向かう。
出発する行列を宮司が見送る。
行列は「来年もトーヤ、再来年もトーヤ」と豊作を祈願しながら進む。
信露貴彦神社の少し手前で宮司が行列を迎え、
行列に入って神社に入る。
女宮の行列が本殿に参拝する。
この後、女宮のみ王の舞などを奉納するが、私はここで帰った。
久豆彌神社・信露貴彦神社 例大祭・王の舞
5月5日日程
12:00 男宮の行列が当屋(御旅所である沓見公民館)を出発し、男宮の拝殿で芸能奉納
12:30 女宮の行列が当屋を出発し、女宮に向かう
14:00 男宮の行列が女宮に到着し、両宮の芸能奉納
15:30 両宮の行列が女宮を出発し、男宮に向かう
16:00 男宮で女宮の芸能奉納
17:00 両宮の行列が男宮を出発し、馬場で御幣を合わせ祭りを終える。このとき、村人は御幣紙を奪い取り、家に持ち帰る
越前敦賀 信露貴彦神社
敦賀市の信露貴彦神社。敦賀郡延喜式内社の比定社。御祭神は迩迩藝命、日本武尊。
祭り当日ということもあり、御朱印については確認していない。
本日5月5日に久豆彌神社とともに例大祭が行われるため、旗が立っている。
旗の下に重しのさるぼぼがついているが、よく見ると珍しく顔が描いてある。
鳥居をくぐって進む。
下に例大祭で本日、王の舞などが奉納される拝殿。階段を上って本殿がある。
本殿は覆いがかけられ、
今日は神饌が供えられ、扉が開いている。
本殿のまわりに境内社が複数あり、こちらは山神社。
その横に金刀比良神社。
反対側に神明社。
御神木の下に猿田彦神社の石祠。
神仏習合の名残でろうそくを立てる燈明舎がある。
信露貴彦神社
福井県敦賀市沓見12-12
越前敦賀 久豆彌神社
敦賀市の久豆彌神社(くつみじんじゃ)。地名の沓見と同じ「くつみ」と読みます。
御祭神は木花咲耶姫命、瓊瓊杵命、大山祇命。敦賀郡の延喜式内社の比定社。
例大祭当日のため御朱印については未調査。
社号標から鳥居まで距離があるが、ここが神域と村の境で、祭りでもこの場所が重要な意味を持つようであった。
例大祭当日ということで旗が立てられていた。
鳥居の両脇に天然記念物の大杉が立っている。
鳥居をくぐると例大祭で王の舞などが奉納される拝殿。階段を上ると本殿となる。
本殿は覆いがかかっている。
今日は例大祭のため扉が開かれている。
本殿の周りに境内社、右側に神明社と十禅寺社。
反対側に常宮神社。
後方に猿田彦神社の石祠。
信露貴彦神社と同じ燈明舎のように見えたが、これが宝殿神社か。
下の拝殿と同じ境内に松岡社がある。
久豆彌神社
福井県敦賀市沓見75-8
若狭遠敷 権現神社
福井県と京都府の県境にある頭巾山、その頂上に権現神社が鎮座している。延喜式内社の遠敷郡許波伎神社の論社のひとつ。
御祭神や由緒は不明。現在の住所は京都府となっている。
今回は上りやすい福井県側から登る。名田庄の集落を次々と過ぎて奥に進むと途中に野鹿の滝がある。このあたりまで来ると川も急流になってくる。
頭巾山の登山口まで来る。
家族向けと聞いていたが、意外なほど急登が続く。
1時間ほどでようやく山頂に到着する。
山頂は広くない。南向きに社殿と前に手水石がある。付近に倒壊した灯籠や小屋も見えるが、社殿前に石が積んである。ちょうど登山口あたりに広く分布していた石のようだが、登拝するために持ってきたものだろうか。
GW前に登山道の清掃をしながら登山が行われるので、ちょうどこの時期が登りやすい。
社殿裏に頭巾山の三角点がある。頭巾山870mの山頂のしるし。
山頂からは山々の向こうに日本海も見渡せる。
実は頭巾山は自生のシャクナゲの群生地でもある。ことしはGW前に強風が吹いたり、雪が少なく花の時期が早かったためか、登山道沿いのシャクナゲは終わっていた。帰り道、日当たりの悪い北側斜面にようやく見つけた。
権現神社
