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越前大野 篠座神社

篠座神社

大野市に鎮座する篠座神社。御祭神は大己貴大神を主祭神とし、豊受姫神、少彦名命、木花開耶姫命を相殿に祀る。
延喜式大野郡の比定社で、かつて境内にあった大野郡糀神社の論社を合祀している。

篠座の「座」の「人人」の部分は「口ヌ」となっていて、旧字体でもないようだ。境内社の磐坐の「坐」も同じ。

篠座神社

社殿・境内は東向き。

篠座神社

一の鳥居から二の鳥居まで参道がまっすぐに延びる。

篠座神社

二の鳥居の背後には福井市では最高峰の飯降山が秀麗な姿を見せる。神奈備でもあるのだろう。

篠座神社

参道右に神馬堂と御神木堂。

篠座神社

神馬堂には黒い木馬と絵馬がたくさん掛けられている。

篠座神社

参道左に授与所。後ろに社務所兼自宅があり、帰りに御朱印をいただいた。

篠座神社

拝殿に参る。

篠座神社

拝殿には「篠座宮」の扁額が掛かる。

篠座神社

拝殿右の赤い鳥居をくぐると磐坐神社、御祭神は市杵島比売命。延喜式大野郡の論社のひとつ。

篠座神社

磐坐神社の鎮座する天女ヶ池には御霊水があり、眼病に霊験があるという。

篠座神社

本殿裏手を左にまわる。
若生子神社。真名川ダム建設のため移住した上若生子白山神社と下若生子白山神社、下若生子八幡神社を合祀する。

篠座神社

最左に温見白山神社。岐阜県との県境手前の温見村の鎮守で、集中豪雨による全村移住で遷座。

篠座神社

温見白山神社の前には神池があり、木々に囲まれて鬱蒼としている。

篠座神社

本殿のすぐ左に秋生神社。笹生川ダム建設のため移住した上秋生白山神社と下秋生八幡神社を合祀している。

篠座神社

最右に官祭大野招魂社、戊辰の役のご英霊の大野藩士十一柱を祀る。

篠座神社
福井県大野市篠座42−5

美濃白鳥 長滝白山神社

長滝白山神社

郡上市に鎮座する長滝白山神社。御祭神は菊理媛神、伊弉諾尊、伊弉冉尊。

長滝白山神社

表参道の入口に社号標

長滝白山神社

長い参道の左右には僧坊が並んでいた。

長滝白山神社

3軒残るという僧坊のひとつ蔵泉坊

長滝白山神社

神橋

長滝白山神社

参道の左に護摩壇跡と金剛童子堂

長滝白山神社

参道左に稲荷堂。江戸時代は参道右にあった。

長滝白山神社

最後に階段を上る。長滝白山神社本殿中央と白山長滝寺大講堂中央の両方から見て正面になる場所に立つ。

長滝白山神社

正安4年の銘のある石灯籠。

長滝白山神社

拝殿に参る。

長滝白山神社

拝殿裏右からまわる。左は神明神社、右が稲荷神社。

長滝白山神社

若宮社

長滝白山神社

別山社

長滝白山神社

中央は白山大御前社

長滝白山神社

越南智社

長滝白山神社

大将軍社

長滝白山神社

左は児御前社、右が竈神社

長滝白山神社

本殿がずらりと並ぶ。

長滝白山神社

長瀧天満宮社

長滝白山神社

弁財天社。境内には神社と寺院が混在する神仏習合の世界が残る。

長滝白山神社
岐阜県郡上市白鳥町長滝138

加賀小松 多太神社

多太神社

小松市に鎮座する多太神社。御祭神は衝桙等乎而留比古命、仁徳天皇を主祭神とし、合祀した八幡社の應神天皇、神功皇后、比咩神を配祀、合祀した西宮社の蛭兒命、軻遇突智神を配祀、その他配祀神も多い。延喜式能美郡の比定社。

多太神社

駐車場は神社北口から本殿の南側にある。表参道は西にあり、社殿も西向き。

多太神社

参道には像も多く、斎藤実盛の兜

多太神社

斎藤実盛は源平合戦の加賀の篠原の合戦で戦死、老武者と侮られないように白髪に墨を塗ったという逸話の像となっている。慰霊のため兜はここ多太神社に奉納され宝物となっている。

多太神社

松尾芭蕉像もある。松尾芭蕉は小松を通ったとき、多太神社に参拝し実盛の兜を拝観したという。

多太神社

「むざんやな 甲の下の きりぎりす」
小松の句会で芭蕉が詠んだ句碑がある。

多太神社

拝殿に参る。当社は初詣の小松七社めぐりの一社でもある。

多太神社

拝殿左に末社が並ぶ。参道に向いて南向きに一社。

多太神社

参道に向いて南向きに松尾神社

多太神社

神社北口に向いて東向きに福久宮稲荷神社

多太神社

拝殿右に授与所とその後ろに宝物館がある。無人だったが、境内にいらした氏子らしい方に伺ったところ、御朱印は書き置きがあるということで日付を入れていただいた。普段は無人で宝物館も前もって予約が必要。

多太神社

駐車場になっている本殿南には能舞台がある。

多太神社
石川県小松市上本折町72

加賀小松 須天熊野神社

須天熊野神社

小松市に鎮座する須天熊野神社。御祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊、櫛御気野命。初詣の小松七社めぐりの一社。

須天熊野神社

駐車場は南参道入口にある。

須天熊野神社

南参道の鳥居をくぐると左に宝物庫

須天熊野神社

宝物庫の隣に御神木アベマキが立つ。

須天熊野神社

南参道左、拝殿左に末社神明社。

須天熊野神社

拝殿前に大絵馬が飾られているが、宮司自ら絵馬を描いているようだ。

須天熊野神社

表参道は東にある。社殿は東向き。

須天熊野神社

表参道の右、池の島に末社少彦名神社

須天熊野神社

少彦名神社の池は「いぼいけ」といい、古くからイボ取りの霊水として崇拝されている。

須天熊野神社

拝殿に参る。

須天熊野神社

中央の鈴緒には鈴がたくさん付いている。

須天熊野神社

上には八咫烏の彫刻がある。

須天熊野神社

拝殿右は末社琴平社

須天熊野神社

琴平社の狛犬はひょうきんな顔をしている。見ていると楽しい気分になる。
南参道の鳥居前に社務所兼自宅があり、宮司に御朱印をいただく。

須天熊野神社
石川県小松市須天町甲1-43

武蔵埼玉 調神社

調神社

さいたま市に鎮座する調神社。御祭神は天照大神を主祭神とし、豊宇気姫命、素盞嗚尊を配祀する。延喜式足立郡の比定社。

調神社

境内入口に「県社 延喜式内 調神社」の社号標が建つ。

調神社

狛犬ならぬ狛兎が出迎えてくれる。

調神社

手水舎

調神社

ここでも龍ではなく、愛らしい兎がせっせと水を吐き出している。

調神社

神輿庫

調神社

金毘羅神社

調神社

天神社

調神社

神楽殿

調神社

神池

調神社

やはりこちらでも兎が水を吐いている。

調神社

稲荷神社

調神社

中央の稲荷神社は旧本殿ということで

調神社

彫刻もやはり兎尽くし

調神社

こちらにも

調神社

右の稲荷神社

調神社

左の稲荷神社の三社が並ぶ。

調神社

拝殿前は拝殿から両側に建物が連なり、どちらも授与所のようだ。

調神社

通常は右側の授与所が使われるようだ。まずは拝殿に参る。

調神社

授与所で御朱印と兎の置物をいただく。御朱印も置物も兎尽くし。

調神社
埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25

武蔵埼玉 氷川女體神社

氷川女體神社

さいたま市に鎮座する氷川女體神社。御祭神は奇稻田姫命を主祭神とし、三穗津姫命、大己貴命を配祀する。延喜式足立郡多氣比賣神社の論社。

氷川女體神社

階段を上って鳥居をくぐる。

氷川女體神社

鳥居には「武蔵國一宮 氷川女體神社」と書かれている。大宮の氷川神社を男宮とし、氷川女體神社を女宮、中間の中山神社を御子宮として一体の氷川神社とする説を採り、諸国一の宮会にも参加している。

氷川女體神社

拝殿に参る。

氷川女體神社

本殿は御垣に囲まれている。

氷川女體神社

参集殿

氷川女體神社

拝殿裏に境内社が並ぶ。

氷川女體神社

拝殿左に宝物庫

氷川女體神社

境内左手に社務所。御朱印をいただく。

氷川女體神社

社務所には巫女人形が無数に並び、女性の信仰が篤いことがわかる。

氷川女體神社

社務所の横には大きな御神木が立っている。

氷川女體神社

鳥居を下りてまっすぐ行ったところに、岩船祭祭祀遺跡がある。氷川女體神社では、かつて御船祭と呼ばれる祭礼がおこなわれていたが、見沼が干拓されると御船祭は行えなくなり、かわりに岩船祭が行われるようになった。ここは明治初期まで行われた岩船祭の祭礼場跡となる。

氷川女體神社

丸形の祭礼場には祠が建ち、まわりは池で囲まれているが、木々が繁茂していてわかりにくい。

氷川女體神社

祭祀遺跡は見沼氷川公園の一部になっており、案内板を見るとその形がよくわかる。

氷川女體神社
埼玉県さいたま市緑区宮本2丁目17-1

武蔵埼玉 中山神社

中山神社

さいたま市に鎮座する中山神社。御祭神は大己貴命、素盞嗚命、稲田姫命。
御朱印は常駐していないため、電話連絡してみたが所用で今日は無理ということでまたの機会にする。

中山神社

見沼と呼ばれた地に男体社の氷川神社と女体社の氷川女體神社の中間にあり、御子神の簸王子社となる中氷川神社と称され、三社で氷川神社を形成したともいう。

中山神社

長い参道

中山神社

境内入口には鳥居。扁額には「氷川神社」と書かれる。

中山神社

境内社は境内左に建てられている。末社稲荷神社

中山神社

末社荒脛神社

中山神社

末社八社には、左から神明社、飯成社、淡嶋社、疱瘡守護社、磐社、石上社、竈神社、稲田宮主社が祀られている。

中山神社

拝殿の左前の建物は舞殿か?

中山神社

拝殿に参る。拝殿には「中山神社」の扁額が掛かる。

中山神社

拝殿裏の御垣の中に独立した本殿。

中山神社

本殿裏に旧本殿が祀られている。

中山神社

桃山期のもので県内で最も古い本殿という。

中山神社
埼玉県さいたま市見沼区中川145-65

武蔵一の宮 氷川神社

氷川神社

さいたま市に鎮座する氷川神社。御祭神は須佐之男命、稲田姫命、大己貴命。延喜式足立郡の比定社で明神大社、武蔵国一宮、勅祭社。

氷川神社

大宮駅で下りて氷川参道をゆく。一の鳥居は一つ前の駅だった。

氷川神社

しばらく行くと鳥居と「武蔵國一宮 氷川大明神」と標柱。しかしこの鳥居は数には入っていない。

氷川神社

さらに進むと二の鳥居。この手前に末社天満神社があったようだが見逃した。

氷川神社

二の鳥居をくぐると右手に神主家

氷川神社

少し進むと左に埼玉県神社庁

氷川神社

神域への入口に三の鳥居

氷川神社

右手に神楽殿と額殿(絵馬殿)

氷川神社

左手にみこ神楽殿という珍しい建物があるが、今日は何かあるようだ。まだしばらく時間あるようなので境内を少しまわる。

氷川神社

神池

氷川神社

境内左に末社稲荷神社

氷川神社

神池の中に摂社宗像神社

氷川神社

神池の島を見るとたくさんの亀が甲羅干しをして埋め尽くしていた。

氷川神社

末社松尾神社

氷川神社

境内の右に摂社天津神社

氷川神社

末社六社、左から住吉神社、神明神社、山祇神社、愛宕神社、雷神社、石上神社

氷川神社

何らか賑やかな音楽が聞こえてきたので、みこ神楽殿に戻って鑑賞する。大成里神楽の巫女舞のようだ。

氷川神社

神橋を渡って楼門。廻廊ともに朱色が青空に映える。

氷川神社

舞殿の後ろに拝殿、本殿と並ぶ。

氷川神社

拝殿に参る。

氷川神社

右の方は祈祷殿と札所の新築工事が行われていた。

氷川神社

東門を出たところに、門客人神社(左)と御嶽神社(右)