京都府北桑田郡美山町山森
越中射水 下村加茂神社 春季例大祭・加茂祭
強風の1日でしたが、晴れましたので射水市の下村加茂神社の加茂祭を見てきました。
富山県内で流鏑馬が行われる唯一の神社です。
1時間前に到着すると、すでに多くの人だかりでしたが、授与所前が日当たりが良く、まだ場所が空いていたのでそこに陣取りました。
「走馬」
神馬の足慣らしといったところでしょうか。境内では走りません。どうやら鳥居を出てから県道を走るようです。
かなり空き時間があり、ようやく猿田彦の先導で、獅子舞が拝殿に入り、
馬が続く。
「神幸式」
拝殿で神事が行われた後、御旅所に神様のやどった御幣の玉が渡御されます。
「神馬式」
口取りが手に矢を持ち、巡路を駆ける。
御旅所着御の後、「牛乗式」が始まる。
牛は止まると座り込むので、何度も乗り直して時間もかかる。
「神楽の儀」
御旅所の前で獅子舞が奉納され、
「還御」
神様は本殿に還っていく。
拝殿では例祭式が執り行われるのでまた待つ。
「久遍式」
拝殿前で馬は止まった状態で弓矢を射る。
「流鏑馬式」
クライマックスに3頭が3往復します。拝殿前から鳥居をくぐるとき(往路)に、鳥居横に移動した的に弓矢を射る。
弓矢は本物ではなく、祭礼用の竹に紙の羽が付いたものなので、的に刺さるということはありません。射る方も大変そうでした。
大変珍しい神事が続くので一見の価値はありますよ。
下村加茂神社 加茂祭 5月4日
走馬 14:00~
神幸式 15:00~
神馬式 15:20~
御旅所着御 15:30~
牛乗式 15:30~(※このあたりから30分遅れ)
御旅所神楽の儀(獅子舞奉納) 15:50~
還御 15:55~
例祭式 16:05~
久遍式 16:25~
流鏑馬式 16:50~
皇學館大學神道研究所紀要 第六輯
発行所:皇學館大學神道研究所
発行日:1990年2月25日(非売品)
ページ数:128ページ
明治末期に行われた合祀の実態を知りたいと思っていたが、ちょうど全国的に神社整理の概観を書いてあると思われる本を見つけたので購入した。神社整理が全国的にいつ始まり、各府県でどのような基準で行われたのか、どの県の減数が大きかったかなど基本的な情報は得られた。
続きを読む 皇學館大學神道研究所紀要 第六輯
越中朝日 鹿嶋神社
朝日町に鎮座する鹿嶋神社。御祭神は健甕槌命。
前回の参拝ではご不在だった社務所に宮司がいらしたので、御朱印をいただきました。
何度見ても立派な彫刻です。
次回は本殿への参拝と宮崎城跡を攻城しましょう。
鹿嶋神社
富山県下新川郡朝日町宮崎1484
越後頸城 奴奈川神社
糸魚川の奴奈川神社。主祭神は奴奈川比売命、配祀として大日霊尊、八千矛命。
延喜式内社の奴奈川神社の論社のひとつ。
社殿は南向き。
境内は広く、公園となっている部分もある。
拝殿に詣る。
弊殿を通って本殿が見える。
拝殿の西側に複数の石祠が並ぶ。
本殿裏にも石碑が並び、合祀殿風もある。本殿裏の東西に石が立っている。
本殿東側にも石祠がある。
注連縄を掛けられた神域に大きい石がある。かつての磐座なのか。
境内社として天満宮が鎮座する。
奴奈川神社
新潟県糸魚川市田伏569
越後頸城 大神社
糸魚川の大神社。御祭神は高皇産靈尊、大己貴命、少彦名命。延喜式内社の大神社の論社のひとつ。
室町時代作といわれる男神・女神坐像一対が伝わり、管相公(男神)と吉祥女(女神)の御神像といわれ、菅原道真公、吉祥女が配祀されている。
小山に神社は鎮座する。
階段を上る。
階段の途中に3つの石祠が祀られている。
階段を上がると社務所兼自宅があるが、留守だったので御朱印の有無は不明。
さらに進むと神社正面の鳥居をくぐって境内に入る。
拝殿に詣る。
社務所に近い鳥居は上部が直線ではなく、少し反り上がっている。