氷川神社
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1丁目407

越中小矢部 比売神社

比売神社

小矢部市に鎮座する比売神社。御祭神は田心比売命、天照皇大神、伊邪那伎命。延喜式砺波郡の論社のひとつ。

比売神社

社殿は東向き。

比売神社

境内には高木も多く、鳥居背後に1本、拝殿前の左右各1本の杉が特に大きい。

比売神社

拝殿に参る。拝殿には鯱が上がっている。

比売神社

拝殿後ろに本殿。本殿前にも鳥居が立つ。

比売神社
富山県小矢部市宮中131

越中小矢部 埴生護国八幡宮

埴生護国八幡宮

小矢部市に鎮座する埴生護国八幡宮。御祭神は八幡大神。

埴生護国八幡宮

奈良時代に宇佐八幡宮から御分霊を勧請し、木曽義仲公が倶利伽羅合戦の前に戦勝祈願したことで知られる。

埴生護国八幡宮

社殿は南向きで、倶利伽羅山の東麓に鎮座する。

埴生護国八幡宮

社務所の前に木曽義仲公の騎馬像が立つ。

埴生護国八幡宮

手水に注ぐ水は倶利伽羅山中の「鳩清水」の滝を源とする霊水で、全国名水百選に選ばれている。
右手の授与所に書き置きの御朱印が置いてあったので帰りにいただいた。

埴生護国八幡宮

二の鳥居から社殿へ延びる階段は戦国末期に蓮沼城主の遊佐慶親公による寄進で、もとは煩悩の数である108段あったというが、現在は103段になる。

埴生護国八幡宮

拝殿に参る。

埴生護国八幡宮

拝殿、幣殿、本殿は国指定重要文化財。

埴生護国八幡宮

埴生護国八幡宮は能「木曽」の舞台になっている。

埴生護国八幡宮
富山県小矢部市埴生2992

越中富山 日枝神社

日枝神社

富山市に鎮座する日枝神社。御祭神は大山咋神、大己貴神を主祭神とし、天照皇大御神、豊受大御神を配祀する。

日枝神社

駐車場入口の北鳥居

日枝神社

少し東へ移動すると社号標と一の鳥居、正面には手水舎が建つ。

日枝神社

手水舎から左に折れると、末社麄香神社、御祭神は手置帆負神、彦狭知神。藩政期は富山藩江戸屋敷に鎮座していたものを城下の人々に崇拝させるために遷座した。

日枝神社

手水舎に戻る。横に弁慶石、源義経が奥州落ちの途中、弁慶が怪力をふるってこの石をころがし、義経の腰かけとしたと伝える。

日枝神社

右に行くと拝殿。ちょうど車の祓えの最中のようだ。

日枝神社

拝殿に参る。

日枝神社

拝殿左に三末社。中央が稲荷社、御祭神は倉稲魂命、右が水天宮、御祭神は安徳天皇、左が春日社、御祭神は天児屋根命。

日枝神社

水天宮が安産の神であることから安産犬の石像がある。犬は安産の象徴で、自分の干支を撫でて安産を祈るという。

日枝神社

拝殿横の授与所で御朱印をいただく。

日枝神社
富山県富山市山王町4−12

越中八尾 杉原神社

杉原神社

富山市の旧八尾町に鎮座する杉原神社。御祭神は杉原大神を主祭神とし、誉田別命、建御名方命、菅原道眞公、水分神を配祀する。
延喜式婦負郡の論社のひとつ。

杉原神社

駐車場は神社東にあり東鳥居から境内に入る。

杉原神社

参道を南へ、表参道を入り直す。社殿は南向き。

杉原神社

社号標と一の鳥居。社叢は杉が多いが、拝殿裏は竹が多い。

杉原神社

拝殿に参る。

杉原神社

戸に付けられた剣梅鉢紋が目立つ。

杉原神社

東鳥居から出て社務所兼自宅で御朱印をいただく。

杉原神社
富山県富山市八尾町黒田3166

越中芦峅寺 雄山神社中宮祈願殿

雄山神社中宮祈願殿

立山町に鎮座する雄山神社中宮祈願殿。御祭神は伊弉那岐命、天手力雄命を主祭神とし、文武天皇、佐伯宿禰有若、稻背入彦命を配祀する。岩峅寺の前立社壇、立山山頂の峰本社とともに三社で雄山神社と称される。

雄山神社中宮祈願殿

社殿は南向き。社前の道路から東を仰ぎ見れば、天気が良ければ立山を遙拝することができる。

雄山神社中宮祈願殿

鳥居を入ると参道右手に水神社、御祭神は水波能賣神。芦峅寺各地の水源地に祀られてた石祠を移して合祀している。

雄山神社中宮祈願殿

参道左右に狛犬。正面を向いているのは県内でもあまり見かけない。

雄山神社中宮祈願殿

参道右手に神明社、御祭神は中央が天照皇大御神、右が豊受大神、左が麻続祖神。左奥は宝童社、御祭神は新川姫神

雄山神社中宮祈願殿

石舞台。秋季大祭で稚児舞が舞われる舞台という。

雄山神社中宮祈願殿

橋を渡って左手の参道を行く。参道は杉並木となっていて荘厳な雰囲気にあふれる。

雄山神社中宮祈願殿

参道左に稲荷社、御祭神は倉稲魂神

雄山神社中宮祈願殿

閼伽池社、御祭神は高龗神、闇龗神。神前に供える水を閼伽という。

雄山神社中宮祈願殿

参道右手の短い階段を上がると拝殿が見える。

雄山神社中宮祈願殿

拝殿に参る。

雄山神社中宮祈願殿

背後の本殿には「立山根本中宮」の扁額が掛かる。

雄山神社中宮祈願殿

拝殿左奥に神秘社(山神社)、御祭神は造化三神(天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神)と大山祇神、久々廼智神

雄山神社中宮祈願殿

先の左手の参道を進むと、奥に末社立山大宮、御祭神は立山権現伊邪那岐大神を主祭神とし、第四十二代文武天皇、佐伯宿禰有若公を相殿に祀る。

雄山神社中宮祈願殿

拝殿の右の磐座の上に鎮座するのは立山若宮、御祭神は天手力雄神を主祭神とし、稲背入彦命を相殿に祀る。延喜式新川郡布勢神社の論社のひとつ。

雄山神社中宮祈願殿

若宮の右手の丘を上っていくと、立山開山堂が建つ。

雄山神社中宮祈願殿

立山開祖の越中国司佐伯有若卿の嫡男佐伯有頼慈興上人を祀る。

雄山神社中宮祈願殿

開山堂入口には剱嶽社、御祭神は須佐之男命。剱岳山頂に鎮座していた旧社殿で剱岳遙拝所として建立された。

雄山神社中宮祈願殿

若宮の前にある立山開山御廟は、立山玉殿岩窟において霊示を受け立山を開山し、生涯を立山信仰の弘宣に捧げられた佐伯有頼公が入定した地と伝わる。

雄山神社中宮祈願殿

境内の石像。熊に乗る子は金太郎か?でもなぜ亀を踏んづけているのか?

帰りに斎館で御朱印をいただく。今日は前立社壇と中宮祈願殿を参拝し、今夏山頂の峰本社を登拝する準備はできた。

雄山神社中宮祈願殿
富山県中新川郡立山町芦峅寺2

越中岩峅寺 雄山神社前立社壇

雄山神社前立社壇

立山町に鎮座する雄山神社前立社壇。御祭神は伊邪那岐神、天手力男神。前立社壇、中宮祈願殿、峰本社の三社で雄山神社となり、里宮、中宮、奥宮の役割を担う。

雄山神社前立社壇

北側の駐車場に停め、西鳥居から入る。

雄山神社前立社壇

境内西側には暴れ川で知られた常願寺川が流れる。

雄山神社前立社壇

少し登ると社号標が立つ。

雄山神社前立社壇

西神門を通る。

雄山神社前立社壇

境内に神仏分離令以前の立山寺で湯立神事に使用された「湯立の釜」が現存する。

雄山神社前立社壇

釜は加賀藩十三代藩主前田斉泰が寄進し、「前田宰相加賀守斉泰」の刻印が読み取れる。

雄山神社前立社壇

拝殿に参る。

雄山神社前立社壇

拝殿内には加賀藩二代藩主前田利長の正室玉泉院の寄進した狛犬が残る。

雄山神社前立社壇

拝殿後ろの本殿は玉垣内に鎮座する。

雄山神社前立社壇

東鳥居

雄山神社前立社壇

東神門の前には石橋が架かる。

雄山神社前立社壇

拝殿と社務所の間に摂末社三社が鎮座する。左から末社八幡宮、摂社刀根社、末社稲荷社。

雄山神社前立社壇

授与所で御朱印をいただく。

雄山神社前立社壇

駐車場に戻ると、ちょうど鉄橋に電車が通った。

雄山神社前立社壇
富山県中新川郡立山町岩峅寺1

紀伊一の宮 伊太祁曽神社

伊太祁曽神社

和歌山市に鎮座する伊太祁曽神社。御祭神は五十猛命。延喜式名草郡の比定社で明神大社、紀伊国一宮。

伊太祁曽神社

一の鳥居は北向き。

伊太祁曽神社

社号標が木製であり、鳥居は地震対策のためか鉄輪で支えている。

伊太祁曽神社

参道左に櫛磐間戸神社、通称は門神社、御祭神は櫛磐間戸命、豊磐間戸命。

伊太祁曽神社

二の鳥居は参道右に東向きに立っている。

伊太祁曽神社

二の鳥居の前には切り通しの道が続いている。その左はときわ山といい古墳があるらしい。

伊太祁曽神社

太鼓橋を渡り、振り返ったところ

伊太祁曽神社

拝殿は石垣の上に建ち、真ん中と右側に階段がつく。

伊太祁曽神社

御神木のナギ

伊太祁曽神社

本殿の拝所に参る。

伊太祁曽神社

本殿は左右の脇宮とともに玉垣に囲まれている。

伊太祁曽神社

左脇宮、御祭神は大屋津比賣命。

伊太祁曽神社

右脇宮、御祭神は都麻津比賣命。

伊太祁曽神社

本殿左に摂社氣生神社、御祭神は五十猛命の荒御魂。

伊太祁曽神社

さらに左に末社蛭子神社。明治の神社整理により、近隣の二十二社を合祀している。

伊太祁曽神社

蛭子神社の前にお猿石。猿の顔のように見え、石を撫でると首より上の病気に霊験があるという。

伊太祁曽神社

拝殿にはチェーンソーアートの干支のほか、元御神木の大杉の一部があり、災厄除けの木の股くぐりができる。

伊太祁曽神社

神宮遙拝所

伊太祁曽神社

授与所の前に元御神木の大杉の根元が残る。樹齢千年を越える老木であったが昭和37年に落雷で燃え枯れてしまったという。

伊太祁曽神社

授与所の裏手から御井社への参道が続く。切り通しのような道を行く

伊太祁曽神社

末社御井社、御祭神は彌都波能売神、御井神。「いのちの水」と呼ばれる湧水

伊太祁曽神社

御井社の入口よりさらに左手、祇園神社への参道鳥居がある。

伊太祁曽神社

途中、五十猛命が父神とともに降り立ったと伝えられる奥出雲の鳥上峯(船通山)の石を遷座し、磐座として祀る。

伊太祁曽神社

末社祇園神社、御祭神は須佐男神。五十猛命の父神になる。

伊太祁曽神社
和歌山県和歌山市伊太祈曽558

紀伊一の宮 日前神宮・國懸神宮

日前神宮・國懸神宮

和歌山市に鎮座する日前神宮・國懸神宮。御祭神は日像鏡を御神体とする日前大神と、日矛鏡を御神体とする國懸大神の二柱。延喜式名草郡日前神社・國懸神社の比定社でともに明神大社、紀伊国一宮。