大神社
新潟県糸魚川市平1345
越中糸魚川 能生白山神社
糸魚川能生の白山神社。御祭神は奴奈川姫命、伊佐奈岐命、大己貴命。
古代奴奈川族の首長、奴奈川姫を祀って産土神としたのが始まりといわれており、かつては権現岳にあったという。
延喜式内社の奴奈川神社の論社のひとつで、白山信仰の布教拠点として神仏習合した際に白山権現と改称された。
平安後期の木像聖観音立像が伝わり、越後三十三観音霊場を始めるにあたり、まずは白山神社に詣ることがしきたりだったということで、書き置きの御朱印は「聖観音菩薩」となっている。宮司が常駐しておらず、総代さんがこれだと言われていましたが、神社名の墨書きも本務社のほうではしているようです。
鳥居をくぐり、階段を上ります。
境内に入ると左手に社務所、奥に檜皮葺の拝殿が建つ。
拝殿右手に御旅所がある。拝殿後方の山が尾山で、旧社殿は山中にあった。
拝殿に詣る。
後方の本殿は国重量文化財。
本殿横には神仏習合時代の石祠が複数ある。
境内には旧講堂だった建物が、境内社の秋葉神社となっている。
能生白山神社
新潟県糸魚川市大字能生7238
越後頸城 藤崎神社
糸魚川の藤崎神社。御祭神は大己貴命、天照皇大神、豊受大神、品陀別命。合祀なのでもとの主祭神は不明。
江戸時代に「大社神社」と称し、頸城郡の延喜式内社の大神社の論社であるが大社という名称からと思われる。地元では式内社とは称していないようだ。
田と畑の広がる丘陵の中に鎮座する。
田んぼの先に日本海が広がる。
短い階段を上り、畑の横の参道を進む。
鳥居をくぐると、参道は急角度にUターンして拝殿に至る。
参道が付け替えられたのか、社殿の向きが変わったのか、ちょっと不可思議な位置関係です。
杜に囲まれた社殿は昼間でも薄暗く、小さな虫も飛んでいるのでお詣りして早々に帰ります。
藤崎神社
新潟県糸魚川市藤崎2124
越後頸城 水嶋磯部神社
糸魚川の水嶋磯部神社。御祭神は健御名方命、天照皇大神、豊受大神、奇日方命、船玉神。
江戸時代は諏訪大明神と呼ばれていたそうで、健御名方命が主祭神というところか。
神社は高台に東向きに建っている。
頸城郡の延喜式内社の論社。
拝殿に入る。この辺りの記名奉納額は写真入りで、たくさん並んでいた。
本殿後ろには彫刻入り板塀が左右に3枚ずつ奉納されていた。
境内からは眼下に筒石漁港が見える。海岸沿いに国道8号線が通り、神社のある台地まで一気に標高が上がる。
海に向けて境内社が建っている。
中の石祠の横に恵比寿らしい像があるので、事代主命か蛭子命か。
神社の背後には南向きに観音堂が建っている。神仏習合の名残なんだろう。
水嶋磯部神社
新潟県糸魚川市筒石463
越後頸城 江野神社
上越市名立の江野神社。旧県社で延喜式内社の論社。
御祭神は、建御名方命、事代主命、大己貴命、素佐能男命、稻田比賣命、屋主忍男武雄心命、影姫命、武内宿禰命と多いが、明治の神社整理による合祀の影響のようだ。
(御朱印はあったようだが、あらかじめ連絡が必要なようだ。)
入口の社号石碑があり、後方の小山に鎮座する。
一端西に上って、鳥居をくぐり東から南へ折れて社殿に至る。
社務所前に手水舎、その横に境内社として稲荷社がある。
拝殿は銅板葺きで新しく感じたのだが、後で調べてみると数年前までは茅葺きだったようだ。
彫刻は珍しいもの。布袋と恵比寿だろうか。
木鼻の彫刻は鯛と海老で、こちらも珍しいが日本海が近いので豊漁祈願の意味があるようだ。
拝殿の中で詣る。
入口鳥居の参道とは反対方角にも境内社が建っている。
鳥居前には「琴平神社」の石碑があるが、社殿に入ると「秋葉神社」の扁額がかかっていた。
とすると、山の斜面にあるこの石祠が琴平神社なのか?
江野神社
新潟県上越市名立区名立大町字明神山1335