日前神宮・國懸神宮

表参道に社号標

日前神宮・國懸神宮

石橋をわたり、鳥居をくぐると参道が延びる。

日前神宮・國懸神宮

参道の突き当たりはT字路になっていて、右に國懸神宮、左に日前神宮が鎮座する。

日前神宮・國懸神宮

摂社天道根神社、御祭神は天道根命。紀氏の祖神にあたる。

日前神宮・國懸神宮

末社邦安神社、御祭神は松平頼雄命。

日前神宮・國懸神宮

末社深草神社、御祭神は野槌神。

日前神宮・國懸神宮

牛が野草を食むことからくさ(人体の腫物)を食むという「病気平癒」の信仰と結びついて神使として牛が祀られる。

日前神宮・國懸神宮

不明の境内社

日前神宮・國懸神宮

不明の境内社

日前神宮・國懸神宮

不明の境内社はいずれも傷みが激しい。

日前神宮・國懸神宮

不明の境内社以外にも基壇のみ残っていたり、境内地のみ残るものもある。

日前神宮・國懸神宮

日前神宮に参る。

日前神宮・國懸神宮

思兼命、石凝姥命を相殿に祀る。

日前神宮・國懸神宮

日前神宮の本殿

日前神宮・國懸神宮

摂社中言神社、御祭神は名草姫命、名草彦命。名草彦命は天道根命を初代紀伊国国造として五代目にあたる。

日前神宮・國懸神宮

末社市戎神社、御祭神は蛭子神。

日前神宮・國懸神宮

末社松尾神社、御祭神は大山咋神、中津島姫命。

日前神宮・國懸神宮

國懸神宮に参る。

日前神宮・國懸神宮

玉祖命、明立天御影命、鈿女命を相殿に祀る。

日前神宮・國懸神宮

國懸神宮の本殿

日前神宮・國懸神宮

帰りに鳥居を入ったところの授与所で御朱印をいただく。

日前神宮・國懸神宮
和歌山県和歌山市秋月365

加賀河北 白鳥神社

白鳥神社

津幡町に鎮座する白鳥神社。御祭神は日本武尊。日本三代実録に記載の加賀国白鳥神の比定社(式外社)。

白鳥神社

社殿は西向き

白鳥神社

2つの鳥居をくぐり拝殿に参る。白鳥大明神は雨乞の霊験で知られ、雨乞報謝の絵馬が奉納されている。

白鳥神社

幣殿でつながる本殿

白鳥神社

本殿の右には御垣内に御神木が立つ。

白鳥神社

本殿の右に神池がある。炎天下でも枯れることのなく「雨乞い池」と呼ばれる。

白鳥神社

拝殿の右前に末社天満社が鎮座する。

白鳥神社
河北郡津幡町加賀爪ヌ1

能登中島 藤津比古神社

藤津比古神社

七尾市、旧中島町に鎮座する藤津比古神社。御祭神は藤津比古神を主祭神とし、熊野速玉神を配祀する。延喜式羽咋郡の比定社。

藤津比古神社

道路沿いに鳥居が立つ。社殿は南向き。

藤津比古神社

境内には高木も多い。

藤津比古神社

本殿は国指定重要文化財だが、覆屋に入るので見られない。

藤津比古神社

冬はシートが掛けられ拝殿もよく見えないが、シートに神紋が付いている。拝殿に参る。

藤津比古神社

拝殿右の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

石川県七尾市中島町藤瀬3-128

能登穴水 穴水大宮

穴水大宮

穴水町に鎮座する穴水大宮。御祭神は田心姫命、湍津姫命、市杵嶋姫命、正一位稲荷大明神を主祭神とする。延喜式鳳至郡邊津比咩神社の論社のひとつ。

穴水大宮

社殿は東向き。社号標は「穴水大宮」と「邊津比咩神社」の2つが立つ。

穴水大宮

鳥居右に西行法師の歌碑がある。

穴水大宮

鳥居左には県内に数本しかない大砲が奉納されている。

穴水大宮

拝殿に参る。

穴水大宮

拝殿右の北鳥居を入ったところに境内社が二社。

穴水大宮

拝殿左方の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

穴水大宮
石川県鳳珠郡穴水町字大町ホ−1

紀伊熊野 花窟神社

花窟神社

熊野市に鎮座する花窟神社。御祭神は伊弉冉尊、軻遇突智尊。

花窟神社

花窟神社は史跡花の窟として、日本書紀に記される伊弉冉尊の御葬所と伝わり、花を供えて祀ったことが神号の由来。

花窟神社

参道の左に境内社、龍神神社と稲荷神社へ向かう参道

花窟神社

手水舎と参籠殿。神社に拝殿はない。

花窟神社

御神体の岩盤は45メートルと見上げるほどに高い。

花窟神社

その前に伊弉冉尊の拝所がある。拝所に参る。

花窟神社

挟んで向かい側の王子ノ窟と呼ばれる磐座(軻遇突智尊)の前に拝所。

花窟神社

御神体から綱が上空にかけられている。綱は2月と10月の例大祭で新しく掛け替えられる。今日の日中に新しく掛け替えられたばかりだ。

花窟神社

御綱掛け神事は7本の縄を束ねて上空を渡し、三神を意味する縄を下げる。
7本の縄は伊弉冉尊の子である七神の自然神を表す。
風の神 級長戸辺命
海の神 少童命
木の神 句句廼馳
草の神 草野姫
火の神 軻遇突智尊
土の神 埴安神
水の神 罔象女
三神は宇宙を基本構成する伊弉冉尊の子を表す。
太陽の神 天照大神
月の神 月読尊
暗黒の神 素戔嗚尊

花窟神社

参籠殿がすでに閉まっていたので駐車場になっているお休み処の売店で御朱印をいただく。17時30分の閉店間際だったが、書き置きをいただく間、展示資料を見る。

花窟神社

薄暗くなってきたが、外から綱の全体を見てみる。御神体からの縄の長さは170メートルにも及ぶという。

花窟神社

最後は左回りに七回半回り、残りを右回りで巻き付ける。国生み神話がもとになっているという。

花窟神社

神前には熊野の七里御浜が広がる。

花窟神社
三重県熊野市有馬町上地130

紀伊牟婁 熊野那智大社

熊野那智大社

那智勝浦町に鎮座する熊野那智大社。御祭神は熊野夫須美大神を主祭神とし、熊野十三神を祀る。

熊野那智大社

土産物屋の建ち並ぶ表参道を上ってくると一の鳥居

熊野那智大社

振り返ると正面に霊峰光ヶ峰が見える。

熊野那智大社

鳥居をくぐると右に児宮多富気皇子神社

熊野那智大社

階段の先に二の鳥居が見える。

熊野那智大社

二の鳥居の先に社殿が並ぶ。

熊野那智大社

右手に宝物殿

熊野那智大社

明日の節分祭を控え、福豆などが頒布されていた。

熊野那智大社

宝物殿の右、拝殿左に、手前に御縣彦社と奥に八社殿。第六殿八社殿には中四社と下四社が祀られる。
中四社
禅児宮、御祭神は忍穂耳尊
聖宮、御祭神は瓊々杵尊
児宮、御祭神は彦火火出見尊
子守宮、御祭神は鵜葺草葺不合命
下四社
一万宮・十万宮、御祭神は国狭槌尊、豊斟渟尊
米持金剛、御祭神は泥土煮尊
飛行夜叉、御祭神は大戸道尊
勧請十五所、御祭神は面足尊

熊野那智大社

拝殿に参る。

熊野那智大社

拝殿の後ろに上五社が鎮座する。
第一殿滝宮、御祭神は大己貴命
第二殿證証殿、御祭神は家津御子大神、国常立尊
第三殿中御前、御祭神は御子速玉大神
第四殿西御前、御祭神は熊野夫須美大神
第五殿若宮、御祭神は天照大神

熊野那智大社

拝殿右の授与所の前には御神木の樟

熊野那智大社

樟霊社胎内くぐりとして根幹の空洞を通り抜けて祈願する。

熊野那智大社

右手には展望所が設けられ

熊野那智大社

眼下を一望できる。

熊野那智大社

隣接する青岸渡寺との間の東門には「那智山熊野権現」の扁額が掛かる。

熊野那智大社
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1

紀伊牟婁 飛瀧神社

飛瀧神社

那智勝浦町に鎮座する飛瀧神社。御祭神は大己貴神。

飛瀧神社

参道の入口に鳥居が立つ。

飛瀧神社

扁額には「熊野那智大社別宮 飛瀧神社」と書かれている。

飛瀧神社

参道は徐々に下っていく。

飛瀧神社

階段を下りると光ヶ峰遙拝石。神武天皇が熊野に上陸したとき、神光に導かれて大瀧を発見したという伝説にちなみ光ヶ峰と名付けられ、那智三峰の一山で山頂には社殿もあるという。

飛瀧神社

那智の滝が御神体なので社殿はなく、滝前の拝所で参る。

飛瀧神社

現在滝下では災害復旧工事中であったが、滝を間近に拝むと霊験を感じる。

飛瀧神社

滝の上には注連縄が張られている。

飛瀧神社
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1

紀伊新宮 阿須賀神社

阿須賀神社

新宮市に鎮座する阿須賀神社。御祭神は家津美御子大神、事解男命、熊野夫須美大神、熊野速玉大神を主祭神とし、黄泉道守命、建角身命を配祀する。

阿須賀神社

社殿は南向き。参道に大幟がたなびく。

阿須賀神社

参道に「神武天皇聖蹟熊野神邑顕彰碑」が立つ。

阿須賀神社

そして「祖先禅師徐福の祠に香を献ずる詩」碑、当地は徐福伝説の地である。

阿須賀神社

鳥居の先に社殿、背後に蓬莱山(飛鳥山)が見える。蓬莱山は古代祭祀の磐座があった地で禁足地となっていた聖地である。

阿須賀神社

境内では弥生時代の住居遺跡も発掘され、古代より人が住んでいた場所であることを伝える。

阿須賀神社

拝殿に参る。

阿須賀神社

拝殿の左に御神木か?

阿須賀神社

子安の宮

阿須賀神社

拝殿の右に阿須賀稲荷神社

阿須賀神社

氏子地区は徐福の子孫が住んだ地とされ、徐福宮に徐福が祀られている。

阿須賀神社
和歌山県新宮市阿須賀1-2-25

紀伊新宮 熊野速玉大社

熊野速玉大社

新宮市に鎮座する熊野速玉大社。御祭神は熊野速玉大神を主祭神とし、多くの大神を祀る。延喜式牟婁郡熊野早玉神社の比定社で明神大社。

熊野速玉大社

新宮とも呼ばれ、神社では降臨地の摂社神倉神社から遷座したからとしている。

熊野速玉大社

「熊野権現」の扁額の掛かる一の鳥居

熊野速玉大社

鳥居をくぐると右に鑰宮手力男神社と八咫烏神社。鑰宮手力男神社は延喜式牟婁郡の論社のひとつとされる。

熊野速玉大社

右手に熊野神宝館

熊野速玉大社

参道を挟んで右に御神木ナギの巨樹

熊野速玉大社

正面に神門が見えてくる。

熊野速玉大社

神門をくぐると右前に拝殿

熊野速玉大社

拝殿には「日本第一大霊験所 根本熊野権現拝殿」の扁額がかかり、結宮、速玉宮の拝所となっている。
第一殿結霊宮、御祭神は熊野結大神(いざなみの命)
第二殿速霊宮、御祭神は熊野速玉大神(いざなぎの命)

熊野速玉大社

その右に奥御殿三神殿、上三殿、八社殿が並ぶ。
奥御殿三神殿、御祭神は天之御中主神、高皇産靈神、神皇産靈神
上三殿には
第三殿証誠殿、御祭神は家津美御子命、国常立命
第四殿若宮、御祭神は天照大神
第五殿神倉宮、御祭神は高倉下命
八社殿には
第六殿禅地宮、御祭神は天忍穂耳命
第七殿聖宮、御祭神は瓊瓊杵命
第八殿児宮、御祭神は彦火々出見命
第九殿子守宮、御祭神は鸕鷀草葺不合命
第十殿一万宮十万宮、御祭神は国狭槌命、豊斟渟命
第十一殿勧請宮、御祭神は泥土煮命
第十二殿飛行宮、御祭神は大斗之道命
第十三殿米持宮、御祭神は面足命
が祀られている。

熊野速玉大社

神門のすぐ左に授与所があり、御朱印をいただく。ここで摂社神倉神社の御朱印をいただける。
熊野三山にはそれぞれに熊野牛王法印が頒布されている。八咫烏を絵文字化した護符で、中世までは起請文や血判書など強く誓約するために使用されていた。

熊野速玉大社

境内の右方に新宮神社、御祭神は新宮市内の末社を合祀している。
下本町鎮座太上宮、御祭神は大己貴命
日和山鎮座谷ノ子守神社、御祭神は菊理媛命
船町鎮座石神社、御祭神は素戔嗚尊
権現山麓鎮座今神倉神社、御祭神は天村雲命
山際地鎮座渡御前社、御祭神は神倭磐余彦命
権現山鎮座満山神社、御祭神は八百万神
矢倉町鎮座高倉神社、御祭神は熊野樟日神
雑賀町鎮座火之神社、御祭神は軻具土神
神倉山麓鎮座猿田彦神社、御祭神は猿田彦神
丹鶴山鎮座鳥坂小守社、御祭神は埴山姫命
丹鶴山西麓鎮座八幡宮、御祭神は誉田別命
相筋鎮座小飛神社、御祭神は稲倉魂命
相筋鎮座妙見社、御祭神は少彦名命
と神社案内には書かれているが、猿田彦神社は合祀の後再建されている。

熊野速玉大社

熊野恵比須神社、御祭神は蛭児大神

熊野速玉大社

手水舎の背後に熊野稲荷社

熊野速玉大社
和歌山県新宮市新宮1番地

紀伊新宮 神倉神社

神倉神社

新宮市に鎮座する神倉神社。御祭神は高倉下命、天照大神。

神倉神社

神倉山(権現山)の頂に朱色の社殿が見える。

神倉神社

神倉神社は熊野速玉大社の摂社で、日本書紀にある神武天皇が登った天岩楯と伝えられ、熊野三所大神が天降った聖地とされる。

神倉神社

境内に入ると猿田彦神社、神倉三宝荒神社の合祭殿

神倉神社

麓の登り口に鳥居が立つ。

神倉神社

急な階段は500段以上続き、無理のないように鳥居の前に拝所が設けられている。

神倉神社

男坂と女坂の別れ口に火神社と中ノ地蔵堂

神倉神社

上り詰めると朱色の玉垣に囲まれ鳥居が立っている。

神倉神社

玉垣の右上に境内社が一社。

神倉神社

玉垣の中には大きな岩盤がむき出しになっている。

神倉神社

その中を進むと磐座の横に拝殿が立っている。磐座のゴトビキ岩の迫力が息をのむばかりだ。

神倉神社

眼下には新宮市の町並みが広がる。

神倉神社

下から見ると大きな磐座は2つ並んでいるように見える。

神倉神社

2つの岩の間には拝所が設けられ、古くは岩陰で祭祀を行ったのであろう。

神倉神社

麓の社務所は無人だったので、熊野速玉大社のほうで御朱印をいただく。

神倉神社
和歌山県新宮市神倉1丁目13-8

紀伊田辺 熊野本宮大社

熊野本宮大社

田辺市に鎮座する熊野本宮大社。延喜式牟婁郡熊野坐神社の比定社で明神大社。御祭神は家津御子大神を主祭神とし、上中下各四社に多くの神を祀る。

熊野本宮大社

かつては熊野川の中州にあった大斎原に鎮座していた。

熊野本宮大社

明治22年6月の大水害で上四社を除き流出し、上四社が現在地に遷座する。平成23年9月にも熊野川は大氾濫した。新宮から大斎原までの途中でもまだまだその傷跡が残っていた。

熊野本宮大社

大斎原に入る。

熊野本宮大社

熊野は能「巻絹」の舞台という

熊野本宮大社

元鎮座の地には現在石祠が二社並んで建つのみ。左に流出した中下各四社を、右に境内摂末社を祀るという。
中四社には
第五殿禅児宮、御祭神は忍穂耳命
第六殿聖宮、御祭神は瓊々杵尊命
第七殿児宮、御祭神は彦穂々出見尊
第八殿子守宮、御祭神は鵜葺屋葺不合命
下四社には
第九殿一万宮十万宮、御祭神は軻遇突智命
第十殿米持金剛、御祭神は埴山姫命
第十一殿飛行夜叉、御祭神は弥都波能売命
第十二殿勧請十五所、御祭神は稚産霊命
摂末社には
摂社底海神社、御祭神は住吉三神。延喜式牟婁郡海神社の論社
摂社御戸開神社、御祭神は手力男神。延喜式牟婁郡天手力男神社の論社
摂社滝姫神社、御祭神は瀬織姫命
摂社市杵島神社、御祭神は市杵島姫命
摂社八咫烏社、御祭神は武角見命
摂社高倉下神社(地主社)、御祭神は高倉下命、穂屋姫命
摂社大國主神社、御祭神は大國主命
摂社須勢理姫神社、御祭神は須勢理姫命
末社音無天神社、御祭神は少彦名命
末社素戔嗚社、御祭神は素戔嗚尊
末社天神社、御祭神は菅丞相
末社水戸社、御祭神は罔象女
が祀られるという

熊野本宮大社

大斎原に立つ大鳥居を正面に拝み、大斎原を出て本宮神社へ向かう。

熊野本宮大社

境内入口の一の鳥居

熊野本宮大社

参道沿いには奉納された大幟がずらりと並ぶ。

熊野本宮大社

入口に境内社功霊社、地元出身者の英霊を祀る。

熊野本宮大社

階段途中に祓戸社

熊野本宮大社

階段を上ると、右手に授与所、正面に神門がある。神門は工事中であった。

熊野本宮大社

神門左の拝殿

熊野本宮大社

神門の注連縄、両端の上にも初めて見る縄細工が飾られている。

熊野本宮大社

上四社
第一殿西御前、御祭神は熊野牟須美大神(伊邪那美大神)
第二殿中御前、御祭神は速玉之男神(伊邪那岐大神)、第一殿と第二殿は結宮の左右に祀られる
第三殿證証殿(本宮)、御祭神は家津美御子大神(素戔嗚尊)
第四殿東御前(若宮)、御祭神は天照大神

熊野本宮大社

上四社の右に境内社満山社、御祭神は祓いの神、結ひの神。八百万の神を祀るといい、大斎原にあった八百万神社であろうか。

熊野本宮大社

社前の和歌山県世界遺産センターに入る。

熊野本宮大社

かつての大斎原の模型が飾られている。右から下四社、中四社、若宮、本宮、?、結宮が並ぶ。これで見ると上流の方が流出してしまったようだ。本宮と結宮の間に一社多いのは「熊野三山絵図」に残る姿である。

熊野本宮大社
和歌山県田辺市本宮町本宮1110

伊賀柘植 都美恵神社

都美恵神社

伊賀市に鎮座する都美恵神社。御祭神は栲幡千々比賣命を主祭神とし、経津主命と布都御魂命を配祀する。延喜式阿拝郡穴石神社の論社のひとつ。

都美恵神社

大和街道沿いに社号標が立つ。

都美恵神社

途中参道と車道が分岐する。

都美恵神社

参道の途中には石橋がある。

都美恵神社

一の鳥居前に駐車する。

都美恵神社

右手に東に向かって神宮遙拝所がある。

都美恵神社

階段前に二の鳥居が立つ。

都美恵神社

左に神輿庫

都美恵神社

右に石の玉垣があり

都美恵神社

中に山の神と石像が祀られている。

都美恵神社

階段を上って拝殿に参る。

都美恵神社

拝殿背後には本殿と左右に境内社がある。

都美恵神社

境内は無人だったので、社前の宮司宅を訪ね御朱印をお願いする。
近くに「敢都美恵宮遺跡」の石碑。都美恵神社は元伊勢の敢都美恵宮の候補地のひとつで、穴石神社が当地に遷座したときに敢都美恵宮を合祀したという。背後に穴石神社の元鎮座地の霊山が見える。

都美恵神社

拝殿左手の都美恵会館まで戻り、御朱印をいただく。

都美恵神社

都美恵会館の後ろに末社耶須久迩社

都美恵神社

耶須久迩社と都美恵会館の間に山の方へ階段が延びている。

都美恵神社

上っていくと穴があるが何もない・・・

都美恵神社

さらに延びる階段を上ると、事比羅社、秋葉社、愛宕社の三社殿が建っていた。

都美恵神社
三重県伊賀市柘植町2280

加賀金沢 須岐神社

須岐神社

金沢市に鎮座する須岐神社。御祭神は鹿島坐健御賀豆智命、香取坐伊波比主命、枚岡坐天児屋根命、比売大神。延喜式加賀郡の比定社。

須岐神社

社殿は北向き。往古須岐神社境内に赤浜八幡神社が創建され、両社が併存していたのを明治期に合併したときに須岐神社で統一したという。が、御祭神は春日大神であり、八幡大神がいないのはなぜか。

須岐神社

社前の道路は車がすれ違えないほど狭いが、参道はあったのだろうか。2016年に御鎮座千三百年を迎える看板が立つ。

須岐神社

拝殿に参る。

須岐神社

左の狛犬は逆立ち狛犬になっている。

須岐神社

戦後には奉納能も催行されていたようだ。

須岐神社

拝殿右の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

須岐神社

社殿背後はすぐ土手となり、浅野川が流れている。

須岐神社
石川県金沢市東蚊爪町ホ100甲

美濃垂井 伊富岐神社

伊富岐神社

垂井町に鎮座する伊富岐神社。御祭神は伊福氏の祖神である多多美彦命。延喜式不破郡の比定社で美濃国二宮。

伊富岐神社

北へ参道が延びる。社号標が立っているが、石造の一の鳥居はもっと南にあったようだ。この辺りに木製の二の鳥居があったようだが、橋しか残っていない。

伊富岐神社

左に神様の神橋、右に参拝者用の橋が架かる。

伊富岐神社

拝殿の両側に御神木が一際高く立つ。

伊富岐神社

拝殿に参る。

伊富岐神社

本殿は朱色の銅板葺で、塀で見えなかったが両側に境内社があるらしい。

伊富岐神社

拝殿右手の社務所は無人。

伊富岐神社

境内の隅に屋根のような傷んだ部材が置かれている。二の鳥居のようで倒壊したようだ。

伊富岐神社

境内入口の右に小さな境内社が一社ある。

伊富岐神社
岐阜県不破郡垂井町伊吹1484番地の1  

美濃垂井 南宮大社

南宮大社

垂井町に鎮座する南宮大社。御祭神は金山彦命を主祭神とし、見野命と彦火火出見命を配祀する。延喜式不破郡仲山金山彦神社の比定社で明神大社、美濃国一宮。
金山彦神は鉱物の神であり、鉱山業・金属業の総氏神、全国の金山彦神社の総本社。

南宮大社

楼門の前が駐車場になっている。南宮山の北麓に東南方向に鎮座する。

南宮大社

楼門の両側から玉垣がめぐる。楼門の前に石製の神橋が架かる。

南宮大社

楼門は極彩色に彩られ、蛙股には中国の故事か、神社の由緒と思われる彫物がされている。

南宮大社

楼門の前には右大臣、左大臣の木造が

南宮大社

後ろには狛犬が配置されている。

南宮大社

楼門を入ると中央に高舞殿、左右に回廊のついた拝殿。拝殿に参る。

南宮大社

高舞殿の蛙股には十二支の彫刻がされている。

南宮大社

神輿舎の壁には奉納額がたくさん掛けられているが、鉱物の神らしく鍬や鋤、鉈などの金物ばかりだ。

南宮大社

南門から出て玉垣の西には末社が鎮座する。金敷金床社

南宮大社

その後ろに石舟社

南宮大社

伊勢両宮の鎮座地には「往古本殿奉斎地」碑が立つ。

南宮大社

東照宮

南宮大社

荒魂社

南宮大社

朱色の連続した鳥居を進めば

南宮大社

南宮稲荷神社

南宮大社

不明の境内社

南宮大社

引常明神磐座と潮千海社

南宮大社

廻廊に入ると本殿の左に境内社が二社。右が高山社、左が南大神社。

南宮大社

本殿の右に境内社が二社。右が隼人社、左が樹下社。両社の前に矢竹が見える。

南宮大社

北門を出れば落合社

南宮大社

社号標の右に美濃国総社と伝わる数立神社

南宮大社

神社から北へ、名神高速の高架の手前に大鳥居が立つ。右手に南宮山が見える。

南宮大社

さらに北へ、旧中山道から南宮参道の入口に石鳥居が立つ。

南宮大社
岐阜県不破郡垂井町宮代1734−